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新型インフルエンザ。猫の危険、子供の危険 

2009 - 11/07 [Sat] - 06:55

こんにちわ、今日は立冬です。
ここ最近めっきり冷え込んできたせいか、
猫の行動も【冬モード】になってきました。

猫32-1

猫は熱伝導で体温を調節する動物です。
寒い季節には体温を奪われないよう、
新聞紙のような熱伝導率の小さい素材の上がお気に入りです。
猫なりに考えてるんですね。 あったりまえなのだ

それはそうと。
ちょっとショッキングなニュースを目にしました。
アメリカのアイオワ州で、
飼い猫が新型インフルエンザに感染したというのです。
この猫は13歳のアメショー君で、
元気がなくなって食欲減退、おまけに呼吸困難に陥ったそうです。

猫にも【猫インフルエンザ】という病気があり、
人間のインフルエンザと同じような症状を呈するそうです。
ただしその原因ウイルスはインフルエンザウイルスではなく、
【猫インフルエンザ】というのはあくまでも俗称です。
ところが今回のアメショー君を検査したところ、
正真正銘H1N1型のインフルエンザウイルスが検出されたらしい。
これより先に飼い主さんが新型インフルエンザに感染しており、
それが猫に感染した可能性が高いと報じられています。

へえ~~~~マジで?

人に感染するインフルエンザウイルスは主にA型ですが、
実は猫には抵抗力があって感染しにくいのです。
今回の新型インフルエンザの流行に際しても、
これが猫に感染する心配はないだろうといわれていました。

図をクリックすると拡大します
インフルエンザ感染経路

もうご承知のとおり、
もともとインフルエンザウイルスは水鳥に寄生しています。
これが最初に、同じ鳥の仲間である家禽(ニワトリなど)へ感染します。
さらに突然変異を起こしてヒトへの感染力を身につけたウイルスだけが、
人から人に感染するヒトインフルエンザウイルスとなるわけです。

今回の新型インフルエンザは、豚インフルエンザといわれています。
鳥型がブタへの感染力を獲得して豚型となりますが、
ブタは人間型にも感染します。
そのためインフルエンザウイルスは、
ブタの身体の中で人間に感染する”知恵”を身に付けちゃうのです。
このルートが最もポピュラーと考えられており、
今回の新型インフルエンザもこうして出来上がったようです。
鳥インフルエンザがそのままヒトインフルエンザになるわけではございません。


ところが今回の報道を素直に読むと、
こういう感染が起こったことになる……

  人間→→→猫

果たして「本当なの?」と、にわかには信じられません。
確かに理論的にはあり得ない話ではありませんが、
それにはよほど強い感染力と、
人間と猫の”濃密な接触”が前提になるでしょう。
ヒトインフルエンザウイルスが、
そうそう猫に感染するとはとても思えないのです。
あまり神経質になる必要はないんじゃないでしょうか?

それよりも、人間への感染拡大が気がかりです。
【ヒトインフルエンザ】なんだから当たり前、
特に小さなお子さんには注意が必要なようです。
11月3日までの累計入院事例の累計は4944人。
この内60歳以上の高齢者はわずか249人で、
20歳未満の未成年者が4316人にのぼります。
中でも5~9歳が最も多く、ナンと2204人となっているのです。

亡くなった方の数では60歳以上の高齢者が多いのですが、
全て何らかの基礎疾患をお持ちの方です。
未成年者の場合には数こそ少ないものの、
基礎疾患を伴わない死亡例もあるのが怖い点です。
それに、【インフルエンザ脳症】の心配もあるし……
私の子供が通う学校でも感染が拡大している様子で、
体調の変化に日々神経を尖らせています。

ちなみに。
万一インフルエンザに感染した場合の薬が有名な【タミフル】です。
正式にはオセルタミビル(Oseltamivir)といい、
【タミフル】の名で販売されているのはこのリン酸塩になります。
インフルエンザに対しては現在最も有力なお薬の一つですが、
これを処方した影響と思われる異常行動が問題となり、
10代の未成年者には原則的に使用できません。
インフルエンザは怖いけど、そうかといって副作用も心配――
世のお母様方には悩みの種でしょう。

このオセルタミビルに関して、昨年興味深い研究が発表されている。
あるいは、新聞報道を記憶されている方も多いかと思います。
発表したのは加藤敏先生(自治医科大学)らのチームで、
論文のタイトルは、

 「Oseltamivir (Tamiflu) increases dopamine levels
   in the rat medial prefrontal cortex 」

残念ながら、英語で書かれた論文です。
そこでタイトルだけ翻訳すると……

  オセルタミビル投与による
  ラット前頭前野内側部(mPFC)におけるドーパミン量の増加


こんな感じになるでしょう。
このタイトルからもわかるように、
オセルタミビルが前頭前野のドーパミンを増やすというのです。
【前頭前野内側部(mPFC)】というのは前頭前野の中枢部を構成し、
左右の大脳半球同士が接する”内側”に隠されている部分になります。

【後補】
大脳皮質の領野を示す際に、よく用いられるのが「ブロードマン脳地図(BA)」です。
これを使えばmPFCはほぼBA 10 野と 11 野を中心とし、
眼窩前頭皮質(OFC)や前帯状皮質(ACC)の一部を含みます。


