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No.19 母性を引き出す抱擁物質、オキシトシン

2009 - 10/06 [Tue] - 23:57

こんにちわ。
昨日ふと気づくと、デスク周りが散乱しています。
ここ数ヶ月、資料の整理をサボっていました。
「これはマズイ、整理整頓!」
そう思い立ってファイリングを始めたら、
丸1日かかってしまいました。
おかけでキレイに片付きましたが、更新はパス。
申し訳ございませんでした。

ところで、寒い季節になってきましたね。
こうなってくると猫は人気者になります。
寒い日には、猫を抱っこするに限る!
あったかいですよ~~~~
さしずめ、【猫カイロ】 猫は迷惑だぞ
猫を飼っている人間に許される、ささやかな”特権”です。

さて。
猫の頭を撫で撫でしてやると、
喉をごろごろ鳴らして嬉しそうにします。
何ででしょう? 考えてみたことありますか。
普段は触られるのも嫌がるくせに、
猫にも撫でて欲しいときがあるようです。
そういうときは乱暴なくらい思い切り撫でてやるのですが、
それでも嬉しそうにしています。

なんで(?_?)

その原因はオキシトシン(oxytocin)が分泌されるからです。
オキシトシンは脳の視床下部で合成され、
下垂体後葉に運ばれて血中に放出されるホルモンです。
女性の方ならよくご存知でしょうが、
子宮平滑筋を収縮させて分娩を促進します。
こうした作用は古くから知られていたようで、
【oxytocin】の名前もギリシア語の「早産」に由来しているそうです。
【oky】は「早い」、【tokos】が「出産」を意味します。
さらに乳腺の乳管平滑筋を刺激して乳汁分泌を促す作用も有名で、
いずれも出産や育児と深い繋がりがあります。

オキシトシン-1

オキシトシンは9ヶのアミノ酸が結合した単純なペプチドで、
No.1とNo.6のシステインがジスルフィド結合をした環状構造をしています。
構成するアミノ酸は微妙に違っていますが、
この環状ノナペプチドは昆虫やサメなどからも見つかっています。
恐らく、とても古くから生命に利用されてきた化学物質なのでしょう。

脊椎動物でも広く利用していますが、
魚類ではNo.4がセリン、No.8がイソロイシンに変わります。
これをイソトシンといいます。
両生類、爬虫類、鳥類は共通です。
No.8がイソロイシンになっており、こちらはメソトシンといいます。
そして哺乳類が利用する環状ノナペプチドが、
【図】に紹介したオキシトシンです。
いずれも同じような化学物質を利用しているというわけで、
生命って繋がってるんだな――そう実感しませんか?

構造が似ているだけでなく、”使用目的”も似ています。
魚類のイソトシンは体液浸透圧の調節に利用されており、
陸上に進出した後も体内の水分調節に関与しているようです。
下垂体後葉ホルモンにはもう一つパソプレシン(Vasopressin)がありますが、
これは抗利尿ホルモン(ADH)として有名です。
そしてオキシトシンにも、弱いながら抗利尿作用があります。

【追補】
抗利尿作用とは腎臓での水分再吸収を促進し、
尿の量を減少させる作用をいいます。
つまり、水分排出を抑えて体内の浸透圧を下げるわけです。
出産や授乳は体内の水分を失うことに他なりませんから、
その代わりに尿量は抑える必要があるのです。
こうした抗利尿作用のあるホルモンが抗利尿ホルモン(Antidiuretic Hormone)で、
人間ではパソプレシンが有名ですが、オキシトシンにも尿量抑制作用があります。
ちなみに。
涙腺の涙管平滑筋を支配するのは自律神経ですが、
妊娠や出産で涙もろくなることが知られています。
ホルモンバランスの崩れからくるマタニティーブルーで説明されていますが、
ひょっとしたらオキシトシンの刺激でも涙が出るのかもしれません。
涙とは悲しいから出るばかりでなく、感動の涙もあります。
出産が無事すんでわが子の顔を見たお母さんは、
きっと感動の涙を流すはずです。


オキシトシンの本来の”仕事”は抗利尿作用と思われますが、
どうもそれだけではないことがわかってきました。
抗利尿作用はホルモンとしての末梢作用ですが、
実は脳内にも分泌されていたのです。
つまり神経伝達物質として働いており、
その中枢作用が非常に大きな注目を集めています。
というのも、母性行動に関係するらしいからです。
恐らく分娩や射乳に関わることで、
【母性】という新たな機能を持つようになったのでしょう。
ちなみに、バソプレシンは【父性】に関係するようです。

興味深い実験を紹介しましょう。
子供を産んだことのない未婚の雌ラットを、
赤ちゃんのいる飼育箱に入れてみましょう。
雌ラットは赤ちゃんに興味を示さず、
平気で踏みつけたりして歩き回ります。
ところがこの雌ラットにオキシトシンを注射すると、
降って沸いたように母性行動をとり始めるのです。
その様子はまさに”母親”そのもの。
赤ちゃんを咥えて一カ所に集め、抱き始めます。
不思議ではありませんか?
【母性】などというとつかみ所のない神秘的なもののように思えますが、
オキシトシンという化学物質をちょっと加えただけで、
あら不思議、たちどころにお母さんに”変身”するのです。

こうした興味深い事実から、
オキシトシンは【cuddle chemical】とも呼ばれています。
日本語に訳せば、「抱擁物質」という意味です。
抱擁した側にもされた側にもオキシトシンが分泌されるようで、
猫を撫でてやると喉をごろごろ鳴らしているときにも、
恐らくオキシトシンが分泌されているはずです。
もちろん、雄にも分泌されます。

そう考えると、
哺乳類が哺乳類たるゆえんはオキシトシンにあるのかもしれません。
本来なら生命には防衛本能がありますから、
他の個体との接触を嫌うのが普通でしょう。
ところが、哺乳類は子供を育てます。
子供だって”他人”に変わりありませんから、
考えてみれば不思議なことです。
その謎を解く鍵が、オキシトシン。
オキシトシンが分泌されることで子供への警戒心を解き、
喜んで育児に専念しちゃうのが哺乳類の習性――
母性すら化学物質にコントロールされているのです。

しかし、オキシトシンだけでは不完全。
もう一つ重要な”スパイス”が必要です。

ところで。
プロラクチン(prolactin)も【母性】に関わる化学物質として有名です。
こちらは下垂体前葉ホルモンで、妊娠維持や乳汁合成がその”仕事”です。
やっぱり出産や子育てに関与するのですが、
その分泌を制御するのがドーパミンだという事実をご存知の方も多いでしょう。

ドーパミンの本来の機能は【摂食行動】の制御と思われます。
それを物語るように、ドーパミンは腸管でも利用されている。
そしてもう一つの重要な機能が【生殖行動】であり、
ドーパミンは性行動をコントロールするのです。
しかし脳が複雑化、高機能化していくにしたがって、
さらなる役割を付加されていったのでしょう。
まさにオキシトシンのケースと同じというわけで、
オキシトシンとも非常に巧妙な連係プレーを演じて【母性行動】を引き出します。

そうなると、見過ごすことができない!

室内空気汚染が育児にまで影響を及ぼすのか? 

私の関心はその一点、俄然、興味が沸いてくるのです。
それでは、オキシトシンとドーパミンにどんな繋がりがあるのか?
その話しはまた明日ということで……




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