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もっともっと暖房しましょう

2009 - 05/28 [Thu] - 01:41

今日は一転して肌寒い一日でした。
暑くなったり寒くなったり猫の目のように目まぐるしく気候が変わりますが、
「FPの家」の中はいつも穏やかな毎日です。

外の気候変化の影響を受けにくい

高断熱化した家としない家の差ははっきりと表れますが、
残念ながら【住宅展示場】を見学しても性能は体感できません。
仕方ないので、とっつきにくくても”数字”で考えるしかない(T_T) 頑張りましょ!

というわけで、今日の本題です

世間では「高断熱住宅」や「高性能住宅」なんてひとくくりにされてるけど、
性能はピンからキリまで――ってことがもうわかりますよね?
たとえてみるならば……

  旧基準の家→→→→→→学童野球
  新基準の家→→→→→→高校野球
  次世代基準の家→→→→大学野球
  ”新”次世代基準の家→→社会人野球
  スペシャル基準の家 →→プロ野球

こんな感じになるんじゃないでしょうか?

新築住宅で最も多いのは、いまだに【新基準】の家です。
確かに【旧基準】に比べるとレベルアップしてますが、
まだまだエラーも多い。 高校生ですから許してね
それに比べて【次世代基準】の家は”一人前”のような顔をしていますが、
所詮は親のすねをかじっている”半人前”です。
一人前といえるのは【”新”次世代基準】クラスの家になってからです

ただし、パッシブハウスのような【スペシャル基準】の家ともなると……
プロ野球の水準です。
このクラスになれば基礎は出来上がっています。
あとは応用の問題でしょ?
その日の対戦相手にあわせてオーダーを組み替えます。
相手投手のデータに基づいて決め球も絞ります。
おそらく、性格まで把握してるんじゃないでしょうか?
すぐ頭に血が上るタイプ(・へ・)――なんてね。

それと同じように、
【スペシャル基準】の家の”攻め方”もプロらしく臨機応変であるべきです。
Ⅲ地域以北のような寒い地方では、
徹底的に暖房を強化すべきでしょう。
しかしそれと同じことをⅣ地域やⅤ地域でやっても”勝てる”わけがない……
そこでは冷房を無視できないんです。

昨日お話ししたように、
東京では熱損失係数(Q値)が 1.5~2.0 程度で最小冷房負荷となります。
そこで……

考え方1 温暖地では Q値=1.5 くらいの家がベスト

それも一つの考え方だと思います。

ただし、まにあっくはもう少し”上”でもいいんじゃないかと思います。
いくらⅣ地域やⅤ地域が温暖地とはいっても、
暖房を全く必要としないわけではありません。
それどころか、むしろ暖房のウェートの方が大きいんです。
暖房を無視しちゃいけません!

そこで次の【グラフ】をご覧ください。

図をクリックすると拡大します
暖房・冷房デグリーデー

主な都市の暖房デグリーデー(HDD)冷房デグリーデー(CDD)の比較です。
省エネ基準の地域区分に用いられる暖房デグリーデーは「D18-18」ですが、
今回紹介した数値は『理科年表』に掲載されていたものです
ここでは暖房デグリーデーは「D14-10」、
冷房デグリーデーは「D24-24」という基準を用いています。
ただし地域ごとの暖房・冷房の度合いを表している点には変わりありません。

そこで東京をご覧ください。
暖房デグリーデーが855に対して冷房デグリーデーは148――
暖房比重が圧倒的に大きいことがわかると思います。
その点は暖房日数と冷房日数を比べても明らか。
暖房日数は4ヶ月にもなりますが、
冷房日数は半分の2ヶ月ほどでしかありません。
しかも、1月の日平均気温は5.8℃。
室温20℃に暖房しようと思えば温度差は約15℃にもなります。
かたや8月の日平均気温は27.1℃。
暑がりの方が設定25℃でガンガンに冷房したとしても温度差はわずか2℃です。

冷房よりも暖房に要するエネルギーの方が多い

これは実際のエネルギー消費にも反映されています。

図をクリックすると拡大します
主要都市のエネルギー消費量

東京の1世帯当たりの暖房消費エネルギーは年間15.9GJ(ギガジュール)です。
「W」に換算するには 1kWh=0.0036GJ 、あるいは 1GJ≒278kWh となります。
一方、冷房消費エネルギーは2.6GJでしかありません。
冷暖房エネルギーの実に86%が暖房に消費されており、
冷房はわずか14%を占めるに過ぎないのです。
これから温暖化するとはいっても、
暖房がいらなくなるというわけではないでしょう。
それどころか、暖房の比重が大きい点は変わらないはずです。

そこで冷房の点では若干不利になっても、
暖房に対するガードを高める方が”総合力”に勝ることになります。
そこで Q値=1.5 よりもう少し性能をして……

考え方2 温暖地では Q値=1.0~1.5 くらいの家がベスト

この方が合理的であり、
これを温暖地のスペシャル基準にすべきだと考えています。

ただし、性能を闇雲に上げればいいと勘違いして、
Q値=1.0を上回るのはいかがなものか……(?_?)
そこまでの断熱性能はかえってマイナスになりかねません
たとえてみれば、
守備力を優先するあまり攻撃力ががた落ちになってしまうようなものです。
それでは試合に勝てないでしょ?

