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脱原発って、ホントにできるんですか?

2011 - 07/29 [Fri] - 03:33

こんにちわ。
何ヶ月も更新がはかどらなかったので原稿がたまってます。 (+_+)
でもその前に、
大震災にまつまる問題をもう少し考えてみたいと思います。

わが家では冷暖