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食糧自給率と木材自給率

2009 - 08/19 [Wed] - 20:47

先日、テレビで食糧自給率の問題を取り上げていました。

日本の食糧自給率は先進国の中で最低水準

最近よく指摘されるようになりましたが、
私自身、数年前に本の中で取り上げたこともあります。
しかしこの【食糧自給率】、
結構”胡散臭い”問題を含んでいることを初めて知りました。

一般に食糧自給率を比較する場合、
日本ではカロリーベースの数値が使用されています。
これは国民に供給される食糧の全熱量のうち、
国産で賄われている熱量の割合を示したものです。

  食糧自給率=国内生産熱量(国民1人1日当たり)÷供給熱量(国民1人1日当たり)

このカロリーベース食糧自給率が 40% と問題視されており、
それも年々低下しているというのです。
これを放置すれば、日本は食べ物に窮しかねない。
そうなったら大変!――となるわけです。

図をクリックすると拡大します
食糧自給率-1
図は農林水産省のHPから引用

ところで、【食糧自給率】は一つだけではありません。
「へっ?」と思うでしょうが、いろんな算出方法があるという意味です。
例えば生産額ベースの自給率もあります。

  食糧自給率=国内総生産額÷国内消費仕向量

この場合の自給率は 65% となり、
それほど【食糧自給率】が低いようには思えません。
この他にも、重量ベースで算出される場合もあります。

図をクリックすると拡大します
食糧自給率-2
図は農林水産省のHPから引用

それぞれの【食糧自給率】とい指標には一長一短があり、
一つの指標だけで論じられるほど食糧問題は単純ではないそうです。
例えばカロリーベース食糧自給率は供給される全熱量を分母とするため、
大量に廃棄されている食糧もこの中にカウントされています。
つまり無駄が多いほど自給率が下がってしまうわけで、
反対に、無駄をなくすだけで自給率は上昇するのです。

問題はそれだけではありません。
カロリーに換算して考えるということですから、
重量当たりのカロリーが低い食糧の動向は数字に反映されにくくなります。
低カロリー食品の代表といえば野菜や果実ですが、
農家が穀物生産から野菜生産に軸足を移せば【食糧自給率】は下がることになります。

畜産物にも注意が必要。
”肉”や”乳製品”自体は国産であっても、
飼料を自給している部分しかカロリーベースの自給率に算入されません。
例えば平成15年度の豚肉の自給率は本来なら53%に達しますが、
国産飼料の自給率はわずか9.7%です。
そこでカロリーベースの【食糧自給率】は……

  53(%)×0.097≒5(%)

たった「5%」と計上されてしまうのです。
そう考えると、【食糧自給率】が本当に危機的なのか怪しくなってきます。
そもそもカロリーベースの自給率を公表しているのは日本と韓国くらい。
それ以外の国々の数値は農林水産省で”独自”に算出されていますが、
その計算方法は一切公にされていません。
重要な国家機密――なんだそうです。

どうして、その程度のことをヴェールに隠そうとするのでしょうか?
どうして、そうまでして”カロリーベース”で比較したいのでしょうか?
その本当の狙いは……

自給率が低いという強迫観念を不当に増幅する

野口悠紀雄先生(早稲田大学大学院)は、
ご自身のブログの中で痛烈に批判しています。
しかしそれ以上に手厳しく糾弾されているのは、
農林水産省の策略にまんまと乗せられ、
その片棒を担いでいる一部の消費者です。 「救いがたい愚かさ」と酷評してます

野口先生は経済学者ですから、
食糧問題にも市場原理による”調整機能”が働くとお考えのようです。
個人的にはそういう発想自体に限界が来ていると思いますが、
食糧問題の基本もエネルギーという主張はその通りでしょう。

輸入飼料で”生産された”肉や乳製品を国産にカウントしないというのは、
食糧生産に要する全ての資源を考慮するという観点からはおかしくありません。
しかしそれを言い出すなら……

鶏舎を保温する電気を発電するための重油の海外依存度や、卵を消費地まで運ぶための自動車が使うガソリンの依存度等々も考えるべきだろう。

自給率が60%に達する主食用穀物も、
その生産に要する肥料や農薬まで考慮しなければ片手落ちではないでしょうか?
そうなれば食糧自給率はさらに下がり、
日本だけが突出して低いというわけでもないでしょう。
現代の食糧供給は、安価で豊富な石油に支えられてきたのです。

