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計画換気は効果絶大-空気の入口と出口-

2009 - 08/11 [Tue] - 09:57

ブログの更新ができませーーーん
最近のFC2はトラブル続きです。
昨晩も文章が完成し、【記事を保存】する段になって”エラー”ときたもんだ。
ホンと、泣きたくなります(T_T)

気を取り直して再チャレンジしようと思ってもログインができません。
「ただいま緊急メンテナンス中です」って、
こっちも急いでいるんだけど。
利用者が増えているのなら、もっとサーバー容量を大きくしてください。

そんなわけで、ブログの更新ができないトラブルが続いております。
文句はFC2に言って頂戴!
でも仕方ないので、頭を冷やしてもう一度……

今日は換気のお話しです。
完成見学会に足を運んでくださった方の中には、
このブログを熱心に読んでくださっている方もいました。
ホンと、嬉しい限りです。
ありがとうございま~す

夏を快適に過ごすpointは除湿――そういう話をさせていただきましたが、
この点に関してご質問をいただきました。
その場でお答えしておいたのですが、
他の方にも参考になると思いますのでここでも紹介しましょう。

室内の水蒸気量を抑えるには、
炊事や入浴にも注意が必要なんでしょうか?


そういう主旨のご質問でした。
それに対する私の考えは……

生活で発生する水蒸気にあまり神経質になる必要はありません

室内で発生する水蒸気量は、
生活パターンや季節によって一様ではありません。
しかし一般的な4人家族の場合、
平均して 1日に約10ℓ(10kg) といわれています。
東京電力の「くらしのラボ」に掲載されている【図】を参考にして、
その内訳を見てみましょう。

図をクリックすると拡大します
室内で発生する水蒸気

入浴で「1.3ℓ」、洗濯で「1ℓ」、炊事(家事を含む)で「3.2ℓ」です。
しかし、それ以上の”発生源”は人間自身です。
室温20℃で静かに腰掛けている状態でも、
成人男性からは1時間に約70mℓ(70g)の水蒸気が発生します。
特に汗をかかなくても、常時水蒸気を放散しているのです。
これを不感蒸泄といい、就寝中にもほぼ同程度の水蒸気が発生します。

成人女性の場合は男性の0.82倍、子供の場合は男性の0.75倍です。
そこで家族が団欒しているときには、
1時間に約250mℓ(250g)の水蒸気が発生することになります。
ただし家族揃って一日中家の中にいるケースは稀ですから、
人間から1日に発生する水蒸気量は「4ℓ」と考えるのが一般的。
そこで合計すると……

  1.3+1+3.2+4=9.5(ℓ)

およそ10ℓ(10kg)となります。
もちろん、これ以外にも水蒸気の発生源はあります。
たとえば部屋の中に鉢植え(観葉植物)を置いておいたりすると、
1ヶあたり1日に凡そ0.6ℓ(600mℓ)の水蒸気が発生します。
これを10ヶも置いたら、人間からの発生量より多くなる。
意外に無視できない量になることがわかります。

生活に伴って水蒸気は必ず発生し、
これを放置すれば室内の湿度は上昇してしまいます。
私のように室内に洗濯物を干す場合には15ℓ近い水蒸気が発生するため、
除湿機を使用するなり何らかの対策が必要です。
しかしそれ以外の場合には、
特に神経を尖らせる必要はありません。
思い切りお風呂につかり、料理を楽しんでください。
「FPの家」の対策は万全です。

その秘密は、計画換気をしているからです。
【計画換気】とは室内を流れる空気をコントロールすること。
現在では機械による24時間換気が義務付けられており、
全ての家で十分な換気量が確保されているはずです。 あくまでも建前上ですが
ただし、これだけで【計画換気】とはいえません。

【計画換気】をもう少し詳しく説明すると、
空気が流れる道筋を計画し、必要な量の空気を計画的に取り入れる行為です。
単に換気量が満たされるだけでなく、
空気の通り道が定まっていなければ【計画換気】とはいえないのです。
そのためには、新鮮な空気が屋外から入ってくる「入口」と、
汚れた空気が屋内から出て行く「出口」が”指定”されている必要があります。

ここで、上の【図】をもう一度ご覧ください。
水蒸気によって空気が”汚れる”場所はだいたい決まっていませんか?
人は移動するので仕方ありませんが、
お風呂、洗面室、キッチンなど、主に水周りで発生するはずです。
このように空気が汚れやすい場所をダーティーゾーン(dirty zone)といい、
ここに排気口を設ければ屋内の湿度が上がってしまう危険を防ぐことができます。
収納やクローゼットからも排気すればさらにgood!
反対に人が寛いだり休んだりするリビングや寝室には、
新鮮な空気を優先的に供給する必要があります。
そこで、こうしたクリーンゾーン(clean zone)に給気口を設けます。

計画換気
図は第3種換気の場合です

屋外の新鮮な空気(Fresh Air)はクリーンゾーンから入ってきます。
反対に、汚れた空気(Stale Air)はダーティーゾーンから排気されます。
【stale】とは「腐っている、鮮度が悪い」という意味。
”腐った空気”という表現は、言い得て妙だとは思いませんか?

