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電磁波って危ないの? -電磁波過敏症-

2009 - 10/22 [Thu] - 23:59

化学物質過敏症と似たような”病気”に、
電磁波過敏症(EHS)というものがあります。
低濃度の化学物質(匂い)に過敏反応するのが化学物質過敏症なら、
低レベルの電磁波(磁界)に過敏反応するのが電磁波過敏症だそうです。
でも、そもそも電磁波って何なの?
というわけで、今日はその辺から始めてみましょう。

さて。
電磁波を一言でいえば、電界と磁界の変化により生じる波(波動)です。

電磁波-1

波の1周期を【波長】といい、
この周期が1秒間に何回繰り返されるかを【周波数】といいます。
1秒間に1回なら1Hz(ヘルツ)となり、
【波長】と【周波数】には次のような関係が成り立ちます。

  波長(m) = 速度(m/秒) ÷ 周波数(Hz)

ちなみに、真空中を伝わる電磁波の速さは30万km/秒と一定で、
これが【光速】です。
そうです! 
実は【光】も電磁波の仲間なんです。

一口に電磁波といってもその波長はまちまちで、
当然その性格も変わってきます。
例えば、紫外線。
紫外線の【波長】はおよそ0.3μm程度です。
ということは、【周波数】は1015Hzにもなります。
1秒間にこれだけの衝撃を食らうわけですから、
もの凄いエネルギーで分子の結合も切断されてしまうわけです。

図をクリックすると拡大します
電磁波-2

ただし電磁波過敏症が問題にするのは、もっと波長の長い電磁波。
送電線や家電製品から生じる超低周波電磁波と、
携帯電話やその基地局から生じるマイクロ波です。
ところが、この2つの電磁波の波長だって大きく異なります。
例えば、家電製品が使用するのは50Hz~60Hzの交流電流です。
その波長は50Hzで6000km、60Hzなら5000km。
こうなるともはや波としての性格を持たないので、
正確には超低周波電磁界(ELF電磁界)といいます。

それに比べて、携帯電話が使用するのはマイクロ波です。
FOMAの場合には2GHz帯を使用しますから、
だいたい2×109Hzの周波数になります。
波長も15cm程度ですから、立派な波です。
同じマイクロ波を使用する電子レンジは、
このエネルギーを利用して食品を加熱できるわけです。

このように、超低周波電磁界とマイクロ波を同列に扱うことはできません。
そこでシックハウスとの関わりで、
今回は超低周波電磁界に絞って問題点を見ていくことにします。

超低周波電磁界では、波のエネルギーは微々たるもの。
問題となるのは、電界と磁界の及ぼす作用です。
この内、電界は木材などの一般的な素材で容易に遮蔽できます。
しかし磁界の遮蔽は特別なシールドを施さない限り不可能――
そこで家に関わる電磁波問題という場合には、
ELF磁界を指すと考えて良いでしょう。

磁界の強さは磁束密度で表わされます。
単位は (テラス) を用い、その100万分の1が μT(マイクロテラス) となります。
ただし (ガウス) という単位が使用される場合もあり、
両者の関係は……

  1T = 10000G あるいは 1μT = 10mG

それでは、ELF磁界は人の健康にどのような影響を及ぼすのでしょうか?
WHO(世界保健機関)のファクトシートNo.322には、
次のように整理されています。

 急性曝露

100μTよりも遥かに高いレベルの磁界は有害です。
しかし住宅内での平均レベルは0.1μT程度なので、
一般住宅で急性曝露が問題となる心配はなさそうです。

 慢性曝露

問題となるのは、
より低いレベルの磁界に長期間曝された場合のリスクです。
特に懸念されているのが小児白血病との関係で、
居住環境で0.3~0.4μTを超える磁界に曝露され続けると、
小児白血病の発症リスクは2倍に増加するそうです。
そこでELF磁界の発がんリスクを、
国際がん研究機関(IARC)によって【グループ2B】に分類しています。
これは、「発がん性が疑われる」という意味です。

ただし、昔からこのブログを読んでくださっている方なら、
”この程度”の話しには慌てないはず。
【グループ2B】なんてそれこそわんさかあって、
ガソリンエンジンの排気ガスも【グループ2B】です。
それどころか、コーヒーや漬物も同じクラス。
これに比べれば、
ホルムアルデヒドは「発がん性がある」という【グループ1】にランクイン。
太陽光(紫外線)、お酒、煙草、木工粉塵も同じく【グループ1】です。
【グループ2B】だからといって、大騒ぎすることではありません。

