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インフルエンザは湿気に弱い

2009 - 11/16 [Mon] - 23:08

期待が大きかった分、
ちょっと失望感も漂い出した民主党政権。
そういえば温暖化対策はどうなったんでしょうか?

先ごろ国立環境研究所がまとめた試算によれば、
家庭から排出される二酸化炭素は、
わずか数年で70%以上も削減できるそうです。
その具体策は省エネ家電への買い替えやエコキュートの導入、
そして……

  住宅の高断熱化(新築もしくはリフォーム)

だそうです。
でもね~、そんなの何年も前から指摘されてきたことじゃないの?
今は机上の計算なんかしている段階じゃなくて、
政策として実行することに意義があると思うのです。
というわけで民主党さん、
住宅の高断熱化を後押しして下さいね! 期待してます

さて。
一般的に、インフルエンザは冬に流行します。
というのも低温・低湿を好むからです。
そこでこれを予防したいと思ったら、
この反対、つまり室内環境を高温・高湿にしてやれば良いわけです。
単純なことでしょ?

インフルエンザウイルスと湿度の関係は、古くから注目されてきました。
中でも有名なのがアメリカの Harper の研究です。
インフルエンザと湿度の関係を話す際には、
必ずといて良いほど取り上げられます。
Harper によれば相対湿度(RH)が50%の場合、
約12時間後には全てのウイルスが死滅するそうです。
そこでインフルエンザを予防するには……

  室内を湿度50%に加湿する

これだけです。
とっても簡単……かな?
それでは、もう少し詳しくみてみましょう。

湿度とインフルエンザ-1

これは Harper が6時間後のウイルス生存率を表わした【グラフ】です。
温度が20~24℃で湿度が50%以上だとわずか3~5%ですが、
湿度20%の場合にはまだ66%ものウイルスが生存しています。
これに対して温度が32℃になると、
湿度20%でも生存率は17%に低下します。
インフルエンザが夏に流行しない理由がわかるでしょ?

反対に温度が10℃以下になると、
たとえ湿度50%でも42%ものウイルスが生存しています。
湿度80%でさえ35%の生存率――
こうした事実は、
単純に【湿度50%】では予防できないことを物語っていませんか?
湿度だけでなく温度も重要なんです。

日本の庄司真先生(内科医)はインフルエンザの流行因子を研究し、
やはり湿度と温度が重要であると指摘しています。
結論から紹介すると、
重要なのは相対湿度ではなく絶対湿度(AH)だそうです。
【相対湿度】が飽和水蒸気量に対する割り合い(相対量)であるのに対して、
空気中に存在する水蒸気量そのもの(絶対量)を表わすのが【絶対湿度】です。

温度が20℃で相対湿度が50%のとき、絶対湿度は 8.7g/㎥ になります。
しかし温度が10℃の場合には、
相対湿度が50%でも絶対湿度は 4.7g/㎥ しかありません。
そのためウイルスの生存率が高まってしまうわけで、
これを防ぐには絶対湿度をほぼ2倍にしなければならないのです。
その場合の相対湿度は、凡そ93%にもなります。

夏の暮らしを考える場合にも温度ばかりでなく湿度、
それも絶対湿度が重要だと紹介しました。
同じことが冬の暮らしにも当てはまるわけで、
【相対湿度】ではなく【絶対湿度】で考えなければいけないということです。

そこで庄司先生は Harper のデータを基に、
ウイルス生存率と絶対湿度の関係をはじき出しました。
それが【グラフ】の右側に記した数字で、
絶対湿度が 10g/㎥ の場合にはウイルス生存率はわずか5%です。
ちなみに、ここで用いている絶対湿度は容積絶対湿度で、
重量絶対湿度で表示すれば 約8.4g/kg になります。
インフルエンザの流行はこうした絶対湿度が目安になるそうで、
地域差はあるものの、
概ね絶対湿度 10g/㎥ 以上では流行が起こらないそうです。

反対に、絶対湿度を 10g/㎥ 程度に維持した老人介護施設では、
冬期のインフルエンザの発症者がゼロだったという報告もあります。
それでは絶対湿度を 10g/㎥ とするには、
相対湿度はどの程度にしたら良いのでしょうか?
冬の暖房温度を20℃と設定した場合、
相対湿度58%以上でこの基準をクリアーできます。

しかし実践してみればわかりますが、
冬の室内を60%近くまで加湿するのは容易ではございません。
それにそこまで湿度を上げると、
住んでいる方はかなりしっとり感を覚えることと思います。
ちょっとした低温サウナ状態?
病院のような医療施設なら感染予防が最優先されるとしても、
一般家庭では”快適さ”を犠牲にするわけにはいかないでしょう。
それに湿度が高くなりすぎると、
今度はカビやダニのリスクが高まってしまいます。

絶対湿度 10g/㎥ というのはあくまでも全国的な流行の目安であり、
地域によっては 7g/㎥ という場所もあります。
そこで一般家庭でインフルエンザを予防する際には、
この 絶対湿度=7g/㎥ を基準にすれば良いと考えています。
室内の温度が20℃なら、相対湿度は約40%です。
つまり、相対湿度が30%代に突入したら要注意――と覚えてください。

