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自然換気と機械換気、どちらが良いの?

2009 - 11/10 [Tue] - 23:48

こんにちわ。
新型インフルエンザが流行中――って取り上げたとたんに、
さっそく息子も学年閉鎖に突入しました。
みなさま、どうぞお気をつけ下さい。

ところで。
もう季節は冬だというのに、
私の家では【衣替え】が済んでいませんでした。
そこで土日を利用して、
大慌てで冬支度をした次第です。 お恥ずかしい (=_=)

私の家のエアコンは、いまどき珍しい冷房専用機。
冬には使わないので、来年の夏までお休みです。
エアコン内部は昨年みっちり掃除したおかげで、
カビなどの汚れは特に目立ちません。
今年はフィルターを洗う程度で済ませました。
そして重い腰を上げたついでに、
換気(ventilation)の定期メンテナンスもしておきました。

換気-1

「FPの家」には【写真左】のような給気口が壁に付いています。
ここから屋外の新鮮な空気が入ってくるわけですが、
埃・花粉・虫などは”招かざる客”です。
できるだけ家の中に入れたくありませんよね。
そこで給気口にはフィルターが仕込んであるのですが、
これが結構汚れる(>_<)

【写真右】は私の家で3ヶ月使用した状態ですが、
くっきりわかるくらい汚れています。
「汚ねェ~~~~」って思うかもしれませんが、
もしフィルターがなかったら、
この汚れがそっくり全部家の中に入っていたって事でしょ?
それだけフィルターが働いてくれたことの裏返し。
感謝しないと罰があたります。

ただこのまま放置すると、フィルターは目詰まりしていまいます。
そうなると24時間換気の効果はがた落ち。
空気の入り口を塞いでしまうので、
機械は動いていても新鮮な空気が入ってこないことになるのです。
そうなると、室内の空気は循環しない――
とうぜん室内空気の【汚染度】は悪化し、
それだけシックハウスのリスクを高めてしまうでしょう。
そこで3ヶ月ごとにフィルター交換をしています。

ちなみに、シックハウスが問題になったのはなぜだと思いますか?
国民生活センターの「くらしの危険No.259」には、
シックハウスを解説する中で次のような一文があります。

  省エネなどのため住宅が高気密したのも一因

つまり高気密化したことが悪いというのです。
でも、こうした理解は正しいのでしょうか?
確かに、昔の家のように隙間が多い家なら、
外からたくさん空気が入ってきて換気が良さそうです。
こうした換気を自然換気(パッシブ換気)といいます。

たとえば、ヨーロッパの古い家を想像してみて下さい。
屋根の上に煙突が突き出ている様を思い浮かべると思います。
これは暖炉の煙を逃すための設備ですが、
そればかりでなく、実は換気も行っているんです。
暖炉で暖められた空気は軽くなるので、
煙と一緒に上昇して家の外に排気されます。
これを【煙突効果】といいます。
するとその穴埋めをするために、
隙間から外の新鮮な空気が自然に入ってくるでしょ?
これが自然換気であり、
日本の古民家の囲炉裏にも同じような働きがあったわけです。

しかし、現代の家に囲炉裏なんかない!
換気するための”煙突”だって付いていないので、
いくら家の中を暖房しても自然換気はできません。
そこで自然換気を効果的に行うには、
今日では窓を開ける(窓開け換気)しかがありません。

ところがこれが曲者でして、
いくら窓を開けても対流が起こらない限り空気は入れ替わらない。
簡単にいえば、風のない日は効果なし――ということです。
さらに都合よく風が吹いていたとしても、
1日中窓を開けている人はまずいません。
2~3時間ごとに窓を開けるのが最低ラインですが、
これすらまともに実行されていないのではないでしょうか?

