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シックハウスはカビの時代?

2009 - 04/14 [Tue] - 22:51

早くからカビへの関心の高かったヨーロッパでは、
FiedlerらがMVOCとして150種もの化学物質を報告しています。
さらに室内のMVOC濃度を測定したWessenらは、
23物質が健康に影響を及ぼす可能性が高いと指摘しました。
このリストの中に、
以前紹介したテルペノイドが含まれていたわけです。

カビの放散する揮発性有機化合物(VOCs)、つまりMVOCの研究は、
日本ではまだ始まったばかりです。
しかしここ数日資料を漁っていたら、興味深い資料がいくつか手に入りました。
これから内容を吟味しようと考えていますが、
ざっと一読して気になった点をご紹介しておきましょう。

北海道大学大学院医学研究科の岸玲子先生は、
MVOCの全国的な実態調査を実施しています。
こうした調査は、おそらく日本で初めてといって良いでしょう。

「シックハウス症候群の実態解明
       及び具体的対応方策に関する研究(総括・分担研究報告書)」

   主任研究者 岸玲子 
   平成19年度厚生労働科学研究費補助金 地域健康危機管理研究事業(2008年3月)

調査では8種類のアルコール・アルデヒドの濃度を測定し、
4種類の化学物質が粘膜の刺激症状を起こしている可能性があるとしています。

MVOC
3-メチル-1-ブタノールは「イソアミルアルコール」のことです。
2-ペンタノールは「sec-アミルアルコール」と呼ばれ、
ともにフーゼル油の主成分である【アミルアルコール】の異性体です。
【アミルアルコール】は発酵によって生じる副生物で、果物類にも含まれます。
1-オクテン-3-オールの別名は「マツタケオール」――
ヒノキ葉油から単離され、その後マツタケから単離され構造決定されたアルコールで、
その名の通りマツタケの香りの主要成分の一つです。
マツタケの香りとカビ臭は結びつかないかもしれませんが、
キノコもカビも真菌類の仲間だということを考えれば不思議ではありません。

特に鼻水・鼻詰まりといった鼻症状との関連が強いようです。
こうした結果から4物質がシックハウス症候群(SHS)に影響するとして、
次のように結論しています。

これまではSHSとの関連が不明であったMVOCがSHSのリスクになる可能性が、本研究によって示された。

ただし、その濃度は非常に低い!
イソアミルアルコールの幾何平均値は0.55μg/㎥(最大10.6μg/㎥)―― 居間での値です
他も同程度で、
8物質のトータルでも3.57μg/㎥(最大16.9μg/㎥)にしかなりません。

スウェーデンのWessenらの調査でも、
健康被害が発生している建物のMVOC濃度は1.12μg/㎥(最大17.38μg/㎥)です。
この結果ともほぼ合致します。
ちなみに、イソアミルアルコールの換算値は1μg/㎥=0.27ppb――
ホルムアルデヒドの【指針値】が80ppbですから、
そのわずか数百分の1の濃度で健康被害を起こしていることになります。

信じられな~い! 

確かに粘膜を刺激するほどの高濃度ではありません。
しかしこのような低濃度のMVOCでも、

慢性的に曝露されることで健康に影響する――岸先生はそう指摘しています。

ただまにあっくはふと感じました。

MVOCの影響を【刺激作用】に限定しちゃう必要はないんじゃないの(?_?)

SHS症状を示す方ほどかびくさい臭いに敏感で、
家のにおいが気になる」と回答する傾向がうかがえます。
ということは、
カビの臭いそのものが”犯人”なんじゃないでしょうか
それを傍証してくれる資料もある!

「室内真菌を対象とした臭気強度測定と
           被験者実験による生理影響・知覚性空気質評価」

   伊藤一秀・中村美咲
   『室内環境学会総会講演集』(2005年)

これは被験者に、カビを入れた”箱(Chamber B)”の空気と
比較対象のため、何も入っていない”箱(Chamber A)”の空気を吸ってもらった実験。 
その結果は非常に興味深い!
図をクリックすると拡大します
MVOCの影響
カビの臭いを嗅ぐとわずかですが脳波が上昇しています。
主観的な申告はもっとハッキリとした差が出ており、
明らかにカビの臭いを受け入れがたいと評価しています。

MVOCが人間に及ぼす影響は【刺激作用】だけではないのです。
【カビ臭】も無視することができないんじゃないでしょうか?
ヨーロッパでも【カビ臭】は問題視されており、
匂いに敏感な人はMVOCによってひどい不快感を覚えるって指摘されている。 同感! 

人間はカビ臭に不快感を感じる――のです。

「そんなくらいガマンしなさい!」なんていわないで下さいね
強い匂いは脳を興奮させ、脳の興奮が持続すると……
結局はストレスが蓄積してしまいます
そうなれば、心も身体も”疲れ”ちゃうのです。
あのスカトール(3-メチルインドール)だって、
カフェインの2倍以上の興奮作用があるっていわれてるそうです。 それだけくさいのです(=_=) 

最後にもう一つ カビといえば湿度

カビを防ぐには部屋の湿度を上げないことが大切

誰もが”常識”のように思ってるでしょう。
ところがシックハウス症状は、室内湿度とはそんなに相関していない。
それよりも、
壁や窓の結露に相関しているのです。
特に、壁の結露は致命傷になるらしい……
となれば、カビを防ぐには一にも二にも結露させない――ってことです。
以前紹介したこちらの記事もご参考下さい。

この点は重要だと思う。
いくら部屋の湿度が高くても、”培地”に水分がなければカビは生えません。
反対に部屋の湿度は低くても、壁が湿っていればカビが成長するのです。
大切なのは部屋の湿度ではなく、
それによって壁や柱が湿ってしまうことだったんです!

となると、これまでの”常識”は間違っていたんじゃないでしょうか?
部屋の湿度を調節するという理由で、
吸湿性のある素材が評価されてきたように思います。
無垢材のメリットの一つにも数えられていますよね?

それを否定する積りはありません。
ただ……

湿ればカビないものはない

この自然のお約束は忘れない方が良さそうです。
むしろ”帳尻あわせ”を家の中でなんかしないで、
いらない水蒸気はさっさと外に捨てちゃう方がbetterとは思いませんか?
実は、これこそが機械による計画換気の発想なのです。 

いずれにしても、カビの問題はとても重要です。
今後も資料を集めた上で、改めて取り上げたいと考えています。 



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