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地球温暖化で損をするのは…

2009 - 06/02 [Tue] - 19:23

地球が温暖化すると異常気象が増えます。
その結果、想定を超える大規模な被害が起こると懸念されています。
山形県鶴岡市大網七五三掛(しめかけ)地区の地滑りが問題になっていますが、
地下20~30m付近にある地層の境目に、
大量の地下水が流れているのが直接的な原因と考えられています。

大網七五三掛地区

ただ今年は暖冬の影響で雪ではなく雨が多く、
積雪も例年より早く融けて地下にしみこんだようです。
そう考えると、温暖化の影響もあるのかもしれません。
それでは……

地球温暖化による被害額がどの程度になるのか?

その一端を教えてくれるのが、
去る5月29日に環境省から発表された報告書です。
新聞でご覧になった方も多いでしょう。
IPCC報告書や小さな島々が水没するなんていう話をされても、
自分には直接関係ないからピンとこないかもしれません。
しかし、この報告書で扱うのは【日本】です。
そういう意味で、より身近な問題に感じられるのではないでしょうか?

■ 地球温暖化 「日本への影響」 ―長期的な気候安定化レベルと影響リスク評価―   
   温暖化影響総合予測プロジェクト  
   プロジェクトリーダー 茨城大学 三村信男

今回発表されたものは第2回報告書で、
前回にはなかった予測される被害金額を試算した点が大きな特徴です。

今後どの程度温暖化が進行するか?――それは定かではありません。
というのも、人類の対応次第だからです
そこで温暖化を予測する際には仮定に基づいた【シナリオ】が用いられます。
最も有名なのはSRES(排出シナリオに関する特別報告)のシナリオで、
IPCCの報告書にも用いられています。

今回発表された報告書では、
最新の知見も踏まえて3つのシナリオを採用しています。

  1.BaU→→→なりゆきシナリオ
     SRES B2 シナリオの想定に基づき、特別な対策を講じないシナリオです。
  2.550s→→→550ppm安定化シナリオ     
     現在、ポスト京都議定書として世界が目指しているシナリオです。
  3.450s→→→450ppm安定化シナリオ
     今世紀末の気温上昇を2.0℃未満に抑えるシナリオです。

まずシナリオごとの、日本の気温上昇を見てみましょう。

日本への影響-気温変化

いずれのシナリオでも、気温の上昇は避けられません。
ただ今世紀半ばまではたいした違いがありませんが、
世紀末に向かうとともに違いが顕在化してきます。

【BaU】ではGHG(温室効果ガス)排出量は増え続け、
日本の平均気温も 3.2℃ 上昇します。
世界が協力して【550s】の道を進んだ場合には、
GHG排出量は2020~2030年にピークアウトします。
その後濃度は550ppmで安定し、日本の気温上昇も 2.3℃ に抑えられます。
しかし最新の知見では、
被害を最小限に食い止めるためには2.0℃未満に抑える必要があるといわれています。
そのためにより厳しい削減努力を行った場合を想定したのが【450s】で、
GHG排出量は数年の間にピークアウトします。
濃度は450ppmで安定し、日本の気温上昇も 1.6℃ にとどまります。

さて、ここからが本題です
各シナリオごとに日本で起こるであろう被害を確認してみましょう。

 洪水氾濫による浸水被害コスト

日本の河川は、50年に一度降るような豪雨を想定しています。
三大都市圏の防護レベルはさらに高く、
150年に一度という豪雨に対応できるように考えられているそうです。
この防護レベルが不変だと仮定した場合、
降雨によってどんな洪水氾濫被害に見舞われるのでしょうか?

最善の【450s】シナリオでも、被害は大幅に増加します。
しかしより低いGHG濃度で安定化させるほど洪水氾濫面積は低減され、
世紀末が近付くにつれて効果が現れてきます。
被害額は洪水氾濫面積に対応しますが、
氾濫原に資産が集中する地域ほど被害は甚大になります。
具体的には関東・甲信越・北陸地方東海・中部・近畿地方です。

 土砂災害による斜面崩壊被害コスト

斜面崩壊が発生する確率は全国一律ではありませんが、
1日に50mmを超える降雨で土砂災害が発生すると仮定しています。

ここでもGHG濃度が低い濃度で安定するほどリスクは減少し、
被害額も少なくなります。
将来にわたり被害が大きいのは東海・中部・近畿地方で、
北海道・東北地方、さらに関東・甲信越・北陸地方の被害も増加します。
都内にも危険地域はたくさんあります。

 ブナ林の適域衰退被害コスト

ブナ林の適域(生育に適した地域)の減少は、
森林面積の減少にとどまらずに生態系の破壊に直結します。
【450s】では衰退に歯止めがかりますが、
それでも今世紀末には36%のブナ林が国土から消失する可能性があります。
【BaU】では、実に68%にも達します。
そのため、ブナ林の衰退を食い止めるために要するコストも甚大になります。

 海面上昇による砂浜喪失被害コスト

群馬県は”海無し県”なので関係ありませんが、
海に囲まれた日本では海面上昇による砂浜喪失も無視できません。
2090年における海面上昇を、
報告書では0.15m(450s)、0.19m(550s)、0.24(BaU)と仮定しています。
この場合【450s】では29%の砂浜が喪失し、
【550s】では37%、【BaU】では47%の砂浜が消えます。

レクレーション価値から算出された被害額は当然のことながら、
ブナ林と同様、生態系の破壊も危惧されます。

 海面上昇による高潮浸水被害コスト

温暖化の進行とともに台風の発生が多くなり、
その勢力も強大化すると懸念されています。
甚大な被害をもたらしたカトリーナのような巨大台風が、
日本を襲う可能性もあるのではないでしょうか?

