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高断熱住宅なんか必要ない…?

2009 - 06/05 [Fri] - 15:38

【長期優良住宅】は実に惜しい家です。
5寸柱を採用している業者さんが多いのだから、
労せずして【次世代基準】Ⅰ地域の断熱仕様にすることが可能です。
そうすれば結構いい省エネ住宅になります。
そこで【長期優良住宅】を狙っている方は、
業者の方と相談してみてはいかがでしょうか?

外壁の150mmスペースを最大限活かして、
ここにグラスウール16Kをフル充填します。
高性能グラスウール16Kを使えば申し分ありません。
これにあわせて天井の断熱材も強化します。
床にはプラスチック系の断熱材を活用する方がいいかもしれません。
そうすれば厚さ100mm以内に納まります。
イメージはこんな感じ……

理想的な長期優良住宅

ただし壁内結露を起こしては元も子もないので、
気密もしっかりしていただきましょう。
できればC値=1.0以下が好ましいんですが、
最低でも 2.0以下 を保証して貰うことをお忘れなく!

これで省エネ型【長期優良住宅】に変身できますよ

それにしても、なんで最初からこうしないんでしょうか?
国交省は住宅全体のボトムアップを考えていますが、
その際に望む省エネ水準はあくまでも【次世代基準】です。
さらに高水準の【”新”次世代基準】にレベルアップする選択肢は、
全く頭にないようです。

なぜ(?_?)

これからはエネルギー節約型の社会になるものと思い込んでいましたが、
ひょっとしたら、そうではなかったのかもしれません。
何でそんな風に考えるのか?――、それが今日のお話です

まず最初に、次の【図】をご覧ください。

図をクリックすると拡大します
シナリオごとのCO2排出量

これはIPCC「第3次評価報告書」に紹介されている【図】です。
まず、今後の未来社会を6種類想定しています。
各ケースで温暖化対策を講じない場合(BaU)のCO2排出量が グレー ですが、
不確実性があるので太いゾーンで示されています。

次に、目指す安定化レベルが赤色で表示されています。
CO2濃度が高いほど高いほど色が濃くなります。
世界が目指しているのは「550ppm安定化」ですから、
【図】の中の「550」という 朱色 のゾーンにご注目ください。

まず、右上の【A1FI】シナリオを見てみましょう。
これが今後も化石燃料に依存した社会の姿です。
ベースライン排出量である BaU550 が大きく離れていることがわかるでしょ?
ということは、
「550ppm安定化」を達成するには大規模な追加緩和策が必要ということです。
でもそれはちょっとできそうもない……

しかし2つだけ BaU550 が重なるシナリオがありませんか?
それが真ん中の【A1T】シナリオと【B1】シナリオです!

ここで【A1T】とか【B1】というのは、SRESシナリオのことです。
IPCCでは未来の社会を大きく【A1】【A2】【B1】【B2】の4つに大分類し、
下の有名な【イラスト】で説明しています。

SRESシナリオ

上は経済発展を重視し、下は経済と環境の調和を重視する社会――
左はグローバル化し、右は地域主義化する社会――
そういうことを示しています。
そこで例えば【B1】シナリオが想定する社会は、
経済と環境の調和を目指しながらグローバル化した社会となります。

ただこれだけじゃ~ちんぷんかんぷんでしょうから、
細かい説明は環境省の資料をご参照ください。
【イラスト】をクリックすると資料が開きますので、
その中の「A 序論」にSRESシナリオの説明があります。

【B1】は技術志向の強いシナリオで、
技術革新によって経済発展と環境保全の両立を目指すシナリオです。
環境関連産業が成長する一方で、高度に情報化して物質依存が減少します。
例えば、ペーパーレスの社会になるわけですね。
省エネ技術の開発によって資源効率が向上するため、
サービス需要を下げることなく環境調和型の社会が実現します。
住宅では技術開発による高断熱化が進むとともに、
スーパーヒートポンプや燃料電池の普及が進みます。
住宅同様、車にも燃料電池の導入が進むことはもちろんです。

欧州が念頭においているのはこのシナリオです。
政権交代したアメリカも、ひっとしたらこのシナリオを選択するかもしれません。
こうした持続的発展型社会が実現すれば、自然にCO2の排出量が減るでしょ?
めでたく「550ppm安定化」も達成できることになります。

まにあっくは、日本もてっきり【B1】を目指していると信じていました。
ところが、とんだ勘違い(>_<) をしていたようです。
日本が目指しているのは【B1】ではないようです。
きっともう一つの【A1T】を目指しているんだと思います。

【A1】シナリオはさらなる経済成長を重視する社会です。
ただしエネルギー源への依存の仕方により、
化石エネルギー源を重視する【A1FI】、エネルギー源のバランスを重視する【A1B】、
そして非化石エネルギー源を重視する【A1T】に細分化されます。

