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冷房病もシックハウスが原因です

2009 - 08/05 [Wed] - 23:51

私の家内は化学物質過敏症という病気ですが、
これまでは正式な病名ではありませんでした。
しかし今年の10月1日から、
診療報酬明細書(レセプト)に記載できる病名に加えられます。
厚生労働省も”正式な病名”として認めたということでしょう。
大きな前進です。

その発症メカニズムはいまだによくわかっていませんが、
身近で家内に接してきた私は脳の機能異常だと考えています。
もっと具体的にいえば、脳の機能が低下しているように感じます。
そのせいで、
揮発性化学物質に誘発される匂いに過剰反応するのでしょう。

ところで。
ヒトの脳はその体格に似合わず”巨大”です。
ゴリラやチンパンジーの脳が約500g程度なのに比べて、
現生人類であるホモ・サピエンスの脳は、
その3倍に達する約1500gもあります。
どうしてこんなに巨大化したのでしょう?
その理由に関して、
『Genome Biology』(2008年8月号)に興味深い論文が掲載されています。

ヒトと他の霊長類の脳を比較研究しているKhaitovich氏らは、
エネルギー代謝に顕著な違いが見られることに気づきました。
こうした変化を生じた原因として、
調理に火を使用するようになったからではないかという仮説を出したのです。

脊椎動物の脳が使用するエネルギーは、全エネルギーの2%程度だそうです。
それが霊長類では13%にもなりますが、
ヒトでは20%以上のエネルギーを脳が”独占”します。
これは食糧が増えて摂取カロリーが増加したからではなく、
火を用いて調理するようになったからではないか……?

食べたものを消化・吸収するには、
それ自体にとても膨大なエネルギーを要します。
ところが予め火を使って調理すれば、
消化・吸収に費やすエネルギーを大幅に減らせます。
この【余剰エネルギー】が脳の活動に回された結果、
ヒトの脳が巨大化したと考えているようです。
とても興味深い仮説でしょ?

巨大な脳の活動を維持するには、とてつもないエネルギーが必要です。
逆の言い方をすれば、
エネルギー不足は脳の機能低下に直結するということになります。

この点を踏まえて、冷房病を考えてみましょう。
【冷房病】は一般にはこういわれています。

エアコンによる体の冷えすぎと、冷房の効いた室内と暑い戸外との温度差に体がついていけなくなること。主にこの2つによって起こる自律神経失調症の一種であると考えられています。(gooヘルスケア)

その主な症状は、
体の冷え、肩こり、だるさ、免疫力低下、月経不順――などです。
ただ【自律神経失調症】の一言で済まされても、
具体的にどのような変化が身体の中で生じているのか判然としません。
この程度の説明ではまにあっくは満足できないのです。

健康な人の場合、身体の深部体温は約37℃に保たれています。
気温が寒くなって体温を押し下げる外部圧力がかかると、
交感神経の働きによって体温を上げるために熱産生が亢進します。
それと同時に血管は収縮し、発汗作用も抑制されます。
こうして熱を逃さないようにするわけです。
暑くなって体温を押し上げる外部圧力がかかったときはこの反対。
副交感神経の働きによって熱産生は抑制され、
熱を放散するために血管は拡散、発汗が促進されます。
【交感神経】と【副交感神経】をまとめて自律神経といいますが、
きめ細かな体温調節にもエネルギーが消費されるのは当然です。

暑さ寒さを感じる”温度センサー”は皮膚に存在し、
快適な皮膚表面温度は33℃±1℃といわれています。
皮膚が快適と感じる温度の幅は意外に狭く、
この鋭敏なセンサーのおかげで深部体温が一定に保たれるわけ。

体温調節-1

体温調節に限らず、
身体の内部環境を一定に保つ働きを恒常性(ホメオスタシス)といいます。
その調節が行われるのは脳の視床下部(hypothalamus)という場所。

脳のどの部分がどのような機能を果たしているのか確認する研究は、
実験動物の脳を”破壊”することで積み上げられてきました。
視床下部より高次の脳を破壊しても体温調節に影響しませんが、
視床下部以下で破壊すると恒温動物が変温性になります。
このような動物は周囲温度の変化によって深部温度が変化し、
周囲温度を元に戻しても体温がなかなか回復しません。
周囲温度をさらに下げると、終には死んでしまいます。
こうした実験から、
体温調節が視床下部で行われていることが明らかになりました。

