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化学物質は脳にダメージを与える

2009 - 08/28 [Fri] - 23:58

こんにちわ。
ゆっくり寝たせいか、熱も下がりました。
もう少し、化学物質過敏症の話を続けます。

化学物質はとっても怖いから、家も自然素材で建てる方が良い。
そう主張する時に持ち出されるのが化学物質過敏症です。

化学物質に対する人間の許容量には限界があります。
これを”コップ”に喩えるなら、
化学物質で”コップ”が満たされていきます。
そして限界を超えたときに溢れ出してしまいます。
これが化学物質過敏症という恐ろしい病気です。
そうならないためには合成化学物質の使用を控え、
天然素材や天然成分を使いましょう……

まとめるとこんな感じでしょ?
でも、こういうお話に根拠はありません。
最近ではもっと違う病態だと考えられていますが、
”中身”は違っても同じ言葉で表記され続けています。
そこで両者を区別するため、
ここでは上記の意味の場合には『化学物質過敏症』と『』付きで表記します。

さて。
身体には様々な負荷がかかっているというのが、
『化学物質過敏症』の考えです。
その一つが化学的負荷であり、
化学物質に暴露することで生じる炎症反応がその典型です。
そして低周波電磁波は物理的負荷となり、
花粉は生物的負荷となります。

慢性的にこうした様々な負荷に曝さると適応破綻を起こし、
ついには身体は無防備な状態になるといいます。
化学物質に無防備になれば『化学物質過敏症』――
低周波電磁波に無防備になれば電磁波過敏症――
そして花粉などのアレルゲンに無防備になれば、
アレルギーを発症するというわけです。
これは免疫系の破綻と理解して良いでしょう。

免疫系は身体の恒常性を維持する柱の一つですが、
他にも内分泌系自律神経系が重要です。
内分泌系はホルモンを用いて恒常性を保つシステムであり、
この働きを乱すとして大騒ぎされたのが「内分泌かく乱物質」です。
環境ホルモンという言葉の方が馴染み深いかもしれません。
同様に農薬も問題視されてきましたが、
中でも、有機リン農薬は自律神経の働きを乱します。

ところで。
免疫系・内分泌系・自律神経系はバラバラに機能しているわけではありません。
脳によって統合され、協同的に身体の恒常性を維持しています。
その中心が視床下部と呼ばれる部分です。

図をクリックすると拡大します
脳-1

脳はここから下垂体に指令を送り、内分泌系をコントロールします。
同様に、自律神経系は脳幹を通じて制御します。
【図】の中の「中脳」「橋」「延髄」を総称したものが脳幹で、
これが下行して脊髄につながっています。
この脊髄までが【中枢神経】と呼ばれ、
ここからさらに【末梢神経】が身体中に伸びていくわけです。

免疫系にとって重要なのは胸腺ですが、
視床下部との直接的なつながりは明らかになっていません。
ただし内分泌系や自律神経系のコントロールを受けているのは確かなので、
間接的に視床下部の支配下に置かれているのは間違いないでしょう。

20世紀後半には多くの人によって”合成化学物質の恐怖”が語られ、
免疫系や内分泌系、そして自律神経系がかく乱されると懸念されました。
こうして健康が損なわれとしたら見過ごせませんが、
問題はそれだけに止まりません。
免疫系・内分泌系・自律神経系の全ては脳でクロスするわけですから、
結局は脳の働きもおかしくなると指摘され出したのです。

折りしも、精神的な病に苦しむ人が急増しています。
子供や大人の異常行動も目立つようになりました。
自殺者も増加の一途です。
それと合成化学物質の蔓延になんらかの関係があるのではないか?
こうした危惧に共通しているのは、
末端の異常が積もり積もって中枢、つまり脳もおかしくなる――という発想。 
これが全体論的医療(holistic therapy)に端を発する【考え】なのです。

