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”うつ”のない”うつ病”-仮面うつ病とは?-

2009 - 09/02 [Wed] - 23:59

うつ病(depression)は精神疾患の一つです。
世界保健機関(WHO)の統計では有病率は3~5%もあり、
誰でもかかる可能性があるという意味で【うつ病は心の風邪】といわれます。
しかし、”風邪”のように放っておいても直る病という意味ではありませんし、
まして「心の弱い人がなる」とか「単なる怠け病」ということでもありません。

ではどうしてうつ病になるのか?
残念ながら、その原因はよくわかっていません。
そこで現在では発症の原因よりも症状を重視して診断を下しますが、
脳に何らかの障害が生じているのは間違いないようです。
うつ病とは、脳の病気なのです。

一口に精神疾患といっても、その種類は様々です。
ここではWHO国際疾病分類第10版(ICD-10)の分類を紹介します。

図をクリックすると拡大します
うつ病-1

この中でうつ病は感情障害の一つと分類されていますが、
あわせてDSM-Ⅳ-TRにまとめられた主な症状も紹介しておきました。
『DSM』というのは精神疾患を取り上げる際には必ず出てくるもので、
米国精神医学会が作成した「精神障害の診断と統計の手引き」という指針です。
その最新版が第4版の修正版(Ⅳ-TR)になります。

主要症状は「強いうつ気分」と「興味や喜びの喪失」です。
このいずれかが必須症状とされていますが、
うつ状態や感情の平板化だけがうつ病の症状ではありません。
その他にも、様々な身体症状が現れます。

むしろ軽度のうつ病では精神症状がほとんど認められないか、
あるいはあっても非常に軽いそうです。
それよりも様々な身体症状が前面に出るため、
多くの場合、本人ばかりか医師もうつ病であることを見逃してしまいます。
最近こうしたうつ病の方が増えているといわれ、
仮面うつ病(masked depression)と呼ばれています。
「身体症状の仮面で素顔の”うつ”を隠したうつ病」という意味です。
仮面うつ病の場合には対症療法はあまり効果がなく、
むしろ抗うつ剤の服用や心理療法で症状が軽快するというのが特徴です。
その主な症状はこんな感じ……

うつ病-2

これをみると、どなたにも一つや二つは心当たりがありませんか?
私だって日々【全身のだるさ】を感じてますが、
仮面うつ病では明らかに病的で耐え難い【全身のだるさ】に見舞われます。
そこで病院にいくわけですが、
精神症状は自覚していないので精神科や心療内科には行きません。
例えば腰痛が気になるなら、整形外科に行くでしょう。
でも骨には異常がないから、お医者様も困り果ててしまう。
それで「原因不明です」と匙を投げるならまだしも、
効果のない治療を延々と続けられるケースも少なくないようです。

あまりの疲労感に、一日中横になっていても疲れは取れません。
身体の疲れならそれで回復するのですが、
仮面うつ病の場合はいってみれば”脳の疲れ”です。
脳を休養させるには睡眠が一番なのですが、
脳の働きがおかしくなると睡眠障害になるので熟睡もできない!
仮面うつ病では寝付けない入眠障害よりも、
夜中に目が覚めてしまう途中覚醒や早く目が覚めてしまう早朝覚醒になります。

頭痛や頭重感といっても”普通の頭痛”とは明らかに違います。
常備薬のような一般の頭痛薬では痛みが消えません。
しかし、抗うつ剤を服用して痛みが消えるなら仮面うつ病でしょう。
何らかの物理的原因で痛みが生じているのではなく、
脳が痛みを過剰感知してしまうのが原因と思われます。
いいかえれば、脳の機能低下で痛みの感覚を無視できないのです。

ところで、この仮面うつ病によく似た”病気”があります。
それは機能性身体症候群(functional somatic syndromes/FSS)というもの。
医学的検査で器質的、もしくは特異的な病理所見は明らかにできない、
でも患者さんは持続的な身体愁訴を訴える――
こうした理由で日常生活に支障を来たす人が増加していることを踏まえ、
1990年代の後半から主にアメリカで提唱され始めた疾病概念です。

