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節電する? それともしない? -熱中症のメカニズム-

2011 - 07/26 [Tue] - 04:10

天災は忘れた頃に……やってきましたね。
このブログも沈黙が続いていましたが、
性懲りもなく忘れた頃に復活しちゃうのです (^o^)/

さて。
歳をとったせいか、寒くなると体調が芳しくありません。
そこで冬になるとブログの更新が滞りがちになってしまうんですが、
暖かくなったのでそろそろ再開しなくっちゃ
―――っていう矢先に大地震が起きた次第です。
わが家も激しい揺れに見舞われましたが、
私にとって大打撃だったのは、
倒れた書棚の直撃を受けてパソコンが壊れてしまったこと。 (T_T)
パソコン自体は安物を見つけて早々に買い換えましたが、
問題はその中身です。
前のパソコンのデータを何とか取り出したい……
悪戦苦闘すること数ケ月。
ついに完全復活することに成功いたしました。 長かった~~~

ところで。
私は研究者ではない普通の素人です。
ただ他の方と違うところがあるとしたら、
自分なりの【検索方法】を持っている点かと思います。
これは10年以上かけて築きあげてきたもので、
そのためのデータがパソコンに収まっております。
だからこそ、それを失うということは、
私にとって手足をもがれるに等しい重大事だったわけなんです。

このブログに訪問してくださる方からも、
  どうやって調べているの?
そういう問い合わせをよくいただきます。
そこで今回は。
完全復活を記念して、
特別に私のパソコンの中身をちらっとお見せしちゃいます。
時節柄、例題として熱中症(heat illness)を取り上げてみましょう。

それでは、本題。
今年の夏は「節電」の大合唱ですが、
くれぐれも熱中症には注意していただきたい。
特に高齢者や循環器系の疾患を持っている方は要注意です。

そこでまず最初に。
熱中症の恐ろしさを再認識していただきましょう。
次のグラフは熱中症による死亡者数の推移を表したものですが、
近年、死亡者数が増加していることがわかります。
これも地球温暖化の影響なんでしょう。

図をクリックすると拡大します
heat illness-1

中でも、昨年の死亡者数は群を抜いています。
なんと1718人もの方が亡くなっている。
総務省消防庁のまとめでも、
昨年7~9月に熱中症で救急搬送された方は5万人を超え、
とりわけ、65歳以上の高齢者が46.4%を占めていたそうです。

ご批判を承知であえて申し上げますが、
放射能汚染で命を落とされた方がいますか?
注意するのが悪いとはいいませんが、
もっと熱中症の怖さにも目を向けるべきなんじゃないでしょうか。

そこで、熱中症について調べてみましょう。
とはいっても、
googleで【熱中症】を検索してみると、
なんと2900万件もヒットする。
【熱中症 高齢者】と絞っても、
それでも200万件もヒットします。
全部調べていたら、それだけで一生が終わりそう……
どうしましょ?
そこで、“道具箱”の出番です。

図をクリックすると拡大します
windows-1


これが現在パソコンに入っている[お気に入り]の一覧です。
関心がある問題に役立ちそうなサイトは、
頭にの数字が付いているフォルダにテーマごとに振り分けています。
今一番力を入れているテーマは[2-① ATP・ミトコンドリア]で、
ここには凡そ100のサイトが保存されています。
そして検索に活用しているサイトは、
頭に1-②という番号が付いているフォルダに整理してあります。
その中から今回は、
[1-②- 文献・統計検索]というフォルダを開いてみましょう。

図をクリックすると拡大します
windows-2


中でも私がよく活用させていただくのが、
CiNiiという論文データベースです。
ここで【熱中症 高齢者】と検索してみましょう。
すると、21本の論文がヒットします。
200万に比べれば格段に少ないですが、全て良質の情報ばかり。
情報は量ではなく質が肝心なのです。
しかもCiNiiの良いところは、
自由に閲覧できる論文があるという点です。

