世界でたった一つしかないあなただけの家  FPだからできる夢の大空間

  「FPの家」槻岡建設のナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 快適な家の条件 > やっぱり、日本の夏は除湿が決め手  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

やっぱり、日本の夏は除湿が決め手

2009 - 07/31 [Fri] - 23:03

こんにちわ。今日は涼しい一日でした。
でも、朝起きたらいつものようにエアコンをスイッチON!
いつもより量は少な目ですが、
しっかりドレン水が出てきて除湿しているのがわかります。

冷房を【温度を下げる行為】と考えるなら、
こんな日までエアコンが要るの?――とビックリするかもしれません。
しかしエアコンのフルネームは【Air Conditioner】ですから、
温度を下げることだけが仕事ではありません。
室内の空気を最適な状態(condition)に保つためには、
温度だけ考えていたのでは片手落ちです。
冷房は【湿度を下げる行為】でもあるのです。

さて。
昨日はエアコンのCOP(成績係数)を考えてみました。
実際のCOPを上げる、つまり省エネを考えるなら、
できるだけ最小冷房能力の低い機種を選ぶことをお奨めしました。
ただし、問題もあることを付け加えておきましょう。

図をクリックすると拡大します
部分負荷運転
図は「薄板軽量形鋼造に外張断熱を施した高断熱高気密住宅の
室内温熱環境とエネルギー消費特性 その2」からの引用

このお宅では、
リビングは2.5kW、寝室と子供室を2.2kWのエアコンで冷房しています。 私の家とほぼ同じ
寝ている間もエアコンを止めずに連続冷房していますが、
8月9日0時からエアコンの消費電力が急激に減少しています。
インバータ制御によって定格能力を下回る低速回転に移行したためで、
このような状態を部分負荷運転といいます。
消費電力量を「0.2kWh以下」に抑えてくれるので省エネになりますが、
それに伴って【絶対湿度】がグングン上昇していることに気づくでしょう。
真夜中2~3時には、外気湿度とほぼ同じになります。

省エネモードになるということは、
エアコン内部の温度を上げるということに他なりません。
このため温度は一定にキープできますが、
結露を発生させることはできなくなります。 露点以上の温度ということです
いわば”循環送風”と変わらないわけで、
除湿が行われないことから湿度が上昇してしまうのです。

朝になってエアコンがパワフルに動き出すと再び除湿が始まりますが、
そうなると消費電力量もUPします。
しかし、除湿に電力を消費するのは仕方ありません。
空気のエンタルピー(熱)を下げるわけですから、
エネルギーをかけずに除湿するのは物理的に不可能なんです。

ところが、それを覆す上手い方法があるといいます。
二重通気工法の家なら、冷房なんかしないで快適に過ごせると聞きました。

二重通気工法

【二重通気工法】とは、家に2つの通気層を設ける工法です。
上の【図】の中で赤い線で表されている「外気通気」は、
外壁と断熱材の間にある通気層です。
ただ、これは高気密・高断熱住宅なら当たり前のこと。
様々ある【二重通気工法】に共通した特色は、
緑色の線で表されている「内気通気」にあります。
断熱材と内装材の間の通気層に外気を通すことにより、
熱や湿気がこもるのを防ぐ効果があるそうです。
だから夏でも涼しい?

自然の力を利用する――という言葉がお好きな方は、
こういう一見エコロジカルな話に関心を示すようです。
ただし通気によって躯体が乾くとしても、
”居住空間”まで快適になるのでしょうか?
人間が暮らしている以上、換気は絶対に欠かせないはずです。
「温度35℃-湿度50%」の外気を1時間に0.5回ずつ流し込み続けて、
それでも”居住空間”はカラッと快適なんでしょうか?

どうも、そういうわけにはいかないようです。
真夏の室温は30℃を超え、湿度も60%に達しています。
こうなると、不快指数も「80以上」になってしまう。
でもそれは仕方ありません。
冷房しなければ外気の状態に近付くのは当たり前!
それなのに、「冷房は要らない」と言い張るから(?_?)となる。
それが本当なら凄いと思いますが、
よくよく伺ってみると除湿をするとのこと。

”除湿運転”だから”冷房”じゃないというのなら、
私の家も「冷房をしていない」ことになります。
ただし、それは違います。
”除湿”は”冷房”の同類なのですから、冷房しているのと同じこと。
日本の蒸し暑い夏を快適にするには、
やっぱりエアコンを活用するのが一番の近道なのです。

4kWのエアコン1台を使って設定温度25℃で除湿すると、
家の中は温度25℃、湿度は約70%になるそうです。
不快指数は「74」程度になりますから、
これなら快適といえるでしょう。
しかしこのお宅に限っていえば、湿度がちょっと高い点が気になります。
これでは【高温低湿冷房】ではなく【低温高湿冷房】です。
エアコンの除湿能力が足りないのかもしれません。