ここで、言葉の説明をしておきましょう。
【器質的】というのは物理的な障害を伴うという意味です。
例えば、交通事故で手を失ったというような場合。
脳であれば、腫瘍ができたり損傷が認められれば器質的障害です。
これに対して外見上の変化を伴わない場合が【機能的】となり、
物理的障害はないが働きがおかしくなった場合を機能的障害といいます。
そこで”機能性身体症候群”とはどこにも器質的障害は見当たらず、
機能上の不具合から様々な身体症状に悩まされる病気ということになります。

中でも代表的な身体症状として3点が上げられています。

  1.様々な部位の痛み(腹痛・頭痛・腰痛など
  2.各臓器の機能障害
  3.倦怠感や疲労感

主に痛み(pain)を特徴とする病気といってよく、
そういう意味では身体症状を主訴とする仮面うつ病に酷似しています。
このような疾病概念が登場した背景には、
20世紀後半に従来の分類に当てはまらない病態が登場したからです。
これらの多くは原因不明とされ、
それぞれの症状に応じて別々に”病名”が与えられてきました。

例えば、顎関節症に悩む患者さんも増えています。
顎の関節に激しい痛みが走る病気で、
酷くなると口を開けることもできなくなります。
ただし、それだけではありません。
多くのケースでうつや不安に対する強い傾向が観察され、
睡眠障害に悩まされる場合もあります。
一方、全身の慢性的筋肉痛が際立つ場合は線維筋痛症といいますが、
この場合にも全身倦怠感や睡眠障害、そしてうつ傾向を伴うようです。

これらは従来別々の病気として把握されてきましたが、
多くの場合で症状が重なる事実が指摘されています。
ということは、
症状の現われ方は違っても”大元の病巣”は同じなのではないか?
もしそうであるならば、
個々別々に対応するよりも包括的に捉えるべきではないか?
こうした反省を踏まえていわれ始めた疾病概念なのです。

この概念に含まれる代表的な病気を列挙すると……

顎関節症、線維筋痛症、慢性疲労症候群、月経前症候群、舌痛症、慢性緊張性頭痛、過呼吸症候群、慢性腰痛症、湾岸戦争病 など

いろんな病気があるのに驚かされますが、
この中にはシックハウス症候群化学物質過敏症も含まれます。

こうした提案が受け入れられるかどうかは未知数ですが、
個人的には賛同できます。
というのは、化学物質過敏症とされている家内の症状ともよく符合するからです。
家内は顎関節症と過敏性腸症候群も経験しました。
全身の筋肉痛、慢性的な疲労感、耐え難い頭痛にも悩まされました。
恐らく受診するお医者様次第では、
「線維筋痛症」「慢性疲労症候群」「緊張性頭痛」という診断が下ったかもしれません。
しかし、それだけじゃ~ありません。
常々口にする症状をざっとあげると……

  睡眠障害、肩こり、呼吸困難感、めまい、動悸、腰痛
  関節痛、吐き気、手足のしびれ、冷え、生理不順

これって、仮面うつ病の症状のオンパレードです。
内臓系の障害はあまり聞きませんが、
泌尿器科を受診して慢性腎機能障害と診断されたことはあります。
お医者様には「人工透析も覚悟しなさい」と脅されたほどでした。

まだあります。
症状の重いときには、思考力や集中力も低下しました。
いつも通い慣れている通勤路で道に迷ったり、
単純な一桁の足し算ができなくなったりしたのです。
そうかと思えば性格も短気になり、
ちょっとしたことで激しく激高しました。
そして、うつ傾向で無力感に悩まされたのは言うまでもありません。

そう考えると機能性身体症候群も良いのですが、
それ以上に仮面うつ病という方がより相応しいように感じます。
ただし痛みと匂いの感覚路は同じですから、
人によっては”匂い過敏”という症状が出るのでしょう。
これまで化学物質過敏症と呼ばれてきた病気は、
軽度のうつ病、つまり仮面うつ病に相当するのではないでしょうか?

ところが、あえて『化学物質過敏症』と強調する場合、
症状よりも発症原因を化学物質に限定するこだわりが強いようです。
その背景には20世紀後半の環境運動があり、
合成化学物質の危険を糾弾する流れを脈々と受け継いでいます。
もちろん、私も化学物質を一因として重視していますが、
諸悪の根源を合成化学物質と決め付ける主張には違和感を覚えてしまう(=_=)

それよりも、機能性身体症候群や仮面うつ病と呼ぶ方が良いかもしれない。
ただ呼び方がどうであれ、
変な先入観に惑わされずに、病気には冷静に向き合うことが大切です。



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