ただし、どうもそういう事実はないらしい。
環境ホルモンがこと人間に及ぼす影響は、
それほど甚大なものではないことが明らかになってきました。
有機リン農薬の毒性を疑う余地はありませんが、
その使用が規制されるようになってリスクは大幅に減少したはずです。
農薬がうつ病の一因だという指摘までありますが、
それなら、うつ病に悩む方は減ったのでしょうか?
残念ですが、そうはなっていません。

問題の『化学物質過敏症』にも同じことがいえます。
シックハウス問題をきっかけにホルムアルデヒド対策が進められました。
それ以外にも様々な取り組みが行われた結果、
10年前に比べて建材は格段に”安全”になっています。
それなのに、人によっては『化学物質過敏症』は更に増えているという。

変じゃないの?

対策が進んだのに、効果がないというのです。
ということは、これまでの【考え】が間違っていたと認めるべきです。
それなら発想を変えなければいけません。
そこで注目され出したのが、
最初に中枢機能がやられてしまうという【考え】で、
脳の働きに異常を来たすことで末端もおかしくなる――という発想です。

この場合、化学物質のターゲットになるのは視床下部よりもさらに高次の脳です。
それは人間において高度に発達した大脳に他ならず、
この大脳が司る高次脳機能にまず障害が発生します。

図をクリックすると拡大します
脳-2

いってみれば化学物質過敏症は脳の病気ということであり、
そうなれば、異常は次々に末端に連鎖していきます。
”指令部”がおかしなことを言い出すわけですから、
同じ脳で働く”実行部隊”の命令がおかしくなるのは当然。
つまり視床下部の機能にも変調を来たし、
免疫系・内分泌系・自律神経系の全てが影響を蒙るのです。
結果として、身体全体の恒常性が大きく乱れてしまいます。

そして、”過敏症”になります。
脳の機能異常によって感覚過敏が生じるケースがあるので、
化学物質に誘発される匂いや味に敏感になるのでしょう。
そういう方は非常に低濃度の化学物質にさえ耐えられなくなります。
しかし、”鋭く”なるのは嗅覚や味覚ばかりではありません。
照明が眩しくて仕方ないという方もいるでしょうし、
低周波電磁波に過剰反応する方がいても不思議ではありません。

そういえば、音のトラブルも増えていませんか?
普通なら気にするほどの音量でないのに、
中には耐え難い”騒音”に聞こえてしまう方もいるのです。
それが原因で喧嘩にでもなったらたまったものではありませんが、
感覚は人によって異なることも理解すべきでしょう。

私が問題にするのはこうした意味での化学物質過敏症ですが、
これまでいわれてきた『化学物質過敏症』とは似て非なるものです。
主な違いを列挙すれば……

1.脳に影響するのは特定の化学物質です
  →あらゆる化学物質が危険なわけではありません  
2.化学物質の作用は濃度に依存します
  →極めて低濃度でも危険というわけではありません
3.自然界の化学物質でも脳に影響する場合があります
  →合成化学物質だから危険なわけではありません

そして脳の病気ということは心の病気ということですから、
精神的ストレスの影響も無視するわけにはいかないでしょう。

こうなると『化学物質過敏症』とは別物と考えた方が良いのですが、
現状では同じ化学物質過敏症という言葉で表記しています。
それでは混乱を招きかねないので、
個人的には新しい言葉で表記する方が良いと思いますし、
現にそういう提案も行われています。

ただ名称はどうあれ、最新の知見を広めることは非常に重要です。
早急に、家づくりの誤解を解く必要もあるでしょう。
自然素材を使う方が健康に良い――『化学物質過敏症』ではそういってきましたが、
化学物質過敏症では一概にそうとは断定しません。
だって冷静に考えれば、
脳の働きに影響する化学物質なんて自然界にもいっぱいあるでしょ?
煙草、阿片、大麻……全て天然成分じゃないですか?

それにしても、同じ言葉を使うのはやっぱり混乱します(>_<)



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