実験には人間の10代に相当するラットを使用し、
それぞれ100mg/kgと25mg/kgのオセルタミビルを全身投与しました。
100mg/kgは子供への1回投与量の50倍に相当し、
25mg/kgは同じく12.5倍に相当するそうです。
影響を確認するため、かなり高濃度のオセルタミビルを投与しています。
さらに比較対照のために、
水だけを投与したものを「コントロール」としています。

タミフル

オセルタミビルを投与されたラットは、
30分を過ぎる頃から前頭前野のドーパミン量が増加し始めます。
そして4時間後には、
100mg/kgと投与した群で223%、25mg/kg投与した群で156%に達します。
一方、水だけ投与したコントロール群では変化が見られません。
こうした結果から、
異常行動にドーパミンが関与している可能性が濃厚となります。

興味深いのは、異常行動が起こるのが10代という事実。
ここで思い出していただきたいのですが、
脳は小学校高学年(10~12歳)で完成します。
前頭前野が本格的に機能し始めるのはこれ以降と考えられており、
まだドーパミン神経との連携が積み重ねられていない試運転状態なのでしょう。
10代に異常行動が誘発されるのは、それが原因ではないでしょうか?

ただし覚醒剤のような薬物、
あるいはトルエンをはじめとするシンナー類とは作用メカニズムが違うようです。
どちらかといえば【抗不安薬】との類似性が指摘されており、
ドーパミン神経のある中脳腹側被蓋野(VTA)に作用していると考えられています。
そういう意味では、むしろお酒のアルコール作用に近い。
ざっくばらんに言えば、
初めてお酒を飲んだ若者が異状に酩酊してしまうようなものだと思われます。

こうした10代とは対照的に、
1~9歳の子供にはオセルタミブルの使用制限はありません。
これも脳の発達を考えれば説明が付きます。
前頭前野が未発達でドーパミン神経も機能し始めていないので、
幸いなことに薬の副作用が生じないのです。
だからといって手放しで喜べない!
ドーパミン神経が未発達ということは、
ウイルス感染に弱いということを意味します。

先日紹介した論文から推測すると、
ドーパミン分泌が未発達な乳幼児は、Th1 型の免疫反応も未成熟の可能性がある。
そうなれば効率的にウイルスを排除できません。
これが、5~9歳の感染者数が圧倒的に多い原因と想像できます。

もちろん、その数の割には死亡者は今のところ少ない。
それがせめてもの救いですが、
一つだけ注意していただきたい点があります。
それがインフルエンザ脳症です。
そのメカニズムはまだ良くわかっていませんが、
乳幼児では脳のバリアーが未成熟なことが大きな一因と思われます。

成人の脳は血液脳関門(blood-brain barrier)が発達していて、
脳は一種の”入室制限管理”の下に置かれています。
GABA(ギャバ)を食べるとリラックス効果がある――などといわれますが、
アミノ酸を経口摂取してもおいそれと脳内には入れません。
ドーパミンやセロトニンも入れない。
血液脳関門で追い返されてしまうからです。
もっと簡単に通過できた方が良いと思いますか?
でもそうなったら、
脳は食事のたびに興奮度が大変動してしまいます。
環境中の化学物質の影響も、さらに大きく受けることになるでしょう。
そうなったら大変でしょ?
脳の恒常性は極めて高度に維持されているのです。

しかし乳幼児や児童はそれが弱い。
つまり、脳が厳重にガードされていないんです。
インフルエンザウイルスが直接脳内に侵入している形跡はないのですが、
身体の”異変”は容易に脳内に波及してしまう。
免疫反応によってサイトカインが過剰に働き、
あろうことが自分の脳にダメージを与えてしまうと考えられています。
特に1~5歳の幼児に好発することから、
Th17 型の過剰な炎症反応が生じるのかもしれません。

死亡を免れた場合でも、深刻な後遺症が残るといわれています。
小さなお子さんがインフルエンザを発症した場合には、
わずかな体調変化も見逃さないようにしていただきたいと思います。
そしてお薬を飲ませたからもう安心というのではなく、
10歳未満であっても異常行動に注意するに越したことはありません。
これは今回の新型インフルエンザに限った問題ではなく、
通常の季節性インフルエンザでも起こりえることです。

最後に。
新型インフルエンザが飼い主から猫にうつる、
あるいは猫から飼い主に移る――
その心配はあまりないと思います。
猫32-2

ただし、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の場合はその限りではないようです。
調べたところ複数の感染例が報告されており、
オランダのエラスムス医療センターの研究では、
ウイルスを接種された3匹の猫は全てインフルエンザを発症し、
その内1匹は接種後6日目に死んでしまったそうです。  かわいそうに
懸念されるのは猫の放し飼い。
外に遊びに行った猫ちゃんが、
運悪く鳥インフルエンザで死んだ野鳥でも食おうものなら……死ぬ。
もっとも美味しい餌に不自由しない現代の飼い猫が、
死骸を拾い食いする心配なんかないとは思います。
そうはいっても、
用心に越したことはないのかもしれませんね。



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