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温暖化するより、くら~い未来

2009 - 06/26 [Fri] - 20:37

こんにちわ。
みなさんは宝くじを買いますか?
まにあっくは夏と年末に買います。
買うのは10枚と決めてます。

どうせ当たりっこない(>_<)

そう思いますが、もし3億円 が当たったらどうしましょ
まずはローンの返済ですね。
それでも余るから、もう一度家でも建てちゃおうかな~\(^o^)/
もちろん、知りつくした「FPの家」が一番安心!

でも、夢を見ているくらいが幸せなのかもしれません。
そんなことより、さっさと本題に入りましょ!

石油ピークは石油減耗論です。
以前も念を押したように、”石油枯渇”を問題にしているんじゃありません。
それよりも前に影響が出始めます。
生産量が増加から減少に転じることで、
安価な石油に支えられてきた経済活動が減速しかねないんです。

著名な石油ピーク論者の一人にダンカン(Duncan)という方がいます。
ダンカンは資源論的に生産量だけを考えるのではなく、
そこに【人口増加】という要素を加味して石油ピークを論じています。
つまりエネルギー生産量と人口の比を問題にするわけですが、
その独特の説は一般にオルドヴァイ仮説って呼ばれてます。

難しい話はさておき、次の【図-1】を見ていただく方が手っ取り早い!

図をクリックすると拡大します
図-1

この【図-1】は、ダンカンがオルドヴァイ仮説の説明に用いるものです。
縦軸は世界の人口1人当たりのエネルギー生産量を表します。
その推移を1920年から2060年まで予測しているわけですね。
重要なポイントには数字が付けられています。

  1.1人当たりのエネルギー生産量がピーク時の30%に到達(1930年)
     →→→産業文明の開始
  2.1人当たりのエネルギー生産量のピーク(1979年)
  3.安いエネルギーの時代が終わる(1999年)
  4.”Jerusalem Jihad”の開始(2000年)
  5.石油生産量のピーク(2006年)
     →→→一般に論じられる石油ピーク
  6.OPEC産出量が全石油生産量の過半を占める(2008年)
  7.世界各地で停電が頻発し始める(2012年)
  8.1人当たりのエネルギー生産量が1930年水準まで落ち込む(2030年)
     →→→産業文明の終焉

いわゆる【石油ピーク】は2006年と想定していますが、
1人当たりのエネルギー生産量のピークはそれよりも早く訪れます。
その原因は世界人口の急増です。
社会が豊かになると同時に人口も急増し、
1900年には15億人だった世界人口が2000年には60億人を超えてます。
人口爆発が起こったんですね。
このため1人当たりのエネルギー生産量のピークは、
1979年の「11.15バレル/人/年」だったというのがダンカンの主張です。

ここにはどことなく、
マルサスの有名な『人口論』の影響が窺えないでしょうか?

人口は幾何級数的に増加する、ただし食料は算術級数的にしか増加しない

食料資源の増加は人口増加に追いつかず、
必然的に人口増加は何らかの形で制限されることになります。
表現は違うけど、【食料資源】を【エネルギー資源】に置き換えて……

エネルギー生産量は人口増加に追いつかない

そう主張してるのがオルドヴァイ仮説のように思えます。

それでは、ダンカンは人類の未来をどう考えているんでしょう。
SFの世界では薔薇色の未来が描かれますよね?
しかしオルドヴァイ仮説の描く未来は正反対です。
考えようによっては、温暖化社会の方がまだ明るい未来かも知れない。
自然の猛威に翻弄されますが、
その中で格闘する人類は”文明人”なんですから……

ダンカンの考える未来を読み解いてみましょう。
バックミラーが通り過ぎた景色しか映さないように、
頂点(Peak)もまた静かに通り過ぎます。
後になって「あの時がピークだった」とわかるんです。
峠を越した道は緩い斜面(Slope)にさしかかり、
しだいにスピードが増していきます。
それが滑走面(Slide)の段階です。
ぐんぐん加速し、気づいたときには立ち止まることもままなりません。
そしてその先に待っているのは、
深い谷底へと一気に落ちる急な崖(Cliff)
なす術もないまま、人類は谷底へとダイビングしていきます。