私が最初に目を付けたのは内山巌雄先生(京大大学院)の論文です。
というのも、
先生には化学物質過敏症(MCS)に関する論文も多い。
前々から参考にさせていただいているので、
今回も次の論文を真っ先に拝読させていただきました。
  ■ 地球温暖化の健康への影響 (「人間と生活環境」9(2)、2002年)
わかりやすい内容なので、皆さんも手軽に読めると思いますよ。

死亡率の月別変動を調べていくと、
一般に冬に高く夏に低い傾向があるそうです。
ということは。
暑さよりも寒さの方がリスクが高いということで、
地球温暖化で死亡率が低下する――
なんていう悠長なことをおっしゃる方もいたらしい。
そこで先生は、
もっと細かく日最高気温と日死亡率を比較してみた。
するとやっぱり日最高気温が高くなるほど死亡率も低下するそうです。

ところが。
それは日最高気温が33℃までのお話。
33℃を超えると再び死亡率が上昇に転じるということがわかった。
しかもこのようなV字型の死亡曲線を描くのは、
65歳以上の高齢者だけだというのです。
とりわけ、循環器系や呼吸器系の基礎疾患を有する方に顕著らしい。
こうした事実から、
  過度の暑熱ストレスも死亡リスクとなる
地球温暖化は熱中症による死亡者を増加させる危険性があるようです。

では、どうして高齢者が危ないのか?
そこでもう一つ論文を開いてみましょう。
  ■ 中高齢者における夏季暑熱環境下農作業時の体温調節反応の特性
     (「体力科学」57(6)、2008年)
これは学会の口演発表の要旨なので、
論文と呼ぶほどボリュームのあるものではありません。
でも、熱中症の特徴をよくとらえています。
研究では19~21歳の学生と45~66歳の中高齢者に、
同じ面積の草取り作業をしてもらっています。

作業直後、身体にどんな反応が起こるか?
  ① 平均心拍数は中高齢者で有意に高い
  ② 体温(舌下温)は中高齢者で有意に高い
ところが。
  ③ 総発汗量は中高齢者で有意に低い
実はこの3点に、熱中症の特徴がよく表れております。

中高齢者、とりわけ高齢者は発汗機能が低下しています。
ではどうやって体温を下げるかといえば、
皮膚に近い血管を拡張するんです。
つまり熱くなった血液を冷ますことで、
身体の熱を逃がそうとするわけですね。

しかし末端に血液が集まりすぎると、
心臓や腸管などの中心臓器は反対に虚血状態に陥ります。
いってみれば、ショック状態(shock)のようなものです。
すると心臓はなんとか血液を循環させようとしてフル回転しますから、
心拍数が上がって頻脈となるのがわかるでしょ?
念を押しておきますが、
こうした状態に陥るのは炎天下で作業をした後とは限りません。
家の中にいても同じです。
事実、家の中で熱中症になる高齢者は意外と多いのです。

ただし、大量出血のように血液の絶対量が減少するわけじゃ~ないので、
循環器系の疾患を持っている方は例外として、
それだけで死に至るような致命傷になるとは思えない。
もっと別のメカニズムが働いているんじゃないでしょうか。
そこで気になるのが、もう一つの重要な指摘。
体温が上がって心拍数も上がっているのに、
なぜか……
  作業直後の口渇感は中高齢者群で有意に低値を示す
高齢者はあまり喉の渇きを覚えないらしい。

これで答えは見つかった。
高齢者は水分を補給しない。
だから汗をかかないので熱中症になりやすい――
そう考える方も少なくないかもしれません。
しかし、私は結論を急ぎません。
高齢者が喉の渇きを覚えない理由をもっと探ろうと試みます。
ただし、ここから先の答えは誰も教えてくれません。
そこで“状況証拠”を積み上げていくしかないわけですが、
こうした時間のかかる作業を通してこそ、
ブログのoriginalityが生まれるんだと考えています。
というわけで、ここから先は各自でお考えください

ちなみに。
私の頭に浮かんだのは甲状腺ホルモン(thyroid hormone)との関係です。
甲状腺ホルモンは身体のエネルギー生産を活発化させます。
いわばエンジンの回転数を上げるわけで、
そうなれば熱も大量に発生する。
つまり、体温が上昇するわけ。
熱くなって火照る身体を冷却するには汗をかかなくっちゃならないでしょ?
そこで甲状腺機能亢進症の方は大量の汗をかく。
反対に、甲状腺機能低下症の方は発汗量が減少します。