【自然】という言葉が何よりもお好きな方にはお気の毒ですが、
現代住宅で自然換気を確保するのは容易ではありません。
そこにきて気密性も向上した……
これではシックハウスになるのも当然といえるでしょう。
家の中の空気が循環しないので、
汚れた空気がいつまでも家の中に居座ってしまうわけ。
要するに、換気不良です。

ただし高気密化すれば自然換気が機能しないのはわかりきったことですから、
これに代わる換気手段を講じれば良いだけの話。
それが機械換気(アクティブ換気)に他なりません。
それなのに高気密化だけにはまっしぐらで、
機械換気を怠ったツケがシックハウスとなって表面化したのです。
つまり、「高気密化がシックハウスの一因」というのは大きな誤解。
正しくは……

  機械換気をしなかったことがシックハウスの原因

こういい直すべきです。
繰り返しますが、自然換気で十分な換気を行うのは難しい。
きちんと煙突効果を考慮した設計になっていればまだしも、
そんな家にはほとんどお目にかかれません。
築年数が6年以上で機械換気を行っていない家は、
潜在的にシックハウスのリスクを常に抱えていると考えるべきです。

ここで、興味深い資料を紹介しましょう。
NPO法人日本健康住宅協会に寄せられた相談件数の推移です。

図をクリックすると拡大します
換気-2
X-KnowledgeのHPより引用

【シックハウス】や【化学物質】の相談件数は上位を占めていますが、
2002年から2005年にかけて減少傾向であることがわかります。
ご承知のとおり2003年に建築基準法が改正され、
新築住宅には機械換気が原則義務化になった効果の表れでしょう。
それだけ機械換気の効果は絶大であり、
建材の対策が進んだことと併せてリスクは格段に低下しています。
家に入ると目がチカチカして咳がでる――
これがシックハウス症状の典型といわれていますが、
最近ではこれほど酷いケースはほとんどないのではないでしょうか?

ただし、とても気になる点があります。
2005年になって【臭い】に関する相談が突然急増しているのです。
室内の匂いの抜けが悪いという問題もあるのでしょうが、
ひょっとしたら、匂いに敏感な方が増えているのかもしれません。

何度も口を酸っぱくして指摘してきたように、
私は化学物質過敏症は匂い過敏症だと理解しています。
たとえば、こちらをご参照下さい。
検索フォームを使って【匂い過敏】でサイト内検索していただければ、他の記事もヒットします。

もちろん根拠のない勝手な憶測ではなく、
多くの研究でも「匂いに敏感になる」点が指摘されています。
そこで”急性中毒”に近い激しいシックハウス症候群(SHS)が減少した反面、
化学物質過敏症(MCS)の方が増えていると懸念されます。
匂いに関する苦情が増えている事実は軽視できません。

そう考えると、シックハウス問題は”過去のもの”となったわけではなさそうです。
現在も住む人の健康を脅かし続けています。
しかし、その姿はかつてほどはっきりと見えず、
いわば真綿でじわじわと首を締めあげられるようなもの。
その分かえって厄介な問題となり、
病気との因果関係がわかりづらくなっているのでしょう。
【化学物質】を気にする方が減ったのは、
匂い過敏の一因が化学物質にあるとは想像もしていない証拠です。

でも、ちゃ~んと機械換気が付いてるんでしょ (?_?)

確かにそうですが、
機械換気が付いていれば絶対大丈夫というものではありません。
効果は絶大ですが、過信は禁物です。
たとえ機械換気が付いていても、
次のようなケースでは室内空気が汚染されてしまいます。

  1.機械換気の換気量不足、あるいは不具合
  2.機械換気の換気量を上回る汚染物質の発生
  3.機械換気のメンテナンス不備

この内、【1】は明らかに施工に問題がありますが、
【2】や【3】は家の欠陥ばかりとは言い切れないでしょう。
要はお住まいになる方の暮らし方の問題であり、
お住まいになる方のお手入れの問題です。

例えば、最初に紹介した給気口のフィルターを考えてみてください!
真っ黒に汚れて目詰まりしたフィルターが放置されていたら、
機械換気だって効果を発揮できないでしょ?
マイホームを健康な住まいにするためには、
建築的努力だけでは不十分なんです。
この点を、どうかご理解いただきたいと思います。

さて。
化学物質に汚染された空気を毎日吸い続けるとどうなるか――
この問題の深刻さをご理解いただくために、
ちょっと専門的な脳科学の話をしつこく続けてきました。
ただし大切なのは病気になる前に予防することであり、
そろそろ換気の話題に移ることにしましょう。

とりわけ、私が懸念しているのはメンテナンスの問題。
どれだけお手入れが行き届いているのか、とても心配です。
そこで、明日はわが家流のメンテナンスを紹介します。



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