明るい光に照らされ、不夜城のごとく煌いていた大都会は様相を一変します。
豊富なエネルギー資源に支えられてきた電力供給が滞り、
大停電(BLACKOUTS)が頻発します。
エジソンが電球を発明したのは1879年のこと。
それからわずか100年余り、人類は再び蝋燭の暮らしに戻ります。
まさに、真っ暗な未来です。

国際情勢も大きく変貌します。
非OPEC諸国の産油量はいち早く減耗し、
あとは中東OPEC諸国の石油が頼みの綱になります。
”第2の中東”は存在しません。
中東の石油が終われば、石油時代もお終いです。

ダンカンは歴史に喩えるのがお好きな方のようです。
エルサレム聖戦(Jerusalem Jihad)というのは、
イスラムによる聖地エルサレム奪還を指していると思われます。
1099年、第1回十字軍はエルサレムをイスラムから開放し、
ここにエルサレム王国を建国します。
しかし、反撃が始まる。
イスラムは英雄サラディン(サラーフッディーン)を中心に結束し、
1187年、88年ぶりにエルサレムを奪い返します。

キリスト教諸国は中世最強の連合軍を結成します。

  イングランド王リチャード1世(ライオンハート獅子心王)
  フランス王フィリップ2世(オーギュスト尊厳王)
  神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世(バルバロッサ赤髭王)

まさにオールスター十字軍です。
さすがのサラディンも窮地に追い込まれますがよく持ちこたえ、
エルサレムを死守することに成功します。
以後、エルサレムがキリスト教国の手に渡ることはありませんでした。

産業革命による圧倒的な経済力を武器に、
欧米諸国が全世界を支配したのが近現代史です。
その力(power)は石炭、そして石油に支えられてきました。
しかし資源の減耗とともに、欧米支配は終わりを告げます。
まさにJerusalem Jihad!
石油資源を握るアラブ諸国の巻き返しが始まる――ってことでしょう。

オルドヴァイ仮説によれば、
1930年が産業文明(Industrial Civilization)の始まりでした。
【工業化社会】、あるいは【大量消費社会】と言い換えても同じです。

ときあたかも世界恐恐の最中。
しかし大型公共事業を中心とする大規模な財政出動、
加えて第二次世界大戦による軍事需要が推進力となり、
むしろここから産業文明の高みへと一気に上り詰めます。
それを支えた安価なエネルギーが、
良質で扱いやすい石油だったことはいうまでもありません。

しかし衰退もまた早くやってきます。
世界人口1人当たりのエネルギー生産量は、
2030年頃には1930年水準まで落ち込みます。
エネルギーが足りなくなるということですね。 枯渇ではありませんよ
”燃料”がなければ”推進力”は生まれません。
そこで2030年が……

産業文明の終わり――となります。

石油に支えられた高度な文明は、わずか100年で幕を閉じます
石油ピークは文明ピークってわけです。

ところで、なんで【オルドヴァイ仮説】っていうんでしょう?
まにあっくも最初はわかりませんでした(?_?)
ただし論文のタイトルを見て納得! そういう意味だったのか

「World energy production, population growth,
and the road to the Olduvai Gorge
 
日本語に訳すと
「世界エネルギー生産、人口成長、およびオルドヴァイ峡谷への道」


【オルドヴァイ渓谷への道】だから【オルドヴァイ仮説】って呼ぶんですね。
でもそれなら、”オルドヴァイ渓谷”って何?

オルドヴァイ渓谷はアフリカ東部、現在のタンザニアにあります。
アフリカ大陸を貫く大地溝帯の中にあり、
何百万年も前の古い地層がむき出しになっている渓谷です。
ここでピンと来た方はすごい
オルドヴァイ渓谷からは、人類のご祖先様の化石が発見されているんです。

オルドヴァイ渓谷

ここは人類がサルからヒトへと進化した”揺りかご”です。
様々なタイプの猿人(アウストラロピテクス属)が闊歩し、
その中からホモ属(ヒト属)が出現します。
300~100万年前のオルドヴァイ渓谷には、
実に様々なタイプの”人類”が生息していたようです。
その中で絶滅を免れて今日まで生き残ったのが、
ホモ・サピエンス( Homo sapiens )、つまり私達です。

