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ビニルクロスは使うな、危険?

2009 - 03/12 [Thu] - 17:47

だいぶ前になりますが、
『使うな、危険!』っていう本を取り上げて、
その内容をちょっと批判させていただいたことがあります。

使うな、危険!

著者は「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏です。
「食品と暮らしの安全基金」はかつて「日本子孫基金」と称し、
食品の農薬汚染を真っ先に取り上げた民間団体の一つ。
有名な本に『食べるな、危険!』っていうのがあります。 聞いたことありませんか? 
この本のインパクトは非常に大きかった……

それに続く第2弾が『使うな、危険!』だったわけですが、
これも熱狂的な”信者”に大きな影響を与えたようです。
そのせいか、
この本を批判するのは恐れ多いこと
神をも恐れぬ暴挙だったようです トホホ(>_<) 

しかし内容にはお粗末な点が多々ありまして、
性懲りもなく、またまた”反論”させていただこうと思います。
今回取り上げるのは壁紙です。
150~151頁で取り上げられているんですが、
そのサブタイトルが凄い!
――神経を冒す有害物質がどんどん揮発する―― おいおい
こんな煽動的な言葉を目にしたら、

壁紙って怖い(*_*)

って誤解しちゃう方が続出するでしょうね~

本ではシックハウス(マンション)の被害にあったNさん夫婦が紹介され、
ご夫婦の身体にもっとも深刻なインパクトを与えたのが
壁のビニルクロス、つまり壁紙だったと断じられています。

ここでちょっと補足しておきましょう。
ポリ塩化ビニルは大きく2種類に細分されます。

 硬質ポリ塩化ビニル

ポリ塩化ビニルは硬い樹脂で、かつては水道管などにも使用されました。
「FPの家」などで使用されるプラスチックサッシにも、
この硬質ポリ塩化ビニル樹脂が使用されています。

 軟質ポリ塩化ビニル

一方、可塑剤という添加剤を加え、
柔軟性を出したものが軟質ポリ塩化ビニル樹脂です。
壁紙(ビニルクロス)や床用ビニルシートもその一つで、
多いものでは50%以上の可塑剤が配合されます。
そのほかにも、燃えにくくするために難燃剤が配合されます。

実は壁紙を批判する場合、
モノマーである塩化ビニルの揮発はそれほど騒がれません。
それよりも、添加剤である可塑剤や難燃剤の揮発が問題視されるようです。

『使うな、危険!』の紹介するNさんのケースでも、
壁紙からTBP、TCEP、DOPなどの【有毒物質】が揮発していました。
この内TBPとTCEPは有機リン系の難燃剤で、
TBPはリン酸トリブチル、TCEPはリン酸トリス(2-クロロエチル)のことです。
「P」は【phosphate】の頭文字で、リン酸のエステル化合物を意味します。

中でもTCEPには発がん性があるとされ、
Nさんのお宅の居間からは96ng/㎥、押入れからは11ng/㎥検出されたそうです。
そんなシックハウスに住んでいたせいで、
Nさんご夫婦は様々な化学物質に敏感に反応するようになった!
こうした症状を化学物質過敏症という――


リン酸トリス(2-クロロエチル)
【TCEP】なんて書かれただけでわかる方はほとんどいません。
”知らない”ことからくる不安を払拭するためには、
可能な限り詳細かつ正確に化学物質を知ることが重要です。
リン酸トリス(2-クロロエチル)は、
3つの水酸基(-OH)に2-クロロエタノールが結合したリン酸トリエステルです。
実験動物ではコリンエステラーゼ抑制作用を示して神経症状を誘発します。
発がん性も認められますが、
実験動物の結果をヒトに当てはめるにはデータが不十分です。
このため国際がん研究機関(IARC)の評価はグループ3。
「ヒトに対する発がん性は分類できない」と評価されており、
【TCEP】による発がんの懸念を煽るのは正しくありません。

さてさて、素直で純真な方ほど
『使うな、危険!』のような話を読んだら怖くなってしまうでしょう。

壁紙はゼッタイ使いたくない!

そう思うに違いありません。
でもね、ホントに壁紙ってそんなに危険なんでしょうか?
何を隠そう、私の家内も化学物質過敏症です。
仕事で毎日のようにシンナー(トルエン)を吸ったのが原因です。
化学物質に非常に過敏に反応しますが、

壁紙が耐えられない(T_T) 

そう悲鳴をあげたためしはないんですよね~
患者を抱える身内の1人として常々感じていることなんですが、
化学物質の恐怖を過大に煽り立てる方々は
”化学物質過敏症”を都合よく利用してませんか(?_?)

そもそも、TCEPの濃度が96ng/㎥って”異常な高濃度”なんでしょうか?
そこで『化学物質の初期リスク評価書 No.205』を調べてみましょう。
TCEPの室内濃度に関するデータは限られています。
『初期リスク評価書』の7頁で紹介されているのは、
東京都立衛生研究所が2000年に行った有名な実態調査です。
この調査では都内の住宅やオフィスビルで濃度が測定され、
住宅で372ng/㎥、オフィスビルでは553ng/㎥の”最高濃度”が計測されています。

大人が1日に呼吸する空気量は20㎥ほどです。
そこで553ng/㎥(0.55μg/㎥)という汚染環境で暮らすと仮定した場合、
1日のTCEP吸入摂取量は11μg/人/日となります。
体重1kgあたりに換算すれば0.22μg/kg/日ほどです。
これと経口摂取されるであろう量を合算して、
果たしてリスクはいかほどなのか?

現時点で、りん酸トリス(2-クロロエチル) は、環境中の水生生物及びヒト健康 (経口経路、全経路) に対し悪影響を及ぼすことはないと判断する。

結論――心配する必要はない!

そうすると、「あれ(?_?)」って拍子抜けしちゃいませんか?
だって、Nさん宅の濃度は553ng/㎥の5分の1以下の96ng/㎥に過ぎません。
この程度の濃度で、
本で紹介されているような深刻な健康被害を起こすとは到底考えられない。
少なくともTCEPは無関係だと考えるのが自然でしょう。

あんまり大袈裟に脅かさないでよね(=_=) まったく

こうなると、壁紙を犯人と決め付けること自体を見直した方が良さそう。

いやいや、DOPこそが問題!

なるほど。
まだDOP、フタル酸ジオクチルが残ってました。


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