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No.2 EDTAとパラベン

2008 - 11/28 [Fri] - 17:10

思わぬところからキレート剤の話が出てきたので、
今回はEDTAも含めた添加物の話題を少し取り上げてみようと思います。


身近なところでは、EDTAエチレンジアミン四酢酸は化粧品やシャンプーの保存料です。
酸化防止剤として、食品にも添加されています。
キレート効果が高いため、重宝な化学物質です。

エチレンジアミン四酢酸
EDTAはEDTA塩として使用されるのが一般的です。
イオン化したEDTAはカルシウムや鉄などの金属イオンを”キレート”します。
本来”キレート”とは”カニのはさみ”の意味で
金属イオンをガッチリと捕捉することに由来しています。


ところが……

EDTAを含んでいる製品は危ない

そう短絡的に考えている方もいるようです。

渡辺雄二という方が書いた『全網羅 食品添加物危険度事典』という本を見てみましょう。
5段階のうち、EDTAは【危険度4】と分類されています。
「できるだけ避けるべきもの」なんだそうです。
この方以外にも、EDTAを危ない化学物質と糾弾する人は少なくありません。

こうした一部の方々の過激な発言の影響が大きいのでしょう。
EDTAの表示を見ただけで毛嫌いし、
なんとなく無添加の方が安全だと錯覚してしまう方が増えたように思います。

それでは、実際にEDTAを摂取するとどうなるのでしょうか?
今回も『化学物質の初期リスク評価』を参考にしてみましょう。
主な点を整理すると次の通り。

■EDTAは主に食品から摂取される。皮膚には吸着しにくいと考えられることから、石けん・シャンプーなどの使用による経皮暴露は無視し得る。
■EDTA2ナトリウム塩は鉛中毒解毒剤としても使用される。大量に静脈投与した場合には血清中のカルシウムイオン濃度が減少し、高カルシウム腎症を生じることがある。


EDTAが”安全な化学物質”だなんていう積りはありません。
常軌を超えて大量摂取すれば問題も起こるでしょう。
そういう意味では、
EDTAを点滴するキレーション療法には注意が必要なんじゃないでしょうか?
いわゆるデトックス(解毒)っていうやつです。

しかし日常的な摂取の場合には、次のように評価されています。

EDTAは、現時点ではヒト健康に悪影響を及ぼすことはないと判断する。


つまり、問題ないっていうことですね。

世の中には過敏症の方もいますから、そういう方はまた別です。
しかし普通の健康な方が、あまり神経質になる必要はないと考えます。
反対に、無添加だからといって安全と考えるのも間違いです。

しかし、中にはとんでもない勘違いをしている方もいるようで……

合成された化学物質は良くない。天然成分なら安全!

自然の摂理は、そんなに単純なんでしょうか? 

EDTAと同様に、パラベン安息香酸という添加物も憎まれ役。
これらには殺菌作用、静菌作用があるため
主に防腐剤や保存剤として利用されています。

パラベンはパラオキシ安息香酸エステル類の総称で
その化学的性質を一言でくくることはできません。
パラベンは人工的に合成された化学物質です。
例えばエチルパラベン(パラオキシ安息香酸エチル)は1866年に合成されています。
ただしその殺菌作用は安息香酸よりも弱く、
最初は見向きもされませんでした。

しかしこう主張する方がいる。

パラベンや安息香酸は自然界には存在しません。だから良くないのです (T_T)

でもそうかな~
本当に自然界には存在しないの (?_?)

図をクリックすると拡大します
パラベンと安息香酸

自然界では、アミノ酸のフェニルアラニンからケイヒ酸を経て安息香酸が合成されます。
ケイヒ酸はシンナミック酸とも呼ばれ、桂皮(シナモン)に由来します。
これが還元して生成するシンナミックアルデヒドがシナモンの香りの主成分です。
同じくアミノ酸のチロシンからはクマル酸を経て4-ヒドロキシ安息香酸が合成されます。
クマル酸が酸化して生成するコーヒー酸は、コーヒーの香りの主成分です。


安息香酸は自然界にも幅広く存在します。
熊笹の葉にも含まれることが明らかになりました。
おにぎりを包むのにはちゃ~んと理由があったんですね φ(..)メモメモ
昔の人も、安息香酸を防腐剤として利用していたんです。

そして自然界には4-ヒドロキシ安息香酸が存在する。
これにエタノールがエステル結合すればエチルパラベンです!
エタノールも自然界ではいたる所に存在していますから、
エチルパラベンのような単純なエステルの存在しない方がおかしい……

そうだとするならば、
天然成分をもてはやす一方で
パラベン類や安息香酸を悪者扱いにするのって変ーーーー

最初に紹介した『全網羅 食品添加物危険度事典』によれば、
パラベン類や安息香酸も【危険度4】だそうです。へえ~
例えば、イソプロピルパラベンは次のように説明されています。

マウスに体重1キログラム当たり2.5グラム経口投与すると、その半数が死亡する。ヒト推定致死量は、200~300グラム。


こんな風に書かれたら、誰だって恐ろしくもなるでしょう。

では、こんな化学物質があったらどう思いますか?

□物質名 Sodium Chloride
□CAS番号 7467-14-5
□ラットに体重1kgあたり1日に3g経口投与すると、その半数が死亡する。
□ヒトに体重1kgあたり1日に3~4g経口投与すると、その半数が死亡する。
□ヒト推定致死量 30~300g

パラベンとそん色ありませんよ。
だから怖くなった?
こんな物質は摂取したくない?
でも、子供のお菓子にだってたくさん入っていますよ。

さあ大変 (>_<)

この「Sodium Chloride」を化学式で表せば「NaCl」です。
塩化ナトリウムといいます。

もうわかりましたね?
そうです。お塩のことです。

お塩だって大量に摂取すれば毒になります。
しかし、大人では1日に1.3g以上摂取する必要のあるミネラル分でもあります。
身体に必要不可欠なものであっても
限度を超えて過剰摂取すれば健康を害するのは当たり前!

こういう複雑さが神のごとき自然界のバランスを維持してきました

合成物は危険で天然物なら安全――そんな単純なものではありません。
それよりも重要なのは私たちの接し方
安全な範囲で化学物質の利便性を享受する一方で、
過剰な使用を控えることこそが重要なんじゃない?




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