世界でたった一つしかないあなただけの家  FPだからできる夢の大空間

  「FPの家」槻岡建設のナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 石油ピーク > 発電する家はECOじゃない! その前にすべきこと  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

発電する家はECOじゃない! その前にすべきこと

2009 - 07/15 [Wed] - 20:23

暑い、暑い、あつーーーーーい
異常に暑いので外の温度計を見たら、40℃を指してました。
念のため気象庁のデータも確認してみたら、
本日の最高気温のランキングは……

館林が堂々の第1位(18時30分現在)――って、ちっとも嬉しくない(>_<)

37.7℃もあったみたいです。
日本最高気温記録の”保持者”である熊谷市は、
「日本一暑い街」って宣伝しています。
しかし熊谷と利根川を一つ隔てて接する群馬県東部も、
負けず劣らずくそ暑い!
これから温暖化が進めば、もっと暑くなるんでしょうか?
みなさんも覚悟しておいた方がいいですよ。
気温が体温より高くなると、ホンと”身体が融ける”ような暑さです。

「FPの家」の中でお昼寝していたいけど、
そうもいってられないのが人間の悲しい宿命(T_T)
さて、今日は何を話しましょうか?

わが家では一週間に一度、食料の買い出しをします。
家計を切り詰めているので、無駄なものは一切買いません。
いや、買わせてもらえない。
買った食料だけで過ごすので、
一週間経つ頃には冷蔵庫が悲しいくらいスッカラカンになります。
ホンと、無駄がありません。 節約上手な家内に感謝、感謝 

卵のコーナーを覗いてみると、いろんな【ブランド卵】が並んでいます。

  森のたまご――ニワトリを森の中で飼ってるの?
  安心たまご――何が”安心”なんでしょうか?
  天然たまご――えっ、”天然”じゃない卵なんてあるの?

名前を見ていてもさっぱりわかりません。
恐らくたいした意味はなく、イメージ宣伝なんでしょうね。
こうした混乱を是正するため、鶏卵業界は自主規制に乗り出しました。
【天然】や【自然】という抽象的な言葉の使用は禁止。
【安全】とか【森】の使用を認めるケースも今後審議するそうです。
たかが1パック100~200円の商品なのに、
消費者を混乱させかねない宣伝を厳に慎もうという姿勢はご立派

それに比べて……、住宅業界はやりたい放題じゃありませんか?
卵の数十万倍という高額商品を扱っているのに、
イメージ先行の宣伝ばかり目立ちます。

  無添加の家――はぁ、家の”添加物”って何なんでしょう?
  子供の頭が良くなる家――家で頭が良くなるくらいなら苦労しないよね!

そして最近増えているのが……、発電する家っていうキャッチコピーの類。
「太陽電池や燃料電池を装備してます」ということなんだろうけど、
【環境に優しい家】っていいたい魂胆が見え見えです。
でも、ホンとにそうかな~????

そこで今日のテーマ。 発電する家は本当にECOなのか?

低炭素を目指すなら、木をふんだんに使った【長期優良住宅】も許せます。
でも、木の家にしたからといって石油の消費は減らせない。
これからの家に求められる最優先課題は、
石油への依存度を減らすということ――つまり省エネです。
この困難な課題を達成するアプローチは4つに大別できるでしょう。

省エネ住宅-1
難しく考える必要はありません。
身近な”家計のやりくり”に喩えて考えればわかりやすいかも……
【money お金】が【energy エネルギー】に変わるだけです。

発電する家っていうのは【1】の創エネを実行してるわけですね。
ただしイニシャルコストはべらぼうに高い!
その分、ランニングコストはお得になるかもしれませんが、
10~30年たったら新品に交換する必要があります。
常に最新型に買い換えることで省エネが達成されるわけで、
消費志向の省エネといって良いでしょう。

お金だって同じでしょ?
箪笥預金じゃお金は増えません。だから預貯金する。
でも今は利息が”雀の涙”なので、株の方が魅力的!
投資することでお金を増やすわけですが、
高いお金を払ってエネルギーを”儲ける”のが【1】の創エネです。

【2】の省エネ機器を利用する省エネも、
基本的に【1】と同じ消費志向型の省エネといって良いでしょう。

しかし、これとは正反対の省エネ手法も存在します。
その一つが【3】の省エネ住宅の活用で、
極限まで断熱や気密を徹底させることでエネルギーの無駄をなくします。
今後は、熱交換換気システムも必須装備になっていくでしょう。
これで80%以上の熱回収を目指します。

