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No.14 カビの臭い、イソアミルアルコールetc

2009 - 04/10 [Fri] - 23:23

MVOCっていう言葉が出てきたので、ちょっと説明しておきましょう。

1990年代後半からシックハウスが問題にされ始めました。
その原因として騒がれたのが建材に含まれる化学物質で、
ホルムルデヒドがその代表です。
しかし今日では対策が講じられ、
室内空気中のホルムアルデヒド濃度は劇的に低減しました。
これでめでたし、めでたし\(^o^)/

ところが……皮肉なことに、新たな問題が生じている

思い出していただきたいのですが、
ホルムアルデヒドには防腐作用や殺菌作用がありましたよね?
建材に含まれる【防腐剤&殺菌剤】が少なくなったということは……

カビやすくなった――ということでもあるのです。

日本とは反対に冬の湿度の高い北欧では、
住宅の高断熱化によって室内が暖かくなるとともに
カビにとって好都合な住宅が出てきてしまいました。
このカビが放散する化学物質が微生物由来揮発性有機化合物です。
英語の【Microbial Volatile Organic Compounds】を略して「MVOC」と呼ばれています。

欧州では早くからシックハウスの原因物質として注目されており、
むしろ現在はカビ対策にウェートを移しているとさえいわれています。
胞子をまき散らして、
アレルギーの原因になるだけじゃないんですね~

カビは【湿気】のあるところに発生しますから、
冬の結露を防ぐことはシックハウス予防にもつながります。
とりわけ日本では、梅雨の季節にも注意が必要でしょう。
安全な建材を使うばかりでなく、
湿度をコントロールできる家じゃないとダメなんです!

それじゃ~、MVOCにはどんな化学物質があるのか?
いくつか”候補物質”が絞られていますが、
その中には植物が放散するのと同じテルペノイドも含まれています。
ボルネオール2-メチルイソボルネオール昨日の話しで紹介しましたが、
他にもどんなテルペノイドがカビから放散されているのか――

 ヘミテルペン類

カビはイソアミルアルコールを放散します。
イソペンチルアルコール3-メチルブタノールといっても同じものです。
とっても臭~い化学物質ですが、
これが酢酸とエステル結合して酢酸イソアミルとなると……あら不思議!
酢酸イソアミルは果物の香気成分の一つで、
特にバナナの香りのキー成分なのです。
さらにさらに、
日本酒の芳醇な香り――これも酢酸イソアミルなんですよ。

MVOC-ヘミテルペン

イソアミルアルコールは有機溶媒です。
塗料用のシンナーなどにも使用されています。
しかし、室内空気中からイソアミルアルコールが検出されたとしても……

建材が原因(?_?)

って、即断しないで下さいね。
イソアミルアルコールの発生源はカビかもしれません。
その上、酢酸イソアミルが加水分解しても出てくるでしょ?

総じて、熟した果物は様々なエステル化合物をまき散らします
買い物に行って、果物コーナーで気持ちが悪くなったりしませんか?
そういう方は嗅覚過敏の疑いがあります。

果物を食べると、なんか具合が悪くなる……(=_=)

そんなとき【残留農薬】が原因って考える方もいるようですが、
果物自身が化学物質を合成していることもお忘れなく!

ちなみに、酢酸イソアミルは蜂の攻撃フェロモンの一つです。
この匂いを嗅ぐと、一斉に攻撃を開始します。
そこで問題なのが化粧品の類。
”フルーティーな香り”で酢酸イソアミルでも含んでいようものなら、
「私を刺して!」って蜂に頼んでいるようなものなのです。
化学物質って、とっても不思議でしょ?

【補足】
イソアミルアルコールはヘミテルペンの構造を持っています。
ただし実際にはアミノ酸のロイシンから生合成されるので、
テルペノイドというのは厳密には正しくないようです。


 モノテルペン類

カルベオールテルピネオールは植物の香気成分です。
カルベオールは主に柑橘類の精油に含まれます。
テルピネオールなんかごくごく”当たり前”の成分で、
テレビン油をはじめ様々な木や花の精油に含まれている――

テルピネオールはスズランやライラックの香り、爽快感のある香りを放ちます。
森の香りを調合する際にもしばしば用いられます。
あの有名なリモネンとも、構造がよく似ているでしょ?

MVOC-モノテルペン

ところが、同じ化学物質が【カビ臭】の原因物質なんですから、
化学物質って、ホント不思議でしょ?

テルピネオールの水酸基(-OH)がチオール基(-SH)に変わると、
チオテルピネオールという化学物質になります。
グレープフルーツの香り成分として有名な他、
現在知られている中で、最も強い匂いを放つ化学物質としても有名。
ナンと――、私達は1pptっていう途方もなく低い濃度で感知するそうです。

ホルムアルデヒドの室内濃度指針値は0.08ppm。
これは80ppbに同じです。
1pptっていうのは、そのわずか8万分の1の濃度ですよ!
 


 セスキテルペン類

セスキテルペンになると分子量が大きくなるため、揮発性は低くなります。
そのため香り物質としてあまり重要ではありませんが、
非常に低い濃度で”強い印象”を与えることがあります。

ヒバからは他のヒノキ科の木とは異なる化学物質が放散されますが、
有名なのはβ-ツヤブリシンでしょう。

そんなの初耳(@_@。

いえいえ、そんな筈はありません。
ちなみに、日本ではヒノキチオールっていう”別名”の方が有名です。 知ってるでしょ? 
『ヒノキチオール』なんていうと【檜】を連想させますが、
むしろヒバに特徴的なモノテルペンで、ヒノキはそれほどでもありません。
ちょっとややこしいのですが、
最初にタイワンヒノキから発見されたのに因んでの命名です。

ただし、ヒバ材の放散する”メイン物質”はツヨプセンを放散します。
昆虫忌避作用があり、ノミ・ダニ・カが逃げ出します。

ヒバ材はシロアリに強い――

そういわれるのもツヨプセンを含むから。 ヒノキチオールは抗菌作用です
それと同じガスをカビが出すんだから、ますます不思議でしょ?

MVOC-セスキテルペン

私の家内は、雨が降ると「臭い(*_*)」って不機嫌になります。
そんなこといわれても(?_?)でしたが、
原因となる化学物質はちゃ~んとあるみたい。
それがゲオスミン(ジオスミン)です。
土が湿った際に発する”匂いの素”です。

名前自体がギリシア語の”土の匂い”に由来しているんだそうで、
泥臭く、下水道のような悪臭を放ちます。
このゲオスミンの検知閾値もとても低く、
人間は5pptほどでも感知できるといわれています。
水質の汚染物質としても有名な化学物質ですが、
それと同じものが室内に出ていたら……

そりゃ~、たまらない(>_<)

考えている以上に、カビは侮れないのです。


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