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No.8 エタノール(アルコール)

2009 - 02/21 [Sat] - 11:51

室内の空気を汚染する化学物質は数えきれないほどあります。
毒性もピンからキリまでですが、
単純に”濃度”だけから見た場合……

日本の室内を最も高濃度に汚染しているのはエタノール――です

ピネンとリモネンの濃度も高めですが、
エタノールの方がどこの家でも”満遍なく”高濃度という印象があります。

エタノールは、いわずと知れたアルコール飲料の成分。
エチルアルコールといっても同じで、
酸化するとアセトアルデヒドになります。
室内空気汚染ではエタノール自体が問題にされることは少なく、
普通はその酸化物であるアセトアルデヒドが問題にされます。
しかし私は……

エタノールそのものにも注意が必要じゃないかと危惧している

というのも、冒頭に紹介したように
日本では室内のエタノール濃度が極めて高いからです。
一切アルコールを口にしない【禁酒】を実践している方でも、
何のことはない、空気から飲んでるっていうことです。

国立医薬品食品衛生研究所の安藤正典先生らの調査によれば、
最高濃度は約2万μg/㎥、最低濃度は0.6μg/㎥。
平均値では1143μg/㎥と報告されており、
実際に1000μg/㎥を超えるようなお宅が珍しくありません。

一方では家によって濃度差があるのも特徴で、
エタノールが建材に由来する化学物質ではなく、
生活者の使う日用品に由来することが想像できます。
濃度に最も影響するのは芳香・消臭剤でしょう。
中でも、最近流行の”フレッシュエアースプレー”が危ない……(>_<)

 リセッシュ

花王さんからは『リセッシュ』という商品が出されています。
その成分は――

両性界面活性剤、緑茶エキス、除菌剤、香料、エタノール

ほらね、入ってるでしょ?
【除菌効果】で”空気のお掃除”を謳うものには、
ほぼ例外なく入っている成分と思って間違いありません。

 ファブリーズ

問題はP&Gさんから発売されている『ファブリーズ』。
何が問題かというと、成分の説明が”不親切”なんです。
調べてみると――

トウモロコシ由来消臭成分、除菌成分(Quat、有機酸)、香料

何のことか全くわからない。
”トウモロコシ由来消臭成分”というのはデキストリンのようですね。
食品添加物としても使用されている安全な化学物質です。

”Quat”というのは第4級アンモニウム系の除菌・消毒剤のことですが、
”有機酸”っていうのがなんなのかわからない……
【酸】っていうことは【アルコール】じゃないわけですが、
USAファブリーズの成分にはエタノールが明記されています。
それなら、日本で売っている『ファブリーズ』にも入っているんじゃない?

さて、こういうスプレーでシュッシュすると、
お部屋のエタノール濃度が一気に高くなるわけです。
仮にその濃度を1000μg/㎥としましょう。
すると1日の呼吸量は約20㎥ですから、

1000μg/㎥×20㎥=20000μg=20mg=0.02g となる。

ビール大瓶1本に含まれるエタノール量は20gにもなりますから、
「0.02g」はわずかに1000分の1、微々たるものです。

しかし子供は気道や肺が未発達のため、
体重1kg当たりの呼吸量は大人の2倍になります。
そこで室内濃度1000μg/㎥の場合の
大人体重1kg当たりの摂取量は、

1000μg/㎥×20㎥÷60kg=333μg/kg・日

次に子供体重1kg当たりの摂取量は、

1000μg/㎥×12㎥÷20kg=1000μg/kg・日

どうですか? 大人の3倍の影響があると考えて良いのです。

アルコール飲料で問題となるのは主に肝機能障害です。
しかしエタノールの室内濃度が高いことで心配されるのは、
やっぱり脳の成長に及ぼす影響です。

図をクリックすると拡大します
薬物
中脳腹側被蓋野のドーパミン神経の活動は、
GABA(γ-アミノ酪酸)神経によって抑制されています。
エタノールはGABA神経のGABAR(GABA受容体)に結合して、
GABA神経の働きを抑制します。
その結果、抑制の抑制、つまり【脱抑制】が生じ、
ドーパミン神経の活動を活性化します。
ちなみにΔ9-テトラヒドロカンナビノールというのは大麻の薬理成分です。
エタノール同様GABA神経の活動を抑制することで、
側坐核でのドーパミン分泌を促すと考えられています。
覚醒剤や麻薬など依存性のある薬物は、
全て腹側被蓋野のドーパミン神経に関与しています。