進路の関係から台風の被害は西日本に集中し、
集中豪雨による浸水被害とダブルパンチとなります。

 熱ストレスによる熱中症死亡被害コスト

熱中症による死亡者数は意外に多い!
年による変動がありますが、平均して1年に400人もの方が亡くなっています。
温暖化の進行とともに死亡リスクは増大し、
【450s】でも今世紀末の死亡リスクは2.1倍にUPします。
【550s】では2.8倍、【BaU】では3.7倍にも達します。
現在では屋外での死亡事故が圧倒的に多いのですが、
今後は屋内での熱中症にも注意が必要です。

死亡者の増加を食い止めるためのコストは、
人口の密集する関東・甲信越・北陸地方東海・中部・近畿地方で大きくなります。
ただし報告書では医療費を含んでいないため、
健康被害による医療費増大も含めればさらに大きな経済損失となるでしょう。

最後に、実際の予想被害額を確認してみましょう。

図をクリックすると拡大します
日本への影響-予測被害額

温暖化の影響が今世紀中頃から強まるのに比例して、
被害額も2050年以降、一気に増大していきます。

2030年頃ではシナリオ間の差はほとんどありません。
しかし、次第に大きな差となって現れてきます。
まるでボディーブローのようにじわじわと効いてくるんです。
心していただきたいのは、
【450s】シナリオでも11.4兆円の被害額が想定されている点です。
私達はすでに温暖化の渦中にいます!
もはや被害を ゼロ にしようという段階ではなく、
できる限り最小限の被害に食い止める方策を考える段階なんです。

その際、ハッキリしていることがある……

低いGHG濃度で安定させるほど被害は低減される

万一、【BaU】シナリオのような道を進んだ場合には、
その被害額は年間17兆円にも達します。
日本の実質国家予算(年間歳出)は約200兆円だそうですが、
その1割に迫る莫大な被害額です。
しかも日本は超高齢化社会に突入しました。
歳入が減少していく中で、温暖化による被害額は逆に増大していくわけです。
年金以上に大きな負担になるかもしれませんね(T_T)

被害額の内訳を見ると、
ほとんど浸水被害と高潮浸水被害で占められていることがわかります。
温暖化というと気温上昇ばかりかと勘違いしそうですが……

温暖化による被害は水害となってあらわれる

そこで懸念されるのは、
太平洋ベルト地帯が最もハイリスクだということです。
ここには人口と産業が集中しています。
温暖化対策を怠った場合、
日本はその中枢部に手痛い打撃を蒙ることになるわけです。
大都会の方が自然災害に脆弱だということを肝に銘じておいてくださいね

いかがでしたか?
報告書の予測を信じれば、【日本】の未来が明るいなんてとても思えません。
温暖化対策をすればするほどお金がかかる――
確かにそうかもしれない。
しかし……

温暖化対策を怠たれば怠るほど被害額は膨らむ

それもまた真実なんです。
双方の出費を天秤にかけた上で、賢い選択をすべきなんじゃないでしょうか?

ただし、【450s】シナリオの場合でも被害額は11.4兆円にのぼります。
対策を講じない【BaU】シナリオの被害額は17.0兆円ですから、
その差額は5.6兆円です。
これを現在の世帯数で単純に頭割りすれば、
1世帯あたりの年間被害額は約 11万円 になります。

これをたいしたことないと感じますか?
温暖化対策なんかしてもしなくても大差ない…… かな?
しかし実際の災害は局地的に襲ってきます。
ということは、被害に遭った方が集中的に”損”をするんです。
決して”均等割り”ということではありません。

世の中には【勝ち組-負け組み】なんていう嫌な言葉がありますが、
そのどちらになるか――、これからは運次第ということです。
自然災害に見舞われたら運の尽き、全ての財産を失いかねません。
しかも、いつ誰に自然が牙を剥くか予測できない……
不幸にも当たった方が”損”を背負うことになりますが、
当たる確率は年々上がっていくので他人事なんて暢気に構えていられません。
なんとスリリングな人生なんでしょう。 一寸先は闇だね(*_*) 

その上、お金には換えられないものも失われます。
自然災害が増え、熱ストレスも強まれば……

数多くの尊い人命が失われる

そのことを忘れちゃいけないんじゃないでしょうか?

温暖化対策にはお金がかかります。
だからといって対策を怠れば、
被害金額は膨大となり命すら失いかねません。

運を天に任せるか、それともできる限りの対策を講じてリスクを減らすか?

まにあっくは2050年を前にして棺桶行きでしょう。
”今世紀末”がどうなろうが関係ありません。
でも……、子供や孫の世代に辛い思いをさせたくないというのが親心でしょ?

ちなみに、
2020年までに7%削減するという選択は、【BaU】シナリオよりはbetterです。
ただし【450s】シナリオはもちろんのこと、【550s】シナリオにも及びません。



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