もっと真面目に自然の力を利用しようとするパッシブ手法も紹介しましょう。
外気をダイレクトに家の中に入れるのではなく、
いったんパイプを使って地中をくぐらせるというアイデアです。 地熱利用の一つです
これをクールチューブ(cool tube)といいます。

パイプを埋める深さに決まりはありませんが、
仮に5mの深さに埋設したとしましょう。
ここまでくると、土の温度は1年を通じて約15℃に保たれています。
そのおかげで、夏の熱い空気も土に熱を奪われてクールダウン。
これを家の中に引き込めば、冷房なしで過ごせそうです。
反対に、冬の冷たい空気は暖められるので、
【クール&ヒートチューブ】と呼ぶ場合もあります。

クールチューブ

ここに紹介したのはパナホームのクールチューブ住宅で、
国交省の「平成20年度 住宅、建築物省CO2推進モデル事業」の一つです。
エアリ内の家全体をクールチューブで連結しようという面白い発想です。

しかし、一抹の不安も感じます。
クールチューブは、もともと湿度の低い欧米で発達した手法です。
パッシブハウスにも積極的に取り入れられているようですが、
欧米と日本の気象条件が違うという点を無視してはいけません。
日本の夏は高温になるだけでなく、湿度が高いのです。

「温度35℃-湿度50%」の露点は23℃です。
クールチューブで20℃以下に冷却すれば、必ず結露します。
エアコンではこれがドレン管から滴り落ちて外に捨てられますが、
クールチューブは地下にあるので汲み上げないと出てきません。
傾斜地を利用して水抜きをするという方法もありますが、
全ての家が都合良く傾斜地に建っているわけでもない。

排水の問題が解決できても、
低温高湿の空気が充満することはどうしようもありません。
簡単にいえば、”洞窟の中”のような状態になります。
湿気があって結露とくれば――カビます。
それも、間違いなく必ずカビます!
エアコンのカビは許せないけど、
クールチューブならお咎めなしなんでしょうか?
私は考えただけでもゾッとします。
いくら冷たい空気で省エネになるとしても、
結露とカビの問題をどうやって解決するのでしょう。
エアコンならまだ手も届くけど、
土の中となると素人にはどうにも手出しができません。

機械の力に頼ろうと自然の力に頼ろうと、
日本の夏を快適に過ごすには除湿がpointです。
エアコンが登場する以前は除湿ができなかったので、
通風を工夫して蒸し暑さを凌ぐしかありませんでした。
しかし、現代に生きる私達は除湿する術を持っています。
それを敢えて選択しないのも個人の自由ですが、
除湿によって実現される快適さを選ぼうとするなら……

家の作りも暮らし方も根本から変わる

エアコンを使わないことがECOなんて、
失礼ですが、”善人ぶっている”としか感じられません。
それよりも、
より効率的に除湿することに知恵を働かすべきではないでしょうか?
風通しを良くしようと、二重通気にしようと、
絶対湿度は”絶対”に下ってくれません。
結局今のところ、エアコンに頼るのが一番現実的でリーズナブルな方法です。
ただし結露させて除湿する方法にはカビの問題が付きまとうので、
吸着式のデシカント除湿や光触媒による殺菌などの方法が模索されています。

温度しか考えない時代は過去のもの。
これからの空調は、水蒸気=湿度を自在に操ることが不可欠です。



猫マーク ブログランキングに参加しています。
 ポチッとしていただければ感謝です。

 人気ブログランキングバナーにほんブログ村 猫ブログ ノルウェージャンフォレストキャットへ

完成見学会のご案内

8月1日(土)・2日(日)は埼玉県行田市で開催することが決定しました。

8月8日(土)・9日(日)は大泉町で開催します。

詳しくは、こちらをご覧下さい
こちらのブログでもご案内しています


生の「FPの家」を確認できるまたとない機会です。
みなさまのご来場を、心よりお待ちしております。



■ 過去の記事を検索する方法のお知らせ

『月別アーカイブ』、もしくは『カテゴリー』をクリックすると、
最初に一覧が表示されるように改造しました。
タイトルをクリックすると、該当する記事に移動します。
これまで書いた過去の一覧を見たい方は、
『全記事表示』をご利用下さい。

読みやすいブログになるよう、
これからも少しづつ手を加えていきます。

スポンサーサイト

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://fptsukioka555.blog86.fc2.com/tb.php/237-26ab73b8

 | HOME | 

プロフィール

fp-tsukioka

Author:fp-tsukioka
群馬県の「FPの家」施工会社
店舗・工場・公共工事の施工もします

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最新記事

全記事表示

月別アーカイブ

カテゴリ

最新コメント

最新トラックバック

いらっしゃいませ

検索フォーム

リンク

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。