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窓を開けないのが快適に暮らすコツ

2009 - 07/27 [Mon] - 23:06

午後になって突然の突風が吹きました。
続いて、猛烈な雨。
雷も鳴り出しました
こうなると仕事になりません。

夕方になってニュースをみたら、
館林市では突風(竜巻かも?)が発生して大変な被害が出たようです。
この近辺では昨年もダウンバーストが発生し、
たまたま遭遇した私は大変恐ろしい思いをしました。
竜巻頻発地帯なんかになったら困るーーーー(>_<)
九州の方では記録的豪雨に見舞われていますし、
やっぱり、気候変化が激しさを増していると感じます。
さらにひどくなる前に、もっと省エネや節約を真剣に考えて欲しいですね!

ようやくパソコンが復旧しました。
今日もギリギリ更新できそうです。
さて、お仕事お仕事。

「FPの家」を見学に来るお客さんの中には、
こんな質問をされる方がいます。
 窓を開けちゃいけないんですか?
う~ん、微妙な質問です。
ただし、こうお答えするようにしています。
 と~んでもない、開けたいときは思う存分開けて下さい!
すると、お客様はホッと安心した顔になります。
 そうですよね。窓を開けちゃいけない家なんて変ですよね。

日本では、夏は窓を開けて過ごすという習慣が根付いています。
長く続いてきた習慣は、なかなか改まるものではありません。
「窓を開けるな!」なんていったら、それだけで敬遠されてしまうんです。

どういう住まい方をしようと、それは住む方次第です。
気候風土も地域によって千差万別。
好条件さえ揃えば、
夜から明け方には窓を開けて通風するのもいいでしょう。
しかし、そういう恵まれた場所はそう多くありません。
街中では夜中になっても30℃近い熱帯夜の連続です。
私の家も例外じゃない。
こういう場合には夜や明け方であっても窓を開けない方が得策です。
もちろん、日中に窓を開けるなんて愚の骨頂! 

快適な高温低湿冷房の条件を、私は次のように考えています。

  【室内】→→→温度=28℃、相対湿度=55%、絶対湿度=14.96g/㎥

この状態をキープするためには、
窓は開けない方がいいということをご説明しましょう。
外気の状態は時間によって刻々と変化しますが、
日中の最も暑くなった時間帯で考えます。

  【外気】→→→温度=35℃、相対湿度=50%、絶対湿度=19.80g/㎥

『建築基準法』では、1時間に0.5回の換気をすることを定めています。
これを必要換気量といいます。
1時間で0.5回ということは、2時間で1回の換気をしなさいという意味で、
言い換えれば2時間ごとに家中の空気が入れ替わるということです。
「FPの家」では機械を使って必要換気量を確保しています。

ここで延べ床面積125㎡(約38坪)、天井高2.4mの家をモデルにしましょう。
この家の容積は 125×2.4=300(㎥) となります。
ここには空気が充満するわけですから、
家の容積のことを特に気積と呼んでいます。

それでは、この家で0.5回/hの換気をするとどうなるでしょうか?
300×0.5=150(㎥) ですから、1時間に150㎥の外気が入ってくることになります。
空気が入ってくれば水蒸気も一緒に入ってくるのは当然。
夏のように外気の湿度の方が高い場合には、
家の中に余分な水蒸気が入ってきてしまうのです。

この場合、水蒸気量は絶対湿度で考える必要があります。
外気の絶対湿度は19.80g/㎥、家の中の絶対湿度は14.96g/㎥ですから、
差し引き1㎥あたり4.84gの水蒸気が”余分”でしょ?
全体ではどれくらいになるかというと……

  4.84(g/㎥)×150(㎥)=726(g)

1時間に 726g の”余分”な水蒸気が入ってきます。
30℃の液化熱(蒸発熱と等量)は約0.58kcal/gですから、
この水蒸気は 726×0.58≒420(kcal) の”熱の塊”に他なりません。

水蒸気侵入量-1
それでは、窓を開けたらどうなるんでしょうか?
一口に窓を開けるといっても、
どの程度開けるかによって換気回数は大きく違ってきます。

図をクリックすると拡大します
窓開けによる換気量

これは「(財)建築環境・省エネルギー機構」のHPに紹介されている【図】です。
夜間に開けられた小窓と欄間により、
1時間に10回程度の通風・換気が行われるとしています。
さらに窓や襖を全開放すれば、なんと30回を超える換気になります。
昼間に窓を開けて風を通す場合には、
どちらかといえば後者のようなやり方が多いでしょう。
しかしここでは少なめに見積もって、
窓を開けることで最低でも10回/hの換気が行われると考えましょう。
この場合、1時間に3000㎥もの大量の空気が入ってきます。
その中に”余分”な水蒸気がどれくらい含まれているのか……

  4.84(g/㎥)×3000(㎥)=14520(g)

