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”和の香り”って・・・好き?

2009 - 04/02 [Thu] - 17:18

ひぇ~(゜o゜) 朝起きたら物凄い北風です!
「FPの家」はホント静かなので、
寝ている間は気づきませんでした。
それはともかく、
まにあっくなお話にもうちょっとお付き合い下さい。

昨日の話で登場したのがカンファーボルネオールでした。
この名前を比べても、”兄弟”のような化学物質だなんて想像もできません。
しかし今日の系統的命名法(IUPAC)によればこう呼ばれる――

 カンファー 【 bornan-2-one 】
 ボルネオール 【 bornan-2-ol 】

「-one」はケトンであることを意味し、「-ol」はアルコールだということです。
味も素っ気もない呼び方ですけど、
似ている化学物質だっていう事はよくわかるでしょ?
2つとも【bornan骨格】を持つ化学物質ですが、
この「ボルナン」という呼び方は”ボルネオ”に因んでいるんです。

司馬遷が著した有名な『史記』に、
東南アジアから輸入される珍品を紹介した一説があります。
その中に「果布」という言葉が登場します。
これは「果物」と「織物」の意であると解釈されてきたのですが、
近年中国の研究者から、
マレー語の【kapur】を音訳したものとする説が出されているそうです。

【kapur】は「カプール」と発音し、現在では真っ白な「石灰」を意味します。
これに地名を指すと考えられる【barus】という語を足し、
【kapur barus】となると、これがボルネオールのこと!
中国では竜脳(ボルネオ樟脳)と呼ばれました。 めんどくさ(=_=) 

  龍脳    龍脳樹

ボルネオ、マレー、スマトラに分布するフタバガキ科の竜脳樹は、
ボルネオールを豊富に含んでいます。
樹幹の空隙に樹脂がしみ出すことで、純度の高いボルネオールが結晶化します。


このボルネオールの結晶が、中国では竜脳と呼ばれて珍重されたのです。
気品のある香りから沈香・白檀・丁子・鬱金とともに【五香】に数えられ、
有名な楊貴妃もこの香りをこよなく愛したそうです。

ところで、なんで竜脳っていったの?

確かに、私も疑問(?_?)
詳しいことはわからないのですが、
【脳】という語は「脳髄のように白い物」も意味するそうです。
ボルネオでは”石灰”に喩えたけど、中国では”脳髄”に喩えたっていう所でしょうか?
ただあくまで私の想像なんですが、
中国の人は”本気”で「竜の脳」だと考えていたのかもしれない……
風雨に洗われて地表に出てきた化石を、
近代になるまで【竜骨】と信じていたのと同じかな~とも感じます。

【補足】
その後も気になってしつこく調べていたら、
北アフリカにdragon treeと呼ばれる木がありました。
何でもシナバルという赤い樹脂が採れ、
幹を傷つけるとまるで血のような樹液を流すんだそうな……
これを中国人は竜の血と考え、
この木のことを竜血樹って呼んでいます。
ホント、中国人はdragonが大好き!


【kapur barus】は西方世界にも広まり、
7世紀のアラビアでは薬として用いられていたそうです。
サンスクリット語の【karpūra】がアラビア語では【kāfūr】に転じ、
「カーフール」と発音されてラテン語の【camphora】の語源になりました。
竜脳はヨーロッパにまで知れ渡ったのです。

ところが竜脳はとっても”稀少品”で、なかなか手に入らない(>_<)
そこでアラビア人はすっごいことを考えた!

代用品を作れば儲かりまんが イヒ(^・^) 

というわけで、
クスノキから人工的に代用品を抽出する蒸留法を編み出したのです。 すごい!
こうして登場したのがカンファーですが、
量産品の強みでこっちが市場にあふれ出した……
いつのまにか、”まがい物”の方が本物と錯覚されるようになったわけ。

ヨーロッパでは”まがい物”が【camphora】と呼ばれるようになり、
英語の【camphor】、つまりカンファーとなったのです。

アラビア人の発明は、12世紀ごろには中国にも伝えられています。
やっぱり代用品が大量生産されますが、
竜脳をよく知っている中国で”偽ブランド”は通じなかった!
クスノキ科のクスノキから作られるので樟脳と呼ばれ、
本物とハッキリ区別されたのです。

ちなみに江戸時代に来日したシーボルトというお医者様は、
日本にたくさんの【お薬】を持ち込んでいます。
その中にも、竜脳と樟脳、仲良く2つの名前が見えます。

 カンフルバロシ(竜脳)←← kapur barus/マレー語
 カムホラ(樟脳)←←←←← camphora/ラテン語

竜脳は東洋式、樟脳は西洋式の呼び方で使い分けていますが、
どちらもカンフルとして処方されていたようです
竜脳と樟脳は名前が似ているだけでなく、

使用目的や使用方法も全く同じ――だったのです。 ホント、ややこしい

ただ揮発性が強い分、樟脳の方が刺激臭がやや強いといわれます。

日本に樟脳が伝わったのは江戸時代にまで下りますから、
それまでは竜脳が使われ続けていました。
貴重品であった竜脳は、主にお香としてとても珍重されたのです。
お風呂もない、トイレもない、冷蔵庫もない――っていう”ないない”時代ですから、
香りが強く、加えて殺菌・防腐作用まである竜脳は”文明の証”だったんでしょうね。

しかし現代では、昔ほど利用されていない。
それもそのはず、香りでごまかす必要が格段に少なくなったわけですが、
身近なところで和の香りはしっかりと生き続けています。
でもやっぱり……

めっちゃ、きつい匂いなのです(T_T) 


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