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”うつ”になるのも有機リン中毒・・・?

2009 - 08/25 [Tue] - 23:56

今までなったことなんかなかったのに、春先に喘息発作を起こしました。
他人の私に病気の家内の苦しさはわかりませんが、
自分が苦しい思いをすると、
少しはその辛さを察することもできます。
よく「息が苦しい」「呼吸できない」といっていましたが、
はじめてこういうものかと実感できました。

薬が効いたのか、その後発作は治まっていましたが、
お盆を過ぎる頃から再びゼーゼーが始まってしまいました。
花粉の時期はとっくに終わっているのに、
どうしてなんでしょうか?

今年は天候不順だから、自律神経を崩している方が多いんですよ

耐えられなくなって近所の病院に行って来ましたが、
ご年配のお医者様はそう説明してくれました。
それにしても不思議なのは、昼間は意外と平気なんです。
ところが、夕食を食べて床に就く頃になると発作が始まります。
息が苦しくて、横になることすらできません。

夜になると副交感神経が優勢になるからです

なるほど、それも自律神経の関係なんですね。
お医者様は【サルタノール インへラー】を出してくれました。
スプレー式の吸入薬で、息が苦しくなったら「シュ」っとします。
これを使えばあら不思議!
魔法をかけられたように、苦しかった呼吸が楽になるのです。

自律神経-1

その成分はサルブタモール(Salbutamol)というもので、
世界中で最も多く利用されている気管支拡張剤として有名です。
化学構造的には赤い線で示した部分が重要で、
これはフェニルエチルアミン(PEA)と呼ばれる骨格です。
つづめて【フェネチルアミン】とか【フェネチラミン】などとも呼ばれますが、
この構造を持つ化学物質は体内で非常に重要な生理作用を示します。

さて。
どなたも自律神経(Autonomic nerve)という言葉をご存知でしょう。
この働きがおかしくなった病態が有名な【自律神経失調症】です。
私達は「右手を挙げよう」と思えば、その通りに動かすことができます。
しかし「心臓の動きをゆっくりしよう」と思ってもそうはできません。
心臓の鼓動のような植物性機能を担う末梢神経が自律神経で、
循環、呼吸、消化、体温調節といった重要な生命機能を制御しています。

自律神経は交感神経副交感神経の2つの神経系で構成されます。
非常に単純化していえば、
交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキのようなものだとお考えください。
全ての臓器は必ず交感神経と副交感神経の二重支配を受けており、
それぞれ正反対の作用を受けます。
これを相反支配、あるいは拮抗支配などと呼んでいます。

図をクリックすると拡大します
自律神経-2

例えば、【血管】を考えてみましょう。
交感神経は血管を収縮させるので血圧は上昇します。
一方、副交感神経はその正反対の働きをし、
血管を拡張させることから血圧は下降することになります。
同じく、【心臓】も二重支配を受ける。
交感神経によって心拍が促進され、
副交感神経によって心拍が抑制されます。

このように、交感神経はどちらかといえば運動を促します。
身体は活動的となって大量のエネルギーが消費され、
元気を絞り出す神経といって良いでしょう。
別名、昼の神経とも呼ばれるゆえんです。

反対に、副交感神経は休息を促し身体はリラックスします。
エネルギーを消費することよりも、
消化・吸収によって新たなエネルギーを蓄える活動が促されます。
身体の成長や痛んだ部位の修復を進めるのも副交感神経で、
癒しの神経といっても良いでしょう。
別名、夜の神経とも呼ばれるゆえんです。

呼吸の際の空気の通り道である【気管支】もまた、
自律神経によって調節されています。
身体を動かすときには大量の酸素が必要ですから、
交感神経は気管支を目いっぱい拡張させます。

反対に夜になって身体を休める頃には、
副交感神経の働きで気管支は収縮します。
ところが何らかの原因で副交感神経が強く作用しすぎると、
気管支が狭くなりすぎる気道狭窄を誘発します。
こうなると息が苦しくなるわけで、
発作が昼よりも夜に起こりやすい理由もわかるでしょ?