子供の【解毒能力】が発展途上だという点も考慮しなければならないでしょう。

まして胎児性アルコール障害(FAS)が問題となる時期の、
胎児の体重はわずか5gしかありません。
1000μg/㎥の濃度でも大人なら適応できるのでしょうが、
胎児や子供には深刻な影響を与えかねないのです。
昨日もお話ししたように、

アルコール飲料を飲むほど脳は縮小する

そして、

胎児や子供の脳は盛んに成長している

この2つのつながりを、決して軽く考えない方が良いでしょう。
エタノールが神経細胞の成長を阻害するメカニズムも、
分子レベルで明らかにされつつあります。
膜リン脂質を分解する酵素の一つにPLD(ホスホリパーゼD)があります。
エタノールはこの酵素の働きを邪魔します。


エタノールは飲んでも安全な化学物質

だから室内濃度が少しくらい高くても心配ない……?
いえいえ、
私はエタノールをそこまで信用してやる気にはなれません。



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根拠は?

このような話題で具体的な商品名などを出すからには,
裁判沙汰になることを覚悟しているのでしょうね.

根拠がない,もしくは根拠とするものの根拠が無い場合,
風説の流布にほかなりません.
そのような前提の下自由なことを描く分には構いませんが,
ネットの影響力はすごいものです.
むやみに企業の利益を損なうことはその企業の納税も損なうことにつながり,
ひいては日本全体の不利益につながるということを自覚してください.

根拠ですか?

ご返事が遅れました。申し訳ございません。
手厳しいご批判を頂戴しました。

ちなみに。
「ファブリーズ 危険」でネット検索すると、
結構な数がヒットします。
原因は『ファブリーズはいらない』という本のようで、
著者は渡辺雄二氏です。
買ってはいけない・・・と叫びながら、
具体的商品を一刀両断にし続けている有名な方ですね。

渡辺氏の基本スタンスは、合成化学物質は危険!!!
相変わらずです。
ファブリーズでも第4級アンモニウム(Quat)を問題視しており、
恐らく塩化ベンザルコニウムだろうと想像しております。
いわゆる逆性石鹸というやつです。

ただし、私はどちらかといえば渡辺氏らの主張には批判的。
ファブリーズで問題視するのもエタノールです。
念のためFebrezeのMSDSを確認したら、
エタノールを含有しているのは間違いなさそうです。

さて。
室内空気質を良好に保つには、
有害な化学物質濃度を個別に規制するほかに、
全体のVOC濃度を総量規制する必要があるという考えがあります。
これをTVOCといい、
暫定的な指針値として400μg/㎥という値が定められております。

では、どのような化学物質が室内空気を汚染しているのか?
国立衛生研究所の安藤正典氏らが行った調査では、
エタノールの最大値は約2万μg/㎥、
平均値で約1000μg/㎥、中央値で約300μg/㎥という結果でした。
日本の室内濃度が最も高い化学物質の一つが、
エタノールだということは研究者の間では周知の事実です。

エタノールの室内濃度は桁違いです。
他の化学物質の濃度をはるかに圧倒しており、
これだけでTVOCの指針値を突破してしまうケースさえあります。
そうなるとTVOCをクリアするのが至難の業となってしまうため、
一般的には、エタノールはTVOCには含まれません。
いわば表に出ない【陰の汚染物質】といっても良いわけで、
その主な発生源の一つが消臭剤や芳香剤なのです。