それにしても、呆れかえっている方がいるかもしれませんね。

マニアックすぎてついていけない(=_=)

本来の目的を忘れて、
性能競争に夢中になっている業者がいるのも事実です。
そこで家を高断熱化することの目的を話しておきましょう。

今日紹介した2つの【グラフ】を見比べて、
何かお気づきになった点はありませんか?
まず最初の【グラフ】で暖房デグリーデーを比べてみましょう。

   札 幌 →→→2574(100
   仙 台 →→→1580(61
   新 潟 →→→1398(54
   東 京 →→→855(33
  名古屋→→→1057(41
   福 岡 →→→754(29

札幌の暖房デグリーデーを「100」として、
それぞれの都市の暖房指数を出してみました。
Ⅲ地域の仙台は「61」、Ⅳ地域の東京は「33」です。
ただし同じⅣ地域でも新潟は「54」となっているでしょ?
それだけ寒い気候だということであり、
これをひとくくりにするのは無理があるとは思いませんか?
そこで……

新潟のような比較的寒い地域はⅣ-a、東京のようなより暖かい地域はⅣ-b

こんな感じに2分割すべきなんです。
ちなみに熊谷の暖房指数は「45」ですから、
北関東もⅣ-a地域と考えるべきでしょう。

それでは2つ目の【グラフ】を見てみましょう。
こちらでは実際に消費されている暖房エネルギーがわかります。
ちなみに、札幌の冬は寒いです。
でも家の中はビックリするくらい暖かいんですよ

   札 幌 →→→60.7GJ(100
   仙 台 →→→26.9GJ(44
   新 潟 →→→16.5GJ(27
   東 京 →→→15.9GJ(26
  名古屋→→→16.6GJ(27
   福 岡 →→→16.5GJ(27

先ほどと同じように札幌の暖房エネルギー消費量を「100」とし、
各都市の消費指数を出してみました。
この数字を暖房指数とじっくり比較してみてください!

暖房指数は気候によって求められる暖房の度合いです。
札幌の暖房を基準にした場合、
他の都市でどの程度の暖房が相応しいのかということを示します。
それに対して消費指数は実際の暖房度に他なりません。
2つの数字が同じくらいなら、
場所場所に応じた快適な暖房が行われてるっていえるわけです。

しかし実際には、2つの数字が大きくかけ離れている都市があるでしょ?
福岡はほぼバランスが取れており、東京もまあまあです。
反対に、仙台や名古屋ではもっと暖房した方が良いとわかります。
それ以上に暖房不足なのが新潟です。
本来求められる暖房のわずか半分程度のエネルギーしか消費していません。

これが日本の暖房実態です。

日本は温暖な気候だから暖房に消費するエネルギーが少ない

そんなの嘘っぱち! 
実際にはもっともっと暖房した方がいいのに、
寒い家の中で震えながら我慢しているのが日本人なんです。
それを美徳と感じますか?
忍耐強いと賞賛しますか?
地球温暖化を防止するお手本になるのでしょうか?

そこでもう一つ新しい【図】を見ていただきましょう。

図をクリックすると拡大します
脳血管疾患死亡率

これは脳血管障害(脳卒中)の死亡率を県別に表したものです。
色が濃いほど高い死亡率を示しますが、
総じて寒い地方の死亡率が高いことがわかります。
実際、脳卒中による死亡事故は圧倒的に冬に起こっているのです。

ただし、北海道はどうですか?
飛びぬけて死亡率が高いというわけではないでしょ?
日本の最北端に位置しているのに不思議だとは思いませんか?

脳卒中の原因は寒さです。
しかし外の寒さではありません。
家の中の寒さが原因なんです。
これを裏返せば、
いくら寒い北国でも家の中を暖かくすれば防げるということです。

そこでもうわかりましたよね?
東北・北関東・北信越各県の死亡率が高い原因はハッキリしています。

家の中が寒い――つまり暖房不足なんです。

我慢することは尊いことですが、死んでは元も子もありません。
だから もっともっと暖房しましょう

しかし、それでは温暖化防止に逆行します。
消費エネルギーは削減していかなければなりません。
この矛盾した問題をどうやって解決しますか?
答えは単純、”燃費”で解決するしかないでしょ?

そこで、エネルギーを無駄にしない家が必要なんです。
しかし【次世代基準】程度では全館暖房ができないので、
これを”最終ゴール”とみなすわけにはいきません。
もっともっとエネルギーを大切にする家が必要です。
この課題を突き詰めた究極の家がパッシブハウスというわけ。

環境問題も大事ですが、人間に優しくなければ意味がありません。
決していたずらに性能を競っているわけではなく、
住む人に優しい家をつくりたいという願いこそが原点なんです。

家の断熱性能を上げ、パッシブソーラーの手法を活用すれば、
エネルギーを消費せずに冬でも暖かい家になります。
寒冷地ではこの方法で目的を達せそうです。
しかし、温暖地のゴールはまだその先にあります。
できれば冷房エネルギーも削減して”無冷房”を実現したい!
そのためにはパッシブに代わる手法が必要です。

その答えがアクティブソーラーといえるのではないでしょうか?
まにあっくに「妥協」の2文字はないのです。


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