もちろん、普通の家より割高になります。
ただし”消費志向”と決定的に異なるのは、
1度建てた家を100年以上利用しようと考えている点です。
建て替えの出費を抑え、なおかつエネルギーロスを抑えます。

これも家計のやりくりと同じ。
いくら収入が増えても、
それ以上に出費すれば火の車になっちゃうでしょ?
お給料が減っても、贅沢を切り詰めて支出を減らせば貧すれども窮しません。
要は節約っていうことですが、
省エネにおいても節約はとっても重要です。
エネルギーを大事にするばかりでなく、
【4】の省エネ生活でエネルギーの無駄遣いを慎みます。
【3】や【4】は、節約志向の省エネなんです。

ただ、食うや食わずの暮らしでは生きていけません。
節約するにも限界があります。
省エネも全く同じ!
いくら省エネが大事だからって、
健康な暮らしや快適な暮らしを犠牲にするのは本末転倒……

家の基本はHealthy(健康)で Comfortable(快適)な暮らしの実現

この大前提を忘れちゃいけないんじゃないでしょうか?
もしこれが”贅沢”と非難するのなら、
あなたには何百年、何千年も前の暮らしに戻る覚悟がありますか?
省エネするために【不幸】になる必要はありません。
より【幸福】になるよう、全人類が智恵を絞っているんです。

そこで、発電する家はECOなのかという問題です。
この問題を考える参考として、次の【図】をご覧下さい。
ドイツの「パッシブハウス研究所」の資料です。

図をクリックすると拡大します
省エネ住宅-2

寒いドイツではエネルギー消費に占める暖房の割合が圧倒的に多く、
ストック住宅では70~80%にも達するようです。
そこで住宅の高断熱・高気密化を進めてきました
1995年には年間に消費する暖房エネルギーを100kWh/㎡以下と義務付け、
これで住宅の全消費エネルギーを160kWh/㎡に抑えました。
その後2002年に省エネ法を改正し、
現在では暖房70kWh/㎡、全消費エネルギー 140kWh/㎡ と強化されています。

ちなみに、日本の場合はどうでしょう?
坂本雄三先生(東京大学)の試算では、
東京以西(Ⅳ地域)の次世代基準の家が1年間に消費するエネルギーが74GJ/戸。
これに家電に消費されるエネルギーを加え、
なおかつ全館冷暖房なんかしたら……
おそらく100GJを超えていると思われます。 ハウスメーカーの家がこんなもの

比較のため、これを「kWh」表示に変えましょう。
ここでのエネルギー消費量は1次エネルギー換算なので、
換算係数は 1kWh=0.00997GJ です。
家の面積は120㎡としましょう。

  100(GJ)÷0.00997÷120(㎡)≒84(kWh/㎥)

冷暖房の占める割合が30%程度しかないので、
これでもドイツの【省エネ住宅】よりエネルギー消費量はかなり少なめ。
それなら、この上さらに断熱する意味はない。
国交省が省エネ基準の強化・義務化に踏み出さない”口実”になってます。
それより消費型の省エネの方が効果がある――っていうことみたい。

ここで、ドイツが今後進むであろうロードマップを紹介しておきましょう。
ドイツは今後も住宅の高断熱化・高気密化を推進する予定です。
暖房エネルギーは2009年には50kWh/㎡、2012年には35kWh/㎥とし、
最終的には2020年に15kWh/㎡を義務化しようと目指しています。
ただし、暖房エネルギーの削減だけでは限界があります。
今後は給湯や家電などの省エネにも取り組み、
家全体の消費エネルギーを年間 40kWh/㎡ まで削減する積もりです。
これが、パッシブハウス(Passive-House)に他なりません。

10年後、ドイツはここまで省エネしようと考えてるんです。 しかも最低要求基準です
東京より格段に寒い気候にもかかわらず、
1年間に家全体で消費するエネルギーはたった40kWh/㎡!
120㎡の家が1年間に消費する全エネルギーは……

  40(kWh/㎡)×120(㎡)=4800(kWh)

この数字は非常に重要。
昨日も紹介しましたが、
4kWクラスの太陽光発電を使えば1年間に 4500kWh 程度の発電ができます。
これは夢物語ではなく、もうすでに実用化されている話です。
そこで2つの数字を比べてみて!