では、甲状腺ホルモンの分泌はどこでコントロールされているのか。
それが脳の視床下部(Hypothalamus)という場所です。
視床下部はわずか5gほどの重量しかございませんが、
ここには様々な神経核(nucleus)がびっしりと詰まっており、
身体のあらゆる自律機能をコントロールしています。
その神経核の一つに室傍核(Paraventricular nucleus)というものがございます。

図をクリックすると拡大します
heat illness-2
室傍核はストレス(stress)反応の中枢としても有名です。
室傍核にはCRH産生細胞があり、
分泌されたCRHが下垂体からのACTH放出を促します。
さらに血液に運ばれたACTHが副腎皮質を刺激すると、
副腎皮質はコルチゾールなどのステロイド物質を放出します。
これが副腎皮質ホルモンと総称されるもので、
ストレスのダメージから身体を防衛する働きをします。


室傍核にはTRH産生細胞が多く存在します。
ここでTRHとは――
甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(thyrotropin releasing hormone)の略称で、
日本語だと長ったらしいので、
一般には【TRH】と表記されております。
下垂体から甲状腺刺激ホルモンの放出を促すトリペプチドです。
そして次に登場するのが甲状腺刺激ホルモン(thyroid stimulating hormone)ですが、
こちらは【TSH】と表記されます。
これが甲状腺を刺激すると甲状腺ホルモンが分泌されるわけですね。

そしてもう一つ。
上図をご覧下さい。
「Stress」とならんで、室傍核に「Water Balance」と注記されてるでしょ?
実は室傍核は口渇中枢(drinking center)の一つと考えられており、
ここを電気刺激された実験動物は大量の水を飲みます。
反対に、破壊してしまうと飲水行動をとらなくなります。
その口渇中枢が甲状腺を刺激する細胞の隣組に存在する――
この事実は何を意味するんでしょうか。

私はこんな仮説を立ててみました。
甲状腺ホルモンを出すということは体温が上昇するということです。
そうなると、冷却のために発汗機能を働かせなくっちゃいけません。
どんどん冷やすためには水分補給が欠かせない……ですよね?
だからこそ、
甲状腺ホルモンの分泌と水分補給は連動してるんじゃないんでしょうか。

ところが。
高齢者は甲状腺機能が低下します。
そんなにエネルギーを生産しなくなるわけで、
体温の上昇圧力も弱いということになる。
それなら冷却能も小さくて良いわけで、
水分を大量に補給する必要もありません。
だから、口渇感を感じにくいのではないか?
それどころか、
必要もないのに大量の水分を補給すると低Na血症になる危険があります。
いわゆる、水中毒というやつですね。
口渇感を感じにくくするのは、
水中毒から身体を守る防衛メカニズムなのかもしれません。

つまり、高齢者は汗をかけない。
この事実を忘れて、
暑いからといって強引に大量の水を飲むのはかえって危険でしょう。
摂取しても汗にならずに水中毒を起こす可能性があります。
高齢者は血管の拡張によって熱を逃がすことしかできないんです。
しかし猛暑日のような暑い日が続くと、
熱放散は遅々としてはかどりません。
だって、気温の方が体温より高いんだから当然でしょ?
だから体温はどんどん上昇する。
では、どこまで上昇するのか。

ちなみに。
日頃から、参考になりそうな論文はダウンロードして大切に保存しております。
その中に、こんな論文がありました。
  ■ 高温暴露時(熱中症)における脳・心臓の
       急性反応の形態学的・分子生物学的検索
 (2009年)
那谷雅之先生(三重大医)の研究です。