そこで。
シックハウス研究の第一人者である相澤好治先生も、
次のように明言しております。
  建材や家具のみでなく、
  防蟻剤や防虫剤などをはじめとして、
  芳香剤、消臭剤、洗浄剤、
  あるいは石油ストーブなどから発する化学物質が
  SHSの原因となっている可能性が推測される。

シックハウスというと被害者意識が強いのですが、
生活者自身が空気を汚す――
そういう側面を忘れてはならないと強調しております。

それでは。
消臭剤がどのような健康被害を生じるのか?
残念ながら詳しいことは明らかにされていませんが、
東賢一先生が海外の研究成果を紹介しています。
妊娠中の女性を調査した結果によれば、
ほとんど毎日使用する方と1週間に1回程度使用する方を比較した場合、
  頭痛を訴える割合は25%増加
  うつ症状を示す割合は19%増加

このような統計結果がでたそうです。

ファブリーズは危険――とは申しませんが、
密閉空間において安易に大量使用するのは、
やっぱり好ましくないのではないでしょうか?

最後に。
渡辺雄二氏の影響力に比べれば、
私のブログの影響力など微々たるものです。
それでもP&G社が私を訴えるというなら、
ぜひファブリーズの安全性を動物実験で実証していただきたい。
もしそうしていただけるなら、
訴えられるのも益なきことではございません。

私は企業の利益よりも、
国民の健康を守ることを優先したいと思います。
そうすれば無駄な医療費を省くこととなり、
日本全体の利益に繋がると考えております。
いかがでしょうか?

そんなに心配しなくても日本人はそんなに頭悪い人間ばかりじゃないよ。

>仮にその濃度を1000μg/㎥としましょう。
 すると1日の呼吸量は約20㎥ですから、

この仮の話って、常軌を逸してるでしょ
一日中スプレー使うバカいね~し
必要分だけ使えば危険でもなんでもないじゃん。
エタノールが体に悪いのは分かったけど、正当化するために必要以上にあおりすぎ

そうでもありません

宮上様
ご意見をお寄せいただきありがとうございました。

まず最初にお詫びします。
FC2では、
1ヶ月以上新規の投稿がない場合、
コメントは承認待ちになって表示されないのだそうです。
そんなことも知らず、
私はコメントをいただいたことに気付かないでいました。
返事が遅れてすみません。

さて。
消臭スプレーをしてエタノール濃度が1000μg/㎥になったとしても、
一日中スプレーしているアホがいるわけね~じゃん――
というご指摘ですね。

1000μg/㎥という数字は、私的には結構低く見積もった値です。
銘柄こそ違え、
国民生活センターが消臭スプレーを6畳間で使用した実験では、
噴霧の10分後には、
エタノールを含めたTVOC濃度は最大40000μg/㎥に達しています。
その全てがエタノールではありませんが、
除菌効果をうたった芳香・消臭スプレーのエタノール含有量の多さを考えれば、
相当な濃度に達していると想像つきます。

しかしご指摘の通り、
機械で換気すればその濃度は50%以下に減少します。
でも、
スプレーした後にわざわざ換気しますか?
日本の家は想像以上に空気の入れ替えが少ないのです。
その結果、ミストは空気中を浮遊するだけでなく、
ファブリック製品などに染みついて、
室内に揮発し続けることとなります。
その証拠に、いつまでたっても匂いが抜けないでしょ?
それで1日で平均すれば1000μg/㎥くらいかな――
というのが私の控えめな推測です。

とはいっても何の根拠もないのですが、
エタノール濃度が1000μg/㎥を超えるケースがざらにあるというのが唯一の拠りどころです。
このようにエタノール濃度が高い一因として、
芳香消臭スプレーの使用を指摘する報告もあります。

というわけで。
スプレー直後の濃度はもう1桁多い。
空気の入れ替えが少ないことから、
長時間にわたって室内空気に居座り続ける。
それが1000μg/㎥くらいかな?
ということでモデル計算してみたわけです。

でも、この頃の記事は結構力んでいたかもしれませんね。
煽りすぎ――というご批判は反省します。
現在は、もっと自然体で書けるようになった気がします。



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