やがて人類は道具を使い始めます。
オルドヴァイ渓谷ではたくさんの石器も発掘されており、
この頃の前期旧石器文化をオルドヴァイ文化って呼んでます。
オルドヴァイ文化は世界最古の文化であり、
人類が野生から文明へ踏み出した第一歩でした。

というわけで、
【オルドヴァイ渓谷への道】って、要は初心にかえれっていう意味でしょうか?
いやいや、ダンカンはもっと深刻な文明の危機を警告してるようです。
それを理解するには、
もう一つの【図-2】を見ていただきましょう。
最初に紹介した【図-1】のタイムスパンは1920年~2060年でした。
対して、【図-2】のタイムスパンは紀元前300万年~紀元後3000年。
よりマクロな視点から人類の歴史を解説しています。

図をクリックすると拡大します
図-2

長い人類の歴史の中で、
産業文明が花開いたのはホンの一瞬のできごと!
【現在の豊かさ】がむしろ例外的なんです。
それは喩えてみれば宝くじが当たったようなもの。
人類は石油という”宝物”を掘り当てたんです。

しかし、お金は有限。
無限と勘違いして散財すれば、あっという間にすっからかんになります。
そうなれば贅沢な暮らしを見直して、
再び元の質素な暮らしに戻らなければなりません。
贅沢な暮らしを捨てられなくて、
サラ金にまで手を出そうものなら さぁ大変!
借金が嵩んだ挙句に、
莫大な負債を抱えて一家離散――って悲劇も起こり得る。

石油も有限です。
天然ガスも有限、ウランも有限です。
そのことを忘れて”贅沢三昧”に耽っていると……

取り返しの付かない負の遺産を残して破滅する

地球温暖化も、【負の遺産】の一つに数えて良いでしょう。
しかし早めに”節約生活”に戻らないともっと大変なことになる!
文明の崩壊とともに回復不可能なダメージを受け、
1000年後には再び旧石器時代に戻ります。

オルドヴァイ渓谷のあるアフリカから飛び出し、 出アフリカ
ホモ・サピエンスが全世界に拡散し始めるのが6~5万年前のこと。
これが「アフリカ単一起源説」であり、
ミトコンドリアDNAの解析もこの説を支持しています。 いわゆる、ミトコンドリア・イヴ
その後、各地に根を下ろして文明を築きますが、
最後は再び旧石器文化に戻る。
つまり、故郷のオルドヴァイ渓谷へと帰っていくことになる――

これがオルドヴァイ仮説が投げかけるメッセージです。

【補足】
核DNAのほか、ミトコンドリアもDNAを持っています。
ミトコンドリアDNAは母性遺伝をします。
つまり、父方のDNAは排除されて紛れ込みません。
そこで世界中でミトコンドリアDNAの解析を行って祖先をさかのぼったところ、
16±4万年前にアフリカにいた一人の人物(女性)までさかのぼれました。
聖書になぞらえて彼女を「ミトコンドリア・イヴ」と呼んでいます。
ここで注意したいのは、
全人類がこの女性の子孫というわけではありません。
当時のアフリカには他にも多くの「女性」がおり、
ミトコンドリア・イヴもその中にいたということです。


重ねて念を押しておきますが、
ここでは具体的な「数字」にあまり重要な意味はありません。
石油ピークが2006年でも2037年でもたいした違いはない!
どっちにしろ、いつかは資源が不足する。
そのときあなたは……

大量消費社会と訣別できますか?
それとも、
贅沢な暮らしを続けたいと無茶なあがきを続けますか?

国家や国際社会の対応以前に、
ひとりひとりの”覚悟”を問いただしているような気がします。

ちなみに。
Homo sapiens 】とは、
ラテン語で「智恵のあるヒト」を意味します。
”智恵”があるんだから、選択を誤ることはないと信じたいですね!
でも万が一、石器時代に戻ったとしても、
それが一番 地球に優しい のかもしれません(T_T)


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