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温室効果ガスを80%削減、そのとき家はどうなる?

2009 - 08/15 [Sat] - 23:56

こんにちわ。
盆棚を組んだり、ご先祖様をお墓に迎えにいったり、
仕事をしているより忙しい毎日です。
ブログの更新もままなりません。

そんな中、昨日14日、環境省から興味深い発表がありました。
これは是が非でも紹介しないわけには参りません。
まだ記憶も新しい7月のラクイラ・サミットで、
温室効果ガス排出量の長期目標が合意されました。

先進国全体で2050年までに80%以上削減する

この目標をどうすれば実現できるのか?
日本なりの分析を環境省が発表したわけです。
その詳細な内容は環境省のHPに掲載されている、
「温室効果ガス2050年80%削減のためのビジョン」をご覧ください。

ただしサミット後わずか1ヶ月で分析ができるわけはなく、
その内容は国立環境研究所を中心に進められてきた研究を踏まえています。
それが「脱温暖化2050研究プロジェクト」というもの。
このプロジェクトの資料を参考にしながら、
温室効果ガス排出量の「80%削減」に貢献できる家の姿を確認してみましょう。

分析には指向性の異なる2つの【社会】が想定されています。
ビジョンA(シナリオA)は経済成長重視型で、
GDP成長率を1990年比2%と見積もっています。
一方のビジョンB(シナリオB)は、経済成長よりもゆとりを重視する社会です。

80%削減-1

2つのビジョン(シナリオ)の想定する社会の違いは、
「低炭素社会叙述ビジョンの構築」(2009年8月)の中で詳細に説明されており、
上の【図】もその中に掲載されているものです。

しかし、巨大な都市経済を維持するのは資源的に限界ではないでしょうか?
その理由は【石油ピーク】のカテゴリーで紹介してきました。
そこで、ゆとり重視のビジョンB(シナリオB)がより現実的だと考えますが、
その場合ですら1990年比1%のGDP成長率を見込んでいます。
生産と消費が抑制される社会像をより一層際立たせるには、
あえてプラス成長にこだわる必要はないのかもしれません。

さる自動車メーカーのトップは、
「20~30年後には車は全てHVかEVになる」と話していました。
それを聞きながら、
私は「20~30年後にも今のような車社会が維持できるの?」と感じました。
国民は物の豊かさより心の豊かさを重視する方向に変わりつつあります。
何がなんでも経済成長――と願うのは、
もはや経済界やその意向を代弁するエコノミストの”エゴ”じゃないの?
地方分散型で自然志向型というなら、
ビジョンB(シナリオB)はもっと思い切った節約型社会でも良いと思うのです。

ただし、A・Bいずれのシナリオでも、
2050年の住宅像に関しては大きな違いはありません。
いずれの場合にもエネルギー需要は現在の40~50%まで削減され、
利用エネルギーの低炭素化によってCO2排出量はほとんどゼロになります。

都市集中型のビジョンA(シナリオA)では集合住宅比がUPすることから、
系統電力への依存が続きます。
しかしCO2を排出しない発電の比重が高まり、
社会全体として家庭部門のCO2排出は大きく削減されるわけです。
かたや地方分散型のビジョンB(シナリオB)では戸建て住宅比がUPするため、
各家庭での自然エネルギー利用が重要になります。
太陽熱や太陽光を積極的に活用することで、
こちらもCO2排出量がほとんど皆無になるとしています。
”低炭素”どころか、目標はゼロカーボン住宅です。

ちなみに、
ここでは水素エネルギーの利用をそれほど高く見積もっていません。
燃料電池の占める割合はビジョンA(シナリオA)でわずか10%、
ビジョンB(シナリオB)に至っては0%です。
この考えには私も賛成で、
戸建て住宅の場合には太陽エネルギーの利用を重視すべきです。
これに加えて水素も使って”ダブル発電”しなければ間に合わないような家では、
あまりにもお粗末過ぎる!
費用的にも負担が大きくなり過ぎます。

図をクリックすると拡大します
80%削減-2

”ダブル発電”を考える前に太陽利用でエネルギーを賄える家にすることが重要で、
それが高断熱住宅に他なりません。
それでは、【高断熱住宅】というのはどの程度の【高断熱】なのでしょうか?

「脱温暖化2050研究プロジェクト」では、
ビジョンA(シナリオA)であろうとビジョンB(シナリオB)であろうと、
2050年には【次世代基準】の建物が 100% になると想定しています。
もちろん”新築住宅”だけではありません。
断熱改修や建て替えにより、
全てのストック住宅が最低でも【次世代基準】を満たす必要があると考えているのです。

プロジェクトの考える2050年の住宅像は、
「低炭素社会に向けた 12 の方策」(2008年5月)の中に詳細に描かれています。

図をクリックすると拡大します
80%削減-3

2050年までに実現を【目指す将来像】は、
「住宅・建築物内の快適性を維持しつつエネルギー消費量の削減が可能」となること。
その結果、エネルギー需要は現在の40~50%程度に抑制されます。
それぞれの建築物の屋根や壁面には、
太陽熱給湯器や太陽光発電が標準的に設置されることとなるでしょう。

そして何よりも重要なことは、
家の環境性能の高さを社会全体で高く評価する制度や仕組みの整備です。
そのためにはわかりやすいラベリング制度の導入や税制上の優遇の他、
「省エネ・省CO2診断士」というような専門的アドバイザーの養成が急がれます。
そうすることによって「環境意識の高くない市民」でも、
自然に「環境性能の優れた住宅」を選ぶように誘導できるでしょ?
省エネや省CO2に貢献する家が、
LOHASと呼ばれるような一部の方々の自己満足に終わっているようでは×
全ての家のスタンダード(標準)にならなければいけないのです。

こうした将来像を実現していくためには、
【次世代基準】は”最低ランク”と考えているようです。
【実現への障壁と段階的戦略】にはこう記されています……

長期的な省エネ基準の目標値を建築物用途別に定めて
段階的に引き上げていく


そうでなければいけません!
【次世代基準】程度で歩みを止めてはいけないのです。
さらなる高断熱化を実現すれば「40~50%」どころか、
エネルギー需要を限りなくゼロに近づけることも可能です。
究極的には太陽光発電によって余剰電力が発生し、
家が”小さな発電所”の機能さえ果たすこともできるでしょう。
ヨーロッパのパッシブハウスが最終ゴールと考えているのも、
「ゼロエネルギーハウス」のさらに上を行く「プラスエネルギーハウス」なのです。

【補足】
「プラスエネルギーハウス」というのは、
単に昼間余った電力を売電するということではありません。
家で消費する全エネルギー以上のエネルギーを生産できる家ということです。


そこでこれから家を建てる方は、
【次世代基準】は最低水準と考えておいた方が良いでしょう。
もしこの基準に達しない場合には高効率機器や太陽光発電などの導入により、
断熱以外の方法によって基準値を満たすよう指導することを提案しています。
つまり、それだけ追加投資が必要になるかもしれないというわけです。

最後に。
国立環境研究所の考えは、エコノミストにはすこぶる評判が悪いようです。
経済効率を無視した非現実的な”理想論”とボロクソにこき下ろされます。
しかし市場原理に任せておけば、世の中は良い方向に進んでいくのでしょうか?
市場原理に任せた結果が、今日の有り様なのではないでしょうか?

エコノミストに環境問題は解決できない

私には、かえってそのように感じられます。
21世紀は”経済”ではなく”環境”の時代にならなければなりません。
大人しく反省すべきなのはエコノミストの方ではないでしょうか?



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