もう少し詳しく見てみましょう。
視床下部の前部を破壊された動物は、
高温環境での体温調節に支障を来たします。
暑くても喘ぐことがなくなり、死ぬまで体温が上昇し続けるのです。
ここから熱放散中枢(heat-loss center)は視床下部の前部にあり、
熱の放散を促して体温の上昇を抑えていることがわかります。

反対に視床下部の後部を破壊されると、
低温環境に適応できなくなります。
寒くなると体温を上げるために身震いが生じますが、
身震いが生じないまま体温は下がり続けます。
熱産生中枢(heat-producing center)が後部にあるのは明らかで、
熱産生を亢進させて深部体温の低下を防いでいます。

ところが、多くの時間を冷房の効いた部屋の中で過ごすと変化が生じます。
冷房の中では温度センサーが”冷たい”と感じますから、
身体はせっせと熱産生に励むことになります。
当然、大量のエネルギーが消費されるでしょうから、
こんな状態が慢性化したらエネルギー不足に陥りかねません。

そこでエネルギー消費を抑えるため、
身体は”低温環境”に適応するため微調整を行うのではないでしょうか?
つまり、温度センサーの下方修正が行われるのです。
そうすれば冷房の効いた部屋の中にいても、
”寒い”と感じなくなってエネルギーの浪費を防ぐことができます。

ただし、冷房の効いた部屋の中だけで過ごすわけにはいきません。
部屋から一歩外に出れば、そこは真夏の暑さです。
それどころか、
本来なら快適なはずの適温まで”暑い”と感じてしまいます。
温度センサーの基準がより低温域に下がっているのが原因です。

体温調節-2

こうなると、身体が暑さに過剰反応するようになります。
冷房の効いた部屋から一歩でも出ようものなら熱放散が高まり、
体温を下げるために大量のエネルギーが消費される結果となります。
これがだるさ(疲労感)の原因ではないでしょうか?

わずかな皮膚表面温度の上昇でも体温を押し下げる力が働きますから、
深部体温の低下から低体温となって身体の冷えを感じます。
身体が芯から冷えてしまうのです。
そうなれば筋肉がこわばるので、肩こりに悩まされます。
体温が低下すると、免疫も不活化することが知られています。
わずか0.5℃下がっただけで、約35%も免疫力が低下するんです!
夏風邪を引きやすくなるのも当然です。

女性の生理も体温と密接な繋がりがあります。
この点は女性の方が詳しいでしょう。
体温が低くなると生理が始まり、これを低温期といいます。
低温期が終わると体温が上昇し、排卵が起こります。
身体は高温期に移行し、赤ちゃんを育てる体制を整えるわけです。
しかし低体温になってしまうということは、
身体が常に”生理中”になってしまうようなもの。
だから、月経不順になってしまうわけです。

こうした【冷房病】を防ぐためには、冷やし過ぎないことが重要です。
体温調節-3

これは三浦豊彦先生が1993年に著した、
『夏と暑さと健康』(気候・気温と健康(下))に掲載されている【図】です。
冷房温度と外気温の差は5~7℃程度に抑えるのが好ましいとされていますが、
温度センサーの下方修正を防ぐには差が小さいに越したことはありません。
そこで健康上の観点からも、冷房温度は「28℃」とすべきでしょう。
ただし「28℃」で快適に過ごすには、絶対湿度を下げてやる必要があります。
これが高温低湿冷房に他なりません。

ところが普通の隙間の多い家では絶対湿度を下げることが難しいので、
温度を下げることでしか涼感が得られません。
その結果、ついつい設定温度も低めになる。
そうなると【冷房病】になるリスクはUP!

冷房病を引き起こすような家はシックハウス

そう考えて良いのではないでしょうか?
シックハウスの原因は、なにも化学物質とは限りません。
住む人の健康を損なう家は全てシックハウスです。
【冷房病】も家が原因、家次第で防ぐことができる病気です。

さて。
家内は「ご飯を食べると疲れる」といいます。
身体のエネルギーに余裕がなく、
消化が始まっただけで脳のエネルギーが不足するのでしょう。
体温調節機能にも異常が生じています。
体温調節は脳で行われるわけですから、
脳の機能が低下すると寒暖の変化にもついていけないようです。
実は、化学物質は体温調節もかく乱します。

そんな家内にとって、
家の中の温度差、家の中と外の温度差の少ない「FPの家」は大助かりです。
ところが、
快適な暮らしが身体を軟弱にする――などと勘違いする方が少なくない。
こうした非科学的精神論が”健全な家”の普及を阻み、
自分の家に健康を損なわれる悲劇が後を絶ちません。
不幸なことです。



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