それでは、自律神経の働きはどのように調節されているのでしょう。

中枢神経であろうと末梢神経であろうと、
神経系の活動は全て化学物質によって制御されています。
それは自律神経においても同じで、
このような化学物質を神経伝達物質と呼んでいます。
交感神経を制御しているのはノルアドレナリンアドレナリンというもの。
これに対して、副交感神経を制御するのがアセチルコリンです。

ここで昨日の話を思い出してください。
コリンエステラーゼの働きを阻害する化学物質は、
結果的にアセチルコリンの働きを増強することになりませんか?
例えばネオスチグミンというカーバメート化合物は、
コリンエステラーゼ阻害薬として重症筋無力症などの治療に用いられます。
これと同様の作用を持つ有機リン化合物も、
身体に【コリン作用薬】として働くと考えても良いのです。

アセチルコリンの働きが増強されるということは、
副交感神経系が優位になることに他なりません。
ということは身体はよりリラックスする――
そういえば聞こえはいいのですが、
これも度を過ぎれば元気が出ない状態になります。
大切なのは2つの神経系のバランスであり、
このバランスが崩れてしまうと【自律神経失調症】になるのです。

いくら癒しの神経でも、
副交感神経の働きが過剰になるのは好ましくありません。
家に閉じこもりがちになり、
疲れやすくて何もやる気の起こらない気分になるでしょう。
これはうつ病(depression)と似ていますが、
精神的ストレスではなく慢性有機リン中毒による結果だという指摘もあります。
何から何まで悪いのは全て農薬――っていうことのようですが、
果たしてそんなに単純化できるものなのでしょうか?

ところで、有機リン中毒の代表的所見が縮瞳(miosis)です。
瞳孔括約筋が収縮することで瞳孔は小さく絞られるのですが、
この筋肉は副交感神経の支配下にあります。
そのため副交感神経が強く働きすぎると、
瞳孔が異常に小さくなる縮瞳を生じます。
縮瞳が起きていれば有機リン中毒――というくらい超有名。
本来のうつ病と違って有機リン化合物による”うつ症状”の場合には、
こうした瞳孔機能の異常が生じているので識別できるのだそうです。

でも、瞳孔機能に異常を起こすのは有機リン化合物だけではありません。
交感神経と副交感神経の関係は相対的なものですから、
交感神経の働きが弱まれば副交感神経の働きが強まります。
瞳孔機能も同じこと、相対的なものです。
交感神経は瞳孔散大筋を収縮させるので、
元気いっぱいのときには瞳がパッチリ開きます。
しかしうつ病になれば元気も出ない……
これは交感神経作用が弱まることに他なりませんから、
結果的に副交感神経が優勢になります。
ということは、瞳孔も必然的に小さくなるのです。

瞳孔機能に異常があるから有機リン中毒――というのはあまりに短絡的。
むしろ、うつ病になった結果の瞳孔機能異常と考えるべきでしょう。
うつ病そのものなら、うつ症状が出るのは当然です。
そしてその原因も副交感神経を刺激する有機リン化合物ではなく、
私は交感神経を刺激する化学物質だと考えています。
しかし交感神経を刺激するなら”うつ”とは反対……あれ、辻褄が合わない?

自律神経-3

ここで、話を変えてみましょう。
【図】の左側は交感神経を制御するアドレナリン(adrenaline)です。
気管支を拡張する作用を持っていますが、
最初に紹介したサルブタモールに化学構造がよく似ているでしょ?
ともに【フェネチラミン骨格】を有していることがわかると思います。
そして右側はメタンフェタミン(Methamphetamine)という化学物質です。
現在世間を騒がせている覚醒剤の一つですが、
これも【フェネチラミン骨格】を有していることにご注目ください!

交感神経を刺激すると元気が出ますが、
その中でも異常なハイテンションにさせるのが覚醒剤なんです。
こうした薬物を常用して薬物中毒になってしまうと、
交感神経バリバリ全開――それが身体にとっては当たり前の状態になります。
しかし、身体にも限界があります。
それでは身体はボロボロになってしまうのです。
そこで薬物なんか止めましょう!

しかし、薬がなくなった身体はどうなると思いますか?
今度は一気に元気が出なくなります。
これは副交感神経が優位になった状態と同じではありませんか?
つまり、うつ状態に転じるということです。
そして、化学物質過敏症も似たような現象です。

興奮作用のある化学物質に大量暴露した後に生じる反跳現象

有機リン化合物は、身近に大量に存在するような化学物質ではありません。
しかし興奮作用を有する化学物質なら、私達の身の回りに溢れかえっています。
むしろ「元気が出る」ということで大歓迎され、
家の中の空気中にもうじゃうじゃ漂っているのです。




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