家で消費する全エネルギーを太陽光発電でほぼ賄える

他からエネルギーを買わないでも、
自分の家で使うエネルギーは自分の家で”発電”できちゃうのです。

かたや、みなさんが住んでる日本の家。
省エネ基準を強化しないまま放置したとしましょう。
日本の家が1年間に消費するエネルギーは……

  84(kWh/㎡)×120(㎡)≒10000(kWh)

完全に形勢逆転です。
ドイツのパッシブハウスの2倍以上のエネルギーを消費しちゃう。
これで太陽光発電をしても、賄えるエネルギーは半分にも届きません。

太陽光で足りなきゃ燃料電池を追加してW発電――ですか?

燃料電池の発電量なんてたかだか1kWですから、
それでも足りなければどうするの?
まさか……、もっと買い足しなさい なんていわないよね?

日本の省エネは、どこまで行っても消費志向が強いようです。
例えばこんな感じかな?

省エネ住宅-3

最新設備をフル装備してる割には、
思ったようにエネルギー消費量が減ってくれない。
いくら大金を注ぎ込んでも焼け石に水。 いわば、省エネ地獄? 
これって、割のあわない”投資”じゃありませんか?

省エネ機器を動かすにもエネルギーが必要です。
”燃料なし”で動く機械なんてありません。
健康で快適な暮らしを実現するにもエネルギーが使われる。
特に今日みたいに暑い日は、冷房なしで”生きて”いられない!!!!!
しかも、節約なんて馬鹿らしい。
大量の家電製品に囲まれる暮らしを続けていけば、
消費エネルギーが減るどころの話じゃありません。
これじゃ~、いっくら”発電”したって追いつかない(>_<)

一口に【発電する家】といっても、
それだけで必ずしもECOといえないことがわかりましたか?
エネルギーを”増やす”ことを考える前に、
無駄なエネルギーを”減らす”ことを考えなくっちゃいけないのです。


住宅金融公庫の季刊誌に「季刊 住宅金融」というものがあります。
その2008年秋号に坂本雄三先生が寄稿した一文を紹介しましょう。

まず、「建物外皮の断熱」が基本であり、優先度としては最も高い。……① 断熱)と② 高効率設備)が確実に整った上で、太陽熱利用や太陽光発電などの自然エネルギーの活用を考えるべきである。①と②を実践せずに、③ 自然エネルギー)に飛びつくことは費用対効果の点から非常にまずいので、慎むべきである

お金は効果的に使わなくっちゃいけません。
まず重要なのは無駄をなくすことであり、
エネルギー的にスリムになってから創エネに移りなさいってことです。
そうなれば、”発電設備”はコンパクトなもので事足りる。
そうなれば、投資するイニシャルコストは少なくて済む。
節約型の省エネは無駄な出費を抑えてくれるんです。
それでいながら、エネルギーを完全自給する道がしっかり開けてきます。
とっても賢い”投資”じゃありませんか?

省エネ住宅-4

それなのに、
今、日本が突き進んでいこうとしてるのは浪費型の省エネです。
家の断熱はそこそこに、先を競って発電する家に飛びつこうとしてる。
その典型が業界をリードすべき立場にあるハウスメーカーたちです。
これじゃ~、日本の暮らしが省エネになりっこありません。

でも、実際にはそんな家はECOから程遠い……  
基本を疎かにして、省エネは達成されません。
貴重なお金を庶民からむしり取るだけです。
もう一度原点に引き返し、
省エネ住宅への道を”順路”通りに進むべきじゃないでしょうか?


猫マーク ブログランキングに参加しています。
 ポチッとしていただければ感謝です。

 人気ブログランキングバナーにほんブログ村 猫ブログ ノルウェージャンフォレストキャットへ

■ 過去の記事を検索する方法のお知らせ

『月別アーカイブ』、もしくは『カテゴリー』をクリックすると、
最初に一覧が表示されるように改造しました。
タイトルをクリックすると、該当する記事に移動します。
これまで書いた過去の一覧を見たい方は、
『全記事表示』をご利用下さい。

読みやすいブログになるよう、
これからも少しづつ手を加えていきます。

スポンサーサイト

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://fptsukioka555.blog86.fc2.com/tb.php/224-a0f8942f

 | HOME | 

プロフィール

fp-tsukioka

Author:fp-tsukioka
群馬県の「FPの家」施工会社
店舗・工場・公共工事の施工もします

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

最新記事

全記事表示

月別アーカイブ

カテゴリ

最新コメント

最新トラックバック

いらっしゃいませ

検索フォーム

リンク

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。