水1000g=1000cc(4℃のとき)とすれば、約15ℓ もの膨大な量です。
その熱(エネルギー)たるや 14520×0.58≒8400(kcal) に達します。
これを追い出さない限り、家の中は快適な状態になりません。
水蒸気侵入量-2
いくら高気密住宅といえども、窓を開ければ”ただの家”と同じ。
開けるのはご自由ですが、
”見えない熱”、つまり潜熱が侵入することをご覚悟ください。
”見える熱”、即ち顕熱のことしか考えられない方は、
大量の水蒸気を家の中に入れてしまうことのリスクが理解できないのです。

ここで反論したい方もいるでしょう。

エアコンを使うときに窓を開ける人なんかいない

確かに、そうでしょうね。
でも……、エアコンのスイッチを入れる前に窓を閉めたんじゃ遅すぎる!

そこで、次の【図】をご覧ください。

エコカラット

これは【INAX】のエコカラットという吸湿建材の性能試験の結果です。
珪藻土の調湿作用を力説する方がいますが、
調湿作用で比較するならエコカラットの方がはるかに上です。
無垢材の調湿作用も突出したものではありませんし、
汚れや傷を防ぐために表面塗装を施した場合には皆無に等しくなります。

しかし、調湿作用を過信するのは禁物です。
冬の乾燥対策には効果的かもしれませんが、
夏の湿気対策としては有効なのかどうか……

そこで考えてみてください。
調湿建材は室内の湿気(水蒸気)を吸湿してくれますが、
その水蒸気が消えてなくなるわけじゃないでしょ?
働き者のエアコンのように、家の外に捨ててくれるわけでもありません。
あくまでも一時的に”貯蔵”しているだけです。
いってみれば、【水蒸気のダム】といっても良いでしょう。

25℃、相対湿度(RH)90%のときの絶対湿度は約21g/㎥です。
空気中の水蒸気が多い場合にはどんどん吸湿します。
しかし25℃、相対湿度(RH)50%になると絶対湿度は約12g/㎥。
水蒸気量が少なくなると正反対の性格に豹変し、
大急ぎで”貯蔵”していた水蒸気の放湿を始めます。
これが【調湿作用】というものです。

ここで最初に戻りましょう。
窓を開けて外の空気がどんどん入ってきているとき、
家の中は外気とほぼ同じ条件になっているはずです。

  【外気】→→→温度=35℃、相対湿度=50%、絶対湿度=19.80g/㎥

このとき、調湿建材は水蒸気をどんどん吸湿していきます。
十分水蒸気を溜め込んだ後で冷房を始めたとしましょう。
快適な状態に向かって、家の中の湿度はどんどん下っていきます。

  【室内】→→→温度=28℃、相対湿度=55%、絶対湿度=14.96g/㎥

絶対湿度が下ってくると、どうなると思いますか?
もうわかりますね?
今度は放湿を始めるのです。
次から次に水蒸気の”新手”が登場するので、
高温低湿冷房のゴールはどんどん遠ざかってしまいます。
吸湿作用のある建材を使っているお宅では、
エアコンのスイッチを入れる直前に窓を閉めたのでは手遅れなのです。

しかし、水蒸気を吸湿するのは建材ばかりではありません。
布だって水蒸気を吸うでしょ? 
調湿建材を使っていないお宅は”多数派”でも、
家の中に布製品のないお宅はまず考えられません。
紙だって水蒸気を吸湿します。
そういう意味では、全ての家が【水蒸気のダム】を持っているわけです。
違うのは”貯水量”だけ。

これで納得していただけましたか?
エアコンのスイッチをいれてからできるだけ短時間に、
そしてより少ない消費電力で高温低湿冷房のゴールに飛び込むためには、
エアコンを使う前からできるだけ窓を開けない方が良いのです。
いったん家の中に入れてしまった潜熱を”捨てる”ためには、
顕熱以上のエネルギーが必要になります。
それでも”捨て切れる”程度ならまだ良いかも。
”ゴミ”の量が膨大になりすぎるとエアコンの処理能力を超えてしまい……

いくら冷房してもなんだか蒸し暑い(*_*) 
  
こういう不満を感じている家が少なくないのではないでしょうか?

さて。
「FPの家」を気に入ってくださり、
ご契約となったお客様にはこの点をきちんとご説明します。
それでも、窓を開けないと気のすまないお客様もいらっしゃいます。
ただそういうお客様に限って、
最初の夏を迎えたとたんに「暑くて堪らない」と相談してきます。
そうかといって、「窓を開けるな」と強制もできません。
いつかお客様自身が気づいてくださることを祈るしかありません。

それに比べて古い先入観にとらわれないお客様は、
「あまりにも快適なのにビックリした!」と必ず喜んでくださいます。

高性能住宅の性能を引き出すには発想を変える必要がある

この点さえご理解いただければ、
ちょっとの出費で高級ホテルよりも快適な暮らしをご堪能いただけます。


  
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8月8日(土)・9日(日)は大泉町で開催します。

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