先生は高温曝露されたラットの心筋と脳幹を調べてみました。
詳細は省きますが、
私が注目したのはHSP(Heat Shock Protein)の変化です。
HSPは熱ショックタンパク質というもので、
細胞が熱などのストレスに曝された際に発現が上昇します。
体内では分子量の違う様々なHSPが活躍していますが、
中でもHSP70は熱に対する細胞の耐性形成に直接かかわります。

heat illness-3
遺伝子の情報をもとに合成されたタンパク質は、
フォールディングという折りたたみ作業によってはじめて機能するようになります。
ただし、中には欠陥品もできてしまうのは仕方ありません。
こうした欠陥品に結合して修復するタンパク質がHSPで、
いわばタンパク質の品質管理をするタンパク質といえるわけです。
こうしたタンパク質はシャペロン(chaperone)と総称されていますが、
HSPは変性したタンパク質にも結合し、
修復が不可能な場合にはプロテアソームに送って分解させます。


高温に曝されたラットの体温は上昇していきますが、
それとともに心筋と脳幹ではHSP70の合成量が増加します。
とりわけ、
直腸温が42~44℃の間で有意に増加するそうです。
これはタンパク質の変性が始まる温度に一致し、
ダメになったタンパク質が続出している危機的状況を反映しているんでしょう。
そして44℃を超えると、もはや修復が追い付かなくなるらしい。
ラットは除脈となり、突然心停止する――
つまり、ご臨終というわけ。

そこで先生は、こう推測されています。
  42~44℃に暑熱ストレスに対する耐性の限界がある
これは直腸温ですから、
腋下温では0.4~0.8℃程度低くお考えください。
この段階に至ると脳や心臓が直接的なダメージを受け、
タンパク質の変性が不可逆的になって細胞が破壊されます。
さらに筋肉も機能しなくなるので、
一切の回避行動が封じ込められてしまいます。
水を飲みに蛇口に行くことすらもはやできない。
そして、最終的に多臓器不全に陥ってしまう――
こうなれば年齢にかかわりなくThe Endですが、
冷却能の弱い高齢者ほどリスクが高いのは明らかでしょう。

それでは、こうしたオーバーヒートを防ぐにはどうしたら良いのか。
発汗機能が低下した方は、
いわば恒温性が弱体化して変温性に傾いたような状態です。
つまり、身体を取り囲む気温の影響を受けやすいのです。
そういう方が体温をできるだけ一定に保つには、
気温の変化を抑えるしかありません。
とはいっても、
外気温を上げ下げできるのは神様だけ。
人間にできることといったら、
せいぜい室温をコントロールすることぐらいじゃありませんか?

そこで結論。
高齢者の方は、「節電」なんか意識しないでエアコンを使いましょう。
そして化学物質過敏症(MCS)も加齢現象に近いというのが私の考え。
事実、化学物質過敏症の妻は温度変化にとても弱い。
体温調節が上手くできないのです。
そこでわが家では、
今年もエアコンがフル稼働しています。
「節電」できる方はどうぞしてください。
でも、「節電」できない人間がいることもご理解ください。
生死にかかわる問題なので、
なんと非難されようと、
私はエアコンの使用を控える積りは毛頭ございません。

ちなみに。
私の保存している論文にはこんなものもありました。
  ■ 住宅における作業効率と温熱環境に関する研究
東京都市大の学生さんの論文ですが、これがなかなか興味深い。
2011年度の日本建築学会大会(関東)でも発表しているようです。
夏季における住宅での作業効率を調べた結果、
室温が高くても低くても作業効率は低下するらしい。
至適温度、つまりちょうど良い室温があるということですね。
ただし自然換気(NVモード)とエアコンを使用している場合(ACモード)では違いがあり、
NVモードの至適温度は約23℃。
一方、ACモードの至適温度は27℃――だそうです。
おそらく、自然換気では湿度が高くなってしまうからでしょう。

図をクリックすると拡大します
heat illness-4

でも窓を思いっきり開けているような自然換気の家で、
夏のさ中に23℃なんて不可能でしょ?
実際、測定期間中の平均室温は、
NVモードで約30℃、ACモードで約28℃だったみたいです。
そうなれば、どっちの方が作業効率が高いの~~~
答えは明らかでしょ?
ACモードの方が作業効率が高く、
必然的に快適性も上ということでしょう。

お若い方は暑熱ストレスに強いとは思いますが、
やっぱり、
エアコンの効いた家の方が快適じゃありませんか?
それでも全身びっしょり汗をかきながら「節電」するんですか?
ホント、日本人って偉いね!!!