食糧問題も突き詰めれば石油問題、
石油ピークは農業ピークに他なりません。

ところが昨今の”食糧危機論”は、
そこまで真剣に悩んでいるわけではなさそうです。
危機感を煽るだけ煽れば、
農林水産省にはその対策費が予算として配分される――それでOK。
その一方で、大金を投じて減反政策も推進されています。
何か矛盾を感じませんか?
結局のところ……

農林水産省の省益拡大と関連団体の創出

その手段として【食糧自給率】を利用してる。
そう勘ぐりたくなりませんか?
関連団体が増えれば、”再就職先”には事欠きません。 お役人はハッピー \(^o^)/
まこと、世の中には情報操作の罠が多いので油断できないのです。

さて。
林野庁も農林水産省の”身内”です。
そこで、その内こんなことを言い出すかもしれません。

日本の木材自給率は先進国の中で最低です

実際、製材・パルプ・合板を総合した日本の木材自給率は、
わずか 20% 程度に留まっています。
反対に考えれば80%は輸入に頼っているということですが、
”食糧危機”に味をしめて”木材危機”なんて言い出したら……
それこそ世間の失笑を買うことになるでしょう。

図をクリックすると拡大します
木材自給率

しかし、林野庁なら臆面もなく言い出しかねません。
私の知る限り、林野庁には”前例”があるからです。

室内空気汚染による健康被害、つまりシックハウスが問題になるや、
これに便乗して国産材を普及させようとしました。
その裏で、無垢材に都合の悪い”数値”は抹殺したい!
アセトアルデヒドの室内濃度指針値を緩くしようと暗躍したのは林野庁です。
この問題に関しては、
ここここと、できればこちらもご覧ください。

ただし、国民のシックハウスに対する関心はだいぶ薄れてきました。
もはや”健康”だけで、国産材の利用拡大は思ったようにはかどりません。
そこに現れた次なる”救世主”が、地球温暖化だったのではないでしょうか?
CO2の森林吸収を低炭素社会の柱に据え、
その利用推進の具体策の一つが200年住宅というわけです。
それで”得”するのは林野庁であり農林水産省――なのかもね。

私は国産材の利用を否定する積もりは毛頭ありません。
大いに結構だと思います。
しかし、姑息な手段は止めるべきだと思うのです。
国産材の普及を阻んでいるのは品質価格の問題です。
木材業界としてこの肝心な点を改善することなく、
ただのブームやプロパガンダに乗じて自給率を伸ばそうとするのなら……

そりゃ~、あまりにも虫が良すぎる

結果として住宅価格が高くなっても「我慢しなさい!」というのでは、
国民の利益や幸福は完全に無視されることになります。
それっておかしいでしょ?

国産材の利用に力を入れている住宅業者は少なくありません。
もちろん、熱心な努力には頭が下がります
しかし中には、単に国産材や無垢材を使っているだけで、
健康住宅なんて称する”トンでも住宅”が多いのも事実です。
住む方の健康を考えるなら、もっと本気で企業努力してください。
少なくとも、こう宣伝するのだけは止めていただけないでしょうか?

自然住宅なら化学物質過敏症の方でも安心

これは正しくない、完全な誇大広告です。
自然住宅で無垢材なんか使ったりすると、
かえってマイナスに作用しかねないので注意が必要でしょう。
それよりも、きちんと計画換気する方がよほど有効です。

今日もこんなニュースがありました。
アトピー性皮膚炎に良く効く化粧クリームが口コミで評判になっていたそうです。
成分は全て天然成分だと豪語していたようです。
この時点で、私は怪しいと直感します。
しかし病気で苦しみ藁にもすがる思いの人は、
宣伝文句につられて購入してしまったのでしょう。
そしてお肌は劇的にキレイになりました。
ところが使い続けたら大変なことに……

表向きは”天然成分”と称しながら、
かなり強いステロイド剤が配合されていたようです。
ステロイドはテルペノイドから派生する化学物質で、
体内では副腎皮質ホルモンや性ホルモンとして働いています。
これらを人工的に模した化合物は医療薬品として非常に重要。
ステロイドには免疫抑制作用があるので、アトピーにも効果があるのです。

ただし、使い方を誤るとかえって症状を悪化させます。
抗うつ薬や抗精神病薬などと同じように、
使用を急に中断すると反跳現象(リバウンド)を生ずるのです。
そういう”化学”の基本をよく知りもせず、
結果として病に苦しんでいる方をさらに苦しめるのは最低じゃありませんか?
仮に業者に悪意はなく”善意”で販売していたとしても、
場合によっては取り返しがつかなくなってしまうことだってあるのです。



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