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化学物質がおこす脳の変動

2009 - 09/09 [Wed] - 23:45

昨日の話しの続きです。
今日も煙草を例に考えてみましょう。

煙草を吸うと脳内のドーパミンの作用が強まります。
こうなると脳の活動レベルは高まり、
いってみれば緊張モードに入ります。
それもそのはず!
自然界でこのような状態になるのは、
バッタリ天敵に鉢合わせしたようなとき。
まさに、生死をかけた”臨戦態勢”というわけです。

このような状態を長く続けるのは、
脳に過大な負荷をかけることになります。
でも心配ない。
天敵との睨めっこが何日も続くことはないでしょ?
「やばい!」と判断したらすぐ逃げればいいわけだし、
逃げ遅れれば死が待っています。
死んでしまったら、それこそ全てが終わり。
ドーパミンの心配なんかする必要も永遠になくなります。

ところが喫煙は違います。
毎日毎日喫煙が続き、終わりがありません。
中には、1日に何箱も吸ってしまうヘビースモーカーの方もいるはずです。
こうなると興奮に歯止めがかからず、
慢性的に脳内のドーパミン濃度が高止まりになります。
良くいえばバイタリティーに溢れている、
でも悪くいえば非常に攻撃的な方の脳がこういう状態です。

それだけではありません。
脳の指令で身体も”臨戦態勢”を維持し続けますから、
自律神経は交感神経が優位な状態となります。
そうなれば血糖値と血圧は高くなり、
心臓もバコバコして脈拍が激しくなります。
やたら口が渇き、瞬きの回数も増えるでしょう。
酸素もいっぱい使うので活性酸素が大量発生し、
そうなれば発癌リスクもUP?

脳や身体に鞭を入れすぎるのは、デメリットも多いのです。
そもそも、こんな状態を長く維持できるものではありません。
緊張状態には大量のエネルギーを必要としますから、
やがてジリ貧となって”燃料不足”に陥ります。
自律神経のバランスは崩れ、疲労感に見舞われるようになります。
そうなると、情緒も不安定になる。
これは自律神経失調症以外の何者でもありません。

しかし脳は凄い!
身の破滅を防ぐために、いわば”安全弁”を作動させるのです。
喫煙はドーパミンの作用を強化する――
これが全ての始まりです。
それならドーパミンの作用を弱めてやればいいわけだから、
ドーパミン受容体の数を減らしちゃいます。
これをダウンレギュレーション(down-regulation)といいます。
いくらドーパミンの濃度が高くても、
結合する”鍵穴”がなければ効果を発揮しないというわけです。
この他、分解酵素である【MAO】の働きも活発化させます。

こうした【下向き調節】という負のフィードバックが作動することで、
煙草を吸っても前ほど脳が興奮しなくなります。
ニコチンの薬理効果が相殺された結果であり
煙草の本数を増やさないと初期と同様の効果が得られなくなります。

みなさんもよくご存知のように、
これが耐性(tolerance)と呼ばれる現象です。
「寛容」とか「脱感作」といってもほぼ同じ意味。
耐性は身体の防御反応であり、
喫煙の影響を最小限に抑えようとします。
非常に危ういですが、
一応はバランスのとれた適応状態といえるでしょう。

耐性-3

ところが、まだ続きがあります。
いったん耐性が生じてしまうと、
今度は健康のために禁煙するときに厄介な問題が生じるのです。
”臨戦態勢”から一転して、脳は”休戦態勢”に入ります。
身体もホッと緊張を解くわけですが、
これはこれで問題がある! 

動物に薬物を反復投与して耐性を生じさせた後に断薬します。
そうすると数年以内に、
かえって薬物の効果が増強されることがあります。
それどころか、精神的ストレスにも脆弱になります。
こうした現象は逆耐性(reverse tolerance)と呼ばれ、
少量の薬物に反応することから過敏化(sensitization)ともいいます。
なぜこんな現象が起きるのでしょうか?

そこで考えてみてください。
大量のニコチンが摂取されることを”前提”にしたシフトが完了しています。
それなのに喫煙を止めたら、
そのニコチンが入って来なくなるのです。
煙草は薬物ほど依存性が強くないので、
激しい禁断症状に見舞われることはありません。

ただし、意欲が減退する離脱症状は生じるでしょう。
その原因は、脳内のドーパミン作用が一気に弱まるからです。
ドーパミン作用を【強める力】は弱くなる一方で、
【弱める力】だけが強いまま維持されるのだから当たり前でしょ?
こうしたアンバランスを解消するには、
今度はドーパミンの作用を【強める力】を強化する必要があります。

やることは全て【下向き調節】の裏返しです。
ドーパミン受容体の数は増やします。
こちらはアップレギュレーション(up-regulation)です。
ついでに、【MAO】の働きも抑えましょう。
こうして、身体は必死になって【上向き調節】を始めます。
いわば、ドーパミンに対する感受性を強めるわけです。
喫煙量が多かったほど、あるいは喫煙の期間が長かったほど、
この反作用は大きくなります。

それでは、ここで一つ質問をします。

また煙草を吸ったらどうなるとおもいますか?

禁煙を挫折したことのある方ならわかると思いますが、
以前にも増してニコチンが強烈に作用するはずです。
一服しただけで、頭がくらくらします。
実は、これこそが逆耐性!
脳内ではドーパミンの作用を強める逆シフトが完了しているので、
ちょっとのニコチンでも大量のドーパミンを分泌します。
そうなれば脳は一気に”炎上”
極めて微量のニコチンで過剰興奮してしまうのです。

さて。
長々と煙草の話を続けてしまいました。
しかしシックハウス症候群化学物質過敏症と、
全く関係ない無駄話をしてきたというわけでもありません。
昨日と今日の話に出てきた『ニコチン』を、
全て『トルエン』に置き換えてみてください。
トルエンを吸うことでシックハウス症候群になります。
そしてトルエンを吸わなくなると……化学物質過敏症になるのです。
あくまで経験を踏まえた上での個人的推理ですが、
逆耐性のメカニズムを応用すれば納得できませんか?

毎日シンナーを吸いながら仕事をしていた私の家内は、
家に帰ると死んだようにぐったりしていました。
そこで仕事を止めて良くなるかと思いきや、
数年の間はちょっとしたことですぐに激高したものです。
私などにはとてもわからない、微かな匂いにも過剰反応しました。
それが原因でまたまたぶちキレ、その後にはどっと鬱になる……
ホンと、この繰り返しでした。

家内の場合は職場が原因でしたが、
これと同じようなことが家で起こる場合もあります。
それがシックハウス症候群であり、
さらにこの中の一部の方は、
化学物質過敏症へと歩を進めてしまうことになるでしょう。



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