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日本政府に東京から遷都させましょう。

チェルノブイリより大きい原発事故を東京電力が起こして、高濃度の放射能汚染地帯が東京にもあちこちに広がっている。ひどい放射能汚染地帯の代表は、千葉県の柏市や松戸市から、東京都の足立区・葛飾区などを通って台東区・文京区・千代田区の二重橋あたりまで続く汚染地帯である。この高濃度放射能汚染地帯の中には、あの皇居がすっぽりと包まれているくらいであるから、その汚染の大きさがバカでかいことがよくわかる。そのほかにも、あちらこちらにホットスポットという高濃度汚染地帯ができている。これらの放射能汚染地帯は関東地方のあちこちに広がって、どんどん数と大きさを増やしているのだ。これらによって二十年以内に数百万人の死者が出ることがわかっている。本当は全員避難というよりも首都を移して移住しなければならないのに、政府はとぼけて何もしない。もちろん東京より北の汚染のひどさは言うまでもない。国会議員の家族だけが続々と海外に避難しているが、それでは何の罪もない人を見殺しにしていることになる。あまりの日本政府のひどさにあきれかえってしまう。

数百万人の死者が出たら大変ですね

ゆきえ様
コメントをお寄せいただきありがとうございました。
福島第一原発の事故によって飛散した放射性物質は、
各地で放射能汚染を引き起こしています。
この問題を軽視する積りはございませんし、
首都圏に電力を供給するために原発を受け入れてきた福島県の方々は、
本当にお気の毒だと思います。

でも。
>20年以内に数百万人の死者が出る
そんなことが本当にわかってるんですか?
失礼ながら、
私にはちょっと信じがたい数字です。
そもそも。
事故後数か月で科学的な評価などできるはずがありません。
そこで、チェルノブイリを参考にしてみました。

チェルノブイリの事故の直接的影響よって、
最終的に何人の方がガンによって死亡するのか?
事故後20周年を記念して2005年に発表された
チェルノブイリ・フォーラムの推計では、
約4000人とされました。
この発表をうけ、
事故による健康被害は予想以上に少ない――
そう報じられましたが、
一方で「少なすぎるのはないか」という批判も相次ぎました。

例えば。
WHOは2006年に9000人と発表しました。
また、IARCは2006年に16000人と推計しました。
その他にもさまざまな団体が数字を発表していますが、
実は推計に用いたガン死確率はそんなに変わりません。
では何が違うのかというと、
計算に用いた[分母]が違うのです。

フォーラムの計算では、
事故処理にあたった作業者60万人を対象としています。
それにWHOは汚染地域住民680万人を加えた。
さらにIARCは対象をヨーロッパ全土に拡大した数字です。
つまり。
ヨーロッパまで範囲を広げても、
ガン死亡者の予測値は16000人なのです。

もちろん。
これだけの方が亡くなるというだけで大問題です。
決して、「大した健康被害はなかった」なんて言えません。
ただこれはあくまでも机上の推計値であり、
実際にこれだけの死者が出るかどうかはまだ誰にもわかりません。
そもそも放射能以外にも様々な発ガン要因があるわけで、
汚染地域に住んでいた方がガンで亡くなられたとしても、
それが放射能汚染によるものと断定するのは難しいでしょう。

むしろ、間接的な健康影響が指摘されています。
例えば New York Times 紙の社説。
>公衆の最大の健康被害は、
>極めて誇張されたリスク観念に基づく精神的な被害であり、
>不安にかられ、宿命論者になり、
>薬物・アルコール依存、失業、無気力をもたらした。
つまり、精神的ストレスということですね。

こうした指摘に抵抗感を感じる方は少なくないでしょう。
ただし私は放射能による健康被害が、
あまりにも過大視されているような気がしています。
私が追いかけている化学物質過敏症でもそうなんですが、
ちょっとでも曝露したら健康が害される――
そう断じるの少しocculticだと思います。

でもこんなことを言うと、
またまたご批判をいただくんでしょうね~~~
現在は反原発が【正義】みたいな風潮ですから。

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