しかしこれだけでは不十分。
気密性を高めて、途中の”抜け道”をなくしてやる必要もあります。
そうすれば「入口」である給気口から「出口」である排気口に向かって、
空気は指定された経路を一方通行で流れるしかありません。
ダーティーゾーンで発生した水蒸気は、クリーンゾーンに”逆走行”できないのです。
これが【計画換気】であり、
換気(Ventilation)とは【計画換気】に他なりません。

ところが、隙間だらけの家はこうはいかない……
いってみれば家の至る所に「入口」と「出口」があるわけですから、
空気の流れが定まりません。
その日のお天気次第で好き勝手に出入りするので、
水周りの水蒸気がクリーンゾーンに逆流してしまいます。
これではいくら換気量が満たされていても、
換気としての意味がないのではないでしょうか?

自然換気といえば聞こえは良いのですが、
これはあくまでも漏気(Air Leakage)です。
いってみれば”隙間風”であり、欧米では【Ventilation】と峻別します。
ところが【計画換気】を考慮してこなかった日本では、
いまだに換気と漏気をごちゃ混ぜにしている方が少なくありません。
しかも、窓を開ける通風(Draft)まで換気と奨励する始末です。

そこで夏の湿度が高い日本で窓を開けるとどうなるか、
もう一度簡単に復習しておきましょう。

梅雨時の平均気温は23℃、相対湿度は80%程度でしょうか。
この場合の絶対湿度は16.5g/㎥ですから、
6畳間(約24㎥)には凡そ400mℓの水蒸気が含まれます。
しかし意外にも、真夏はもっと”湿度”が高い!
最高気温が35℃のような高温になるので相対湿度は50%程度ですが、
絶対湿度で考えればほぼ20g/㎥になります。
梅雨時より”高湿度”でしょ?

年や日によって気温は大きく変動しますが、絶対湿度はあまり変わりません。
不思議なことに、7~8月はだいたい「20g/㎥」で一定です。
参考までに、1971年~2000年の熊谷の8月の平均気温は「26.4℃」。
相対湿度の平均は「76%」ですから、
やっぱり絶対湿度は「19g/㎥」となるのです。

一方、高温低湿冷房の目指すのは、
室内温度=28℃、室内湿度=55%、つまり絶対湿度は約15g/㎥です。
そこに絶対湿度20g/㎥の外気が入ってくるということは、
考えようによっては1㎥あたり5gの水蒸気が発生するようなもの。
しかも1時間に0.5回という必要換気量を確保しようとすれば、
気積300㎥(延べ床面積約40坪)の家で1時間に”発生”する水蒸気量は……

  5(g/㎥)×300(㎥)×0.5=750(g)

換気は24時間休みなく続きますから、
1日では 750×24=18000(g)、つまり 18ℓ(18kg) にも達します。
これは室内で発生する水蒸気の2倍近い量です。
しかも厄介なことにクリーンゾーンで”発生”してしまうため、
【計画換気】で対処するには給気を止めるしかありません。
ただしそれでは【計画換気】の根本が崩れてしまうので、
他の空調手段で除湿してやる必要があります。
その代表が、エアコン(air conditioning)というわけです。

ところが、窓を開けて通風するとどうなるでしょうか?
0.5回/hの20倍に相当する、10回/hという”空気の入れ替え”が生じます。
もし屋外の絶対湿度が屋内より低いなら、
水蒸気の心配がないのでどんどん通風するのも良いでしょう。
しかし水蒸気が”発生”してしまうような状況では、
いたずらに通風すると取り返しのつかないことになります。

  750(g)×20=15000(g)

15ℓ(15kg)もの水蒸気が発生するということは、
洗濯物から1日に発生する量に匹敵します。
しかも2時間になれば30ℓ、3時間では45ℓ、4時間では……
こんなに大量の水蒸気が”発生”してしまうと、
さすがのエアコンでも対処し切れません。
除湿機をフル稼働しても焼け石に水。
湿気が滞留し、家の中が蒸し蒸しするのがわかるでしょ?

【draft】には「通風」の他、「隙間風」という意味もあります。
ということは、通風は隙間風の”親玉”であり、
風通しが良いということは大規模な漏気があるのと同じ。
これは、明らかに換気とは違います。
家の中の空気をコントロールし、
空気を常に新鮮で快適な状態に保つ”技術”とは程遠いのです。

さて。
きちんと【計画換気】されている高気密住宅では、
生活で発生する水蒸気に神経質になる必要はありません。
室内に洗濯物を干しても、除湿機を使えば大丈夫です。
そういう暮らしを10年間続けてきた私の家で、
カビが発生したことは一度もありません。
【計画換気】の効果はかくも絶大なのです。

それよりも注意していただきたいのは、
屋外から流入する水蒸気です。
その量は室内で発生する水蒸気量を上回り、
しかも発生場所が宜しくありません。
最も新鮮な空気が必要とされるクリーンゾーンに、
最も質の悪い”腐った空気”を供給してしまうことになります。
これを防ぐには……

  1.エアコンで除湿をする
  2.必要最小限の外気しか給気しない

この2点を徹底することが重要というわけです。

ところが、気密性の低い家だとどうなりますか?
隙間だらけなので【計画換気】が成り立たない――
窓を閉めていても大量の水蒸気が侵入する――
これでは、リビングや寝室に”腐った空気”が充満しかねません。
それにもかかわらず……

自然素材を使えば健康住宅?

この程度のお話しには、呆れるしかありません。
空気の”鮮度”を測る物差しは、化学物質だけじゃ~ないのです。
温度と湿度すらコントロールできないような家が、
もっと難しい化学物質をコントロールするなんて笑止、笑止(^o^)
顔を洗って、基本から【計画換気】を勉強してください!



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完成見学会のご案内

おかげさまで、完成見学会は無事終了しました。

次回は9月初旬、大泉町での開催を予定しております。
詳細が決まり次第ご案内させていただきます。




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