一口に非化石エネルギーといっても様々です。
理想は太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーですが、
これだけで社会全体のエネルギーを賄うことは不可能――
だから欧州は非現実的な選択肢だと考えているわけ。
しかし、もう一つCO2を排出しないエネルギー源があるでしょ?
そうです……

日本は原子力に国家の未来を託している

そう気づけば、全て合点がいきます。
日本はエネルギーを使わない社会ではなく、
エネルギーを使う社会を目指しているんです。
ただし原子力で発電しますから、いっくら使ってもCO2は出ないでしょ?
省エネは一手段であって目的ではありません。
あくまでも目的は低炭素社会ですから、CO2さえ出なければいいんです。

程々の省エネは進めますが、やりすぎはダメ×
だって、莫大な建設費をかけた原子力発電所の電気を使ってくれないと困るでしょ?
そうなれば、家の省エネ性能は【次世代基準】くらいがちょうど良い。
ましてオール電化は大歓迎! 深夜電力需要が増えるのは原子力発電にとって好都合
適度に省エネ気分に浸りながら、実際にはたっぷり電気を消費してくれます。

これとは反対に、エネルギー依存度の低い省エネ住宅は好きじゃない。
世の中がそんな家ばっかりになったら、それこそ原子力発電が”破産”しちゃいます。
だから……

パッシブハウスやハイブリッドハウスなんか普及して欲しくない

考えすぎだと思いますか?
でも、車だって同じですよ。
ハイブリッド車のプリウスを購入しても、補助金はもう出ません。
【補足】補正予算で約25万円が補助されるようです
ところが、電気自動車には大盤振る舞い!!!

三菱i-MiEV

三菱自動車は、電気自動車i-MiVE(アイミーブ)の市販をついに開始しました。
ただし車体価格は400万円を超える! 軽自動車ですよ(=_=)
こんな”高い車”、いったい誰が買うんだろうと感じていましたが、
ナンと1台あたり139万円も国から補助されます。
そうすれば約300円で買えちゃうってわけです。

それでも高いことには変わらないけど、
なんで車ごときに139万円の補助金が出るんですか(?_?)
同じ金額でいいから、省エネ住宅を建てる方にも出してくれませんか?
家を建てる方がお金もかかるんだから……

でも、出さないだろうな。
電気自動車は電気を使ってくれます。
街を走る車がこういう車ばかりになったら万々歳\(^o^)/
深夜電力で充電してくれれば、じゃんじゃん原子力発電所が建てられます。
だから、もうハイブリッド車には冷たい仕打ち。
さっさと電気自動車に”乗り換え”たんですね~

だから家だって同じ。
電気(原子力発電)を利用しない家は応援してくれない。
省エネ機器をフル装備して、
しっかり電気(原子力)を使ってくれる家がお望みなんだな、きっと。
でも、それじゃ~”省エネ住宅”じゃないよね(・へ・)

えっ? 原子力発電所の安全性に問題はないのかって?
原子力発電所は地方に建設するわけだから、
万一事故が起こっても「まあいっか(*^_^*)」って思ってるんじゃないですか?
この国は庶民と地方にはあからさまに冷たいでしょ?

でもね~、原子力発電にも限界がありそうです。
これまでは「550ppm安定化」で進んできたわけですが、
ここにきてさらに厳しい「450ppm安定化」を望む声が高まっています。
というのも、温度上昇は2℃以内に抑えたい――からです。
そうしないと深刻な環境破壊が発生しかねないことがわかってきました。
CO2排出量と温度上昇

これも「IPCC第3次評価報告書」の中に掲載されている【グラフ】です。
「550ppm安定化」では2150年くらいまで温度上昇が続き、
現在より2℃以上上昇してしまいます。
そうなるとまずいわけ。
そこで注目されているのが「450ppm安定化」なんです。
これなら今世紀末には温度上昇が終わり、しかも2℃未満に抑えられるでしょ?

ここで最初の【図】を見直してください。
ちょっと細かくてわかりづらいんですが、
今度は「450」という薄い ピンク のゾーンに注目しましょう。
【A1T】シナリオでは BaU450 が重なっていません。
ということは……

原子力だけに未来は託せない

追加的な温暖化対策が必要になります。
それに比べて【B1】シナリオはいかがですか?
確かに不確実性の問題は残りますが、
BaU450 がしっかり重なっているでしょ?
ということは、【A1T】よりも【B1】の方がbetterってことです。
そして【B1】の鍵を握るのは省エネ技術!
住宅も高断熱化された省エネ住宅に変わらなければなりません。

原子力もダメ、森林吸収も心もとない。
そうなるとやっぱり……

エネルギーを使わない社会に変えないと未来はない

それがまにあっくの結論。
というわけで、住宅の省エネ基準をぜひ見直してください。
いくらなんでも【次世代基準】ではあまりにもお粗末すぎます(*_*)



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