実際、小児白血病を起こすメカニズムは明らかでなく、
もし因果関係が有ると仮定した場合でも、
ELF磁界が原因となるケースは全体の0.2~4.95%に過ぎません。
そこであまり心配する必要はないと思いますが、
送電線の真下は20μTに達するといいます。
もし安心を優先したいなら、
送電線の近くに家を建てるのは避けた方が宜しいかもしれません。

 その他の影響

ELF磁界を問題視する方は、
小児白血病以外にも様々な健康障害を引き起こすと考えています。
しかしファクトシートNo.322では、こうした意見には否定的。
懸念されている諸々の健康影響との関連性は……

  小児白血病についての証拠よりも更に弱い

こうした信頼に足る報告を見ている限り、
ELF磁界をことさら危険視する必要はないのではないでしょうか?

問題の電磁波過敏症に関しては、
これとは別にファクトシートNo.296もあります。
やはりここでも、電磁界曝露との因果関係に否定的です。
電磁界とは関係しない他の環境因子によって、
症状が誘発されている可能性も否定していません。
例えば、室内空気汚染や職場や生活環境でのストレスなど。
そこで結論はこうなります……

  電磁界曝露が電磁波過敏症を引き起こす科学的根拠はない

すでに”電磁波”に過敏だという方は、
それこそ様々な対策を講じる必要があるでしょう。
しかしそうでない大多数の方が、
いたずらに”電磁波”を怖がる必要なんか全然ありません。

しかし、ここまで読んで誤解しないでくださいね。
私はELF電磁界に危険はないと考えますが、
だからといって、電磁波過敏症が存在しないとは思いません。
この前もお話したように、
【原因】と【結果】に分けて考えれば良いのです。
電磁波(電磁界)が【原因】でなくても、
【結果】として電磁波(電磁界)に過敏になる可能性は否定できない。
そこで、面白いバクテリアを紹介しましょう。

電磁波-3

これは磁性細菌といい、
1970年代に海底の泥の中から発見されました。
興味深いことに、
この磁性細菌は体内にマグネタイト(Fe3O4)の結晶を持っています。
【写真】の中央に黒い点が縦に連なっているのが見えると思いますが、
これがマグネタイトで、要は磁石です。
磁性細菌はこの”体内磁石”を使って、
ナンと地球の地磁気を感知していました。

この発見がきっかけとなり、
昆虫、魚類、鳥類にも”体内磁石”があるらしいことがわかってきました。
そして1992年には、人間からも発見されたのです。
それも脳細胞に見つかりました。
中でも、脳を覆う細胞にはたくさんのマグネタイトが含まれるそうです。

人間には磁界を感知する感覚はありません。
あるいは、そう考えられています。
しかしこうした”体内磁石”を活用して、
秘かに磁界を察知しているのかもしれません。
それが意識に上ることはなくても、
潜在下で脳の活動に影響している可能性が考えられています。

もちろん、まだまだ「大胆な仮説」の段階です。
しかしこの事実が立証されれば、
電磁波過敏症も感覚過敏の一つとして考えることが可能になります。
感覚情報のゲーティングが破綻することで、
いってみれば”体内磁石過敏”になるということです。

その【原因】は、ELF磁界である必要はありません。
化学物質過敏症と同じように、
前頭前野の機能低下を起こすものが【原因】となります。
ドーパミンの働きを乱す化学物質には注意が必要ですし、
ストレスの影響も甚大です。
これらが【原因】となって感覚過敏となり、
その一つとして電磁波過敏という【結果】が起こる――
個人的には、そんなシナリオを想像しています。

ちなみに。
電磁波過敏症の存在を指摘したのは、
化学物質過敏症でも有名なアメリカの W.Rea です。
ただし彼の仮説は非常に特殊で、
一般の医師たちの賛同を得られていません。
その点は、しっかり銘記しておくべきでしょう。
日本ではなぜか【電磁過敏症】といいますが、
Rea の言っているのは Electrical Hypersensitivity です。
直訳すれば「電気過敏症」ですが、
これを強引に「電磁波過敏症」と訳したのはマイクロ波も含めたかったからでしょうか?
一方、ファクトシートNo.296の原題では、
Electromagnetic Hypersensitivity の語を使用します。
こちらは「電磁過敏症」であり、
いつの間にか【電気】が【電磁波】に変化していった様子が察せられます。



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