世界でたった一つしかないあなただけの家  FPだからできる夢の大空間

  「FPの家」槻岡建設のナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 暮らしの中の化学物質 > No.13 森の香り、酢酸ボルニル  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

No.13 森の香り、酢酸ボルニル

2009 - 04/01 [Wed] - 16:30


クリスマスツリー

突然ですが、これはクリスマスツリーです。  季節はずれでゴメン
私の家では”まがい物”を使っているけど、
外国ではちゃ~んと生木を使います。
クリスマスツリーっていうとモミの木と思いがちですが、
別にモミとは決まっていないらしい……
ヨーロッパでは主にオウシュウトウヒを使うみたいです。
モミもトウヒもマツ科の仲間ですから、マツ科の幼木ならOKなんでしょう。

ところで、クリスマスツリーの起源について知ってますか?
現在ではキリスト教のお祭りっていう色彩が濃いですが、
もともとはドイツの古い民間信仰が起源という説もあるそうです。
モミの木には精霊が宿るとされ、
これを家の中に飾ることで幸福を招く新年の行事なんだって。

それじゃ~、なんでモミの木なの(?_?) 

モミの木の学名を【Abies】といいますが、これは「永遠の命」を意味します。
モミは強い殺菌・抗菌作用を持っており、

家の中の”ばい菌”を駆除する――実利的な目的があったという説もあります。

日本で門松を飾る風習にも、意外に同じような狙いがあったのかもしれません。
ちなみに、ムーミンは冬眠する前にモミの葉を食べるんだそうですよ

そして、モミの木に豊富に含まれているのが……
今日の主人公、酢酸ボルニル(ボルニルアセテート)なのです。
酢酸ボルニルの匂いは【松葉臭】といわれるように、
マツ科の針葉(パイン・ニードル)に特徴的な香りです。
しかしヒノキ科の針葉樹であるヒノキやスギにも含有されており、
香料としてウッディーな森の香りを演出する際に必ず用いられます。

森の木々は様々な化学物質を放散します。
中でも多いのがピネンというモノテルペン――

これが森の香りの素?

私はそう思い込んでいたんですが、
それよりも重要なキー成分は酢酸ボルニルだったみたいです。
何より、酢酸ボルニルの匂いは強烈で個性的なのです。 人によって好みが分かれる

ボルナン型モノテルペン
酢酸ボルニルは、酢酸とボルネオールが結合したエステルです。
さらにボルネオールが酸化された化学物質がカンファーになります。
ピネンと同じく、カンファーもゲラニルピロリン酸から誘導されるモノテルペンです。
以前説明したのと同じように、イソプレン則を「赤」と「青」で色分けしてみました。
これをみれば、同じ仲間だと納得できるでしょう。

カンファーと聞いてピンと来る方は少ないでしょうが、
樟脳と聞けば「ああ、あれ!」って納得するでしょう。
主に防虫剤として使用されることで有名ですが、
昔から防腐剤や殺菌剤として利用されてきました。
血行促進、鎮静・鎮痛作用、抗炎症作用などを示すことから医薬品としても使用され、
特に強心剤として利用されていたことは有名です。

英語の【camphor】を、オランダ語では【kamfer】と書いて「カンフル」と発音します。
オランダと国交のあった日本ではこちらの言葉が根付きました。
今でも、何かを元気付けることを「カンフル剤をうつ」って表現しますが、
この”カンフル”とは”カンファー”であり、樟脳のことなのです。

独特の強い刺激臭を持つことから香料としても珍重され、
ヨーロッパでは料理の臭みを消すスパイス(香辛料)としても利用されたそうです。

カンファーの”親戚”であるボルネオール酢酸ボルニルも、
やっぱり匂いが強烈(>_<)
程度の差はあっても、同じような薬理効果を持っています。
そこで思い出されるのがマウスの実験 チュー

マウスに木の香りをかがせると元気になる――有名な実験を以前紹介しました。
ヒノキ葉油でも運動量が1.78倍に増えましたが、
トドマツ葉油ではさらに効果が顕著で、2.71倍にも増えていました。
実はトドマツはモミと同じモミ属の針葉樹で、
モミ以上に酢酸ボルニルを豊富に含んでいるのです。
だから……、マウスは元気もりもり! その反面、高濃度になるとマイナス作用が強く出る?

癖の強いカンファーよりもマイルドな香りの酢酸ボルニルは、
森の香りとしてさまざまな香粧品に利用されます。

化粧品、香水、洗剤、石鹸、入浴剤、芳香剤――あらゆる物に入っている。

清々しい清涼感を感じさせることから、
特に男性用化粧品には好んで用いられるようです……

これでわかった!!!

匂いに敏感な家内は、木の匂いがとっても苦手(=_=)
化粧もできず、使える洗剤や石鹸も限られている。
香水は全般的にOUTですが、
中でも男性の香水や整髪剤には「最悪!」って悲鳴をあげる(T_T)
原因は、この酢酸ボルニルだったんですね。

そして、ある本を思い出しました。
それはセロン・ランドルフ博士の『人間エコロジーと環境汚染病』っていう本。

ランドルフ

原題は『Human Ecology and Susceptibility to the Chemical Environment』
1962年に出版されています。
ランドルフは他に先駆けて化学物質に起因する健康影響を取り上げました。
化学物質過敏症なんていうと最近の問題かと思うでしょうが、
すでに半世紀の”歴史”があることになります。

その中に【41歳、元化粧品セールスレディー】のケースが紹介されています。

1.子供のときから常習性頭痛、じんましん、慢性疲労、いらいらに悩まされる
 気持ちが緊張しやすく、また神経質になりやすかった
2.マニキュアをつけるたびに眼瞼がかゆくなり、紅く腫れあがる
 香水や香りのある化粧品や多くの薬剤に過敏
3.慢性うつ病状態が次第に重くなる

その彼女が、不思議なことに「独立記念日」から決まって具合が悪くなる……

この病歴は土地の枯れ草熱(花粉症)の季節には一致せず、ついに、毎年7月4日の独立記念日から出かける夏の家の松の腰板に原因することがわかった。また松の燃える臭いやいろいろ松の臭いのする物に過敏であった。室内のクリスマスツリーの臭いにとくに過敏であった。

こんな話、普通なら一笑に付されちゃう(+_+)
でも、今日が”エープリルフール”だからってウソをついているわけじゃ~ない!
ここまで読んで下さった方なら、きっと真剣に受け止めてくれるでしょう。

木の強烈な香りに耐えられない人もいる  そして、意外に多い

自然のものだから大丈夫――こういう発想では安直すぎるのです。


ブログランキングに参加しています。
ぜひとも、↓を1回づつクリックしていただきますようお願いいたします

人気ブログランキングバナーにほんブログ村 猫ブログ ノルウェージャンフォレストキャットへ

スポンサーサイト

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://fptsukioka555.blog86.fc2.com/tb.php/136-a50e8c5a

 | HOME | 

プロフィール

fp-tsukioka

Author:fp-tsukioka
群馬県の「FPの家」施工会社
店舗・工場・公共工事の施工もします

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最新記事

全記事表示

月別アーカイブ

カテゴリ

最新コメント

最新トラックバック

いらっしゃいませ

検索フォーム

リンク

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。