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木造住宅と塩ビの”相性”

2009 - 03/26 [Thu] - 21:03

昨日の続きです。
大学でおこったシックハウスから、
室内濃度の指針値が定められている化学物質にも注意が必要――
こういう”事実”が知られるようになりました。
2-エチルへキサノール【2EH】の毒性はあまり問題視されておらず、
いわば”ノーマーク”の化学物質だったのです。

ただしどのような建物でも同じ問題が起こるわけではなく、
コンクリート床に塩ビ床材やカーペットを直貼りする場合に限られるようです。
その際に注意しなければいけないのは、

1.コンクリートの含水率
2.接着剤の種類

主にこの2点が、室内に揮発してくる【2EH】の濃度を左右します。
マンションの購入をお考えの際には、ご注意下さい。

それでは、木造住宅の場合はどうなんでしょうか?
フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)を含んだ塩ビ系の壁紙や床材から、
同じように【2EH】が揮発してくるのでしょうか?

ところが可塑剤そのものはあれだけ大騒ぎされたのに、
室内の【2EH】濃度に関するデータは非常に限られています。
トルエンやキシレンなどと同じ揮発性有機化合物(VOC)なんですけどね~(=_=)
日本のいけないところは、
なんでも「白か黒」に決め付けちゃう点じゃないでしょうか?

これは安全な化学物質、これは危険な化学物質――

って、そういう単純な問題じゃないですよね。

でもいろいろ検索した結果、ありました!

「PVC製品施工後のフタル酸エステル類長期室内濃度変化」
   近藤之彦、高橋裕明、田中浩史、山本達雄
   『日本建築学会大会学術講演梗概集<環境系>』(2005年)

実験ではモデルハウスに施工されていたものをわざわざ剥がし、
その後に新しい壁紙とビニル床材を施工した上で
12月から翌年12月までの1年間にわたって濃度変化を調べています。
建物の気密性能は約2cm/㎥、換気回数は0.5回/時――
最も”標準的”な住宅といえます。

 フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)【DEHP】の濃度

可塑剤は半揮発性有機化合物(SVOC)です。
そのため、思ったほど室内空気を汚染しません
この実験では1階と2階の【DEHP】濃度を測定していますが、
1年間を通じて、やはり大きな濃度変化はありませんでした。
濃度も他の調査と同レベル、0.4~1.4μg/㎥の間を推移しています。

可塑剤の揮発(DEHP)
   「PVC製品施工後のフタル酸エステル類長期室内濃度変化」所収の図に加筆

ただ濃度が低いといっても、
空気中の【DEHP】の多くが粒子状物質として存在するという指摘もあります。
ガス状に揮発するという問題ばかりでなく、
粉塵などへの注意も必要のようです。

 2-エチルへキサノール【2EH】の濃度

さて問題の【2EH】はどうでしょうか?

【2EH】は施工後12週目から検出されます。
夏に向かうにつれて濃度が上昇し、最大で9μg/㎥に達します。
しかし冬になって気温が下るとともに、濃度は再び低下ています。
このような季節変動を見せるのは、
揮発性有機化合物(VOC)に共通する特徴です。
可塑剤の揮発(2EH)
   「PVC製品施工後のフタル酸エステル類長期室内濃度変化」所収の図に加筆

それにしても、あまりの”違い”に驚きませんか?
シックハウス騒動を起こしたコンクリート造の建物では、
最高で1000μg/㎥を超えていました。
それが木造住宅では、たった9μg/㎥です……

それしか(?_?)

そうです、わずか100分の1の濃度です。
限られた他の調査でも、やっぱり同じようなレベルになっています。

原因は建物の構造の違いにあると考えられます。
養生が不十分だと、コンクリートの含水率は高くなり、
さらに強アルカリ性の素材だという点が非常に重要です。
それに比べ、
そもそも木造住宅で下地が湿っていたら大問題! それこそ欠陥住宅です(>_<)
その上、最近は歪みやねじれを嫌って乾燥材が使用されます。

木造住宅でフタル酸エステルが加水分解を起こすリスクは低い

そう安心して良いのではないでしょうか?
となれば……

壁紙などの塩ビ製品を大騒ぎするのは、やっぱり変(>_<)

その上これだけ低濃度だと、建材以外からの揮発だって考えられる!

実験に使われたモデルハウスには、もちろん誰も住んでいません。
期間中の人の出入りも極力控えています。
このため、生活の影響はほとんど無視して良いでしょう。
ただ実際の家では人の暮らしが営まれている!
忘れちゃいけないのは、

私達が使う日用品からも化学物質は揮発する――ということです。


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