相対湿度40%以上に維持するというのなら、
さほど無理なく実現できそうです。
そこで有名なアメリカ冷暖房空調工業会(ASHRAE)の報告書でも、
相対湿度は40~60%が最適ゾーンとされています。

湿度とインフルエンザ-2

湿度の幅が20%もあることから、
【最適ゾーン】にはずいぶん余裕があるように想像するかもしれません。
しかし実際には、かなり狭いエリアになります。
この点を理解していただくために、
相対湿度と温度の関係を表わした【グラフ】をご覧ください。

図をクリックすると拡大します
湿度とインフルエンザ-3

絶対湿度 7g/㎥ をクリアするには、
紫色の線より上に位置していれば良いわけです。
例えば、【A】は温度20℃-相対湿度50%のポイントで、
絶対湿度は 8.6g/㎥ になります。
これなら、6時間後には80%以上のウイルスが死滅します。

しかし【B】の温度16℃-相対湿度50%のポイントになると、
絶対湿度は 6.8g/㎥ となって 7g/㎥ を下回ってしまうでしょ?
さらに温度が10℃の【C】になるとかなりマズイ(>_<)
いくら相対湿度が50%でも、
絶対湿度に換算すれば 4.7g/㎥ しかありません。
6時間経過しても、ウイルスの半分以上が生き残っている危険な状態です。

さらに温度が低下して5℃以下になると、
どうあがいても 絶対湿度 7g/㎥ をクリアーするのは不可能となります。
5℃の空気の飽和水蒸気量は 6.8g/㎥ なので、
たとえ相対湿度を100%にしても手が届きません。

こうした点を踏まえると【最適ゾーン】は意外に狭く、
【グラフ】の左端に片寄っています。
単に相対湿度が40~60%であるだけでなく、
同時に温度も18~22℃程度に維持すべき点を忘れてはいけません。
もちろんこれは冬の場合で、
夏なら温度25~28℃が最適温度です。

いかがでしょうか?
それほど”驚くような話”じゃなかったかな?

  室内の温度は18~22℃、相対湿度は40~60%が理想的

確かに、いわれなくても常識的なことかもしれません。
ただし私が驚愕してしまうのは、
Herper の論文がすでに1961年に発表されているという点です。
そして、庄司先生が絶対湿度に着目したのが1980年代。
ASHRAEの報告書が出されたのも1985年であり、
これ以後のアメリカ住宅は、
セントラルヒーティングを活用して【快適ゾーン】を実現してきました。
科学的研究を踏まえて、
国民を感染症から防御する住環境を整えたわけです。

ここで、簡単に考えないで下さいね。
リビングだけでは意味がないのであって、
家全体が【快適ゾーン】になっていなければなりません。
そのためには全館暖房が必須ですが、
果たして、日本の一般住宅にそんな芸当ができるでしょうか?
もし強引に実現したとしても、
それが”一時的”だとかえって恐ろしい結果を引き起こします。

【快適ゾーン】を達成する一方で、
寝ている間に室内の温度が下がってしまうと大変なことになる。
温度低下とともに飽和水蒸気量が低下して、
空気中に保持できなくなった水蒸気が結露してしまうのです。
そうなると、冬でも家の中がカビだらけ(T_T)
これを防ぐには、真夜中でも15℃以上をキープしないといけません。
ところが、日本の家はどうでしょうか?
明け方に10℃なんて当たり前、
家の中で氷が張る家だって珍しくないでしょ? 若い頃に住んでいた家はこういう家でした

家や住環境を”科学する”ことを怠り、
そんな家を放任してきたのが先進国と自負する日本の実態です。
インフルエンザの脅威が迫れば、
【空気清浄機】に飛びついてしまうのも仕方ありません。
たとえ活性酸素が諸刃の剣だとしても、
感染するよりまし――その通りだと思います。

しかし「FPの家」クラスの高性能住宅になれば、
家中を【快適ゾーン】にすることができます。
気化式加湿器を活用している私の家では、
平均して温度20℃-相対湿度45~50%を維持しています。
家中ほとんど均一です。
もちろん、真夜中でも抜かりはありません。
午前3時の寝室は、温度20℃-相対湿度50%の【快適ゾーン】です。
これなら、
プラズマクラスターやウイルスウォッシャーを購入する必要もないでしょう。

もっとも。
わずか数分で99%抑制――そこまでの強力な殺菌力はありません。
しかし私達の体内に活性酸素があるわけですから、
後は自分自身の免疫システムに委ねれば良いと思うのです。
そのためにも……

  健康に暮らせる家であることが何にも増して重要

たとえ強力な殺菌力なんかなくても、
免疫力を高めてくれる家ならそれで十分。
少々のウイルスが生き残ったとしても、
その程度でビクともしない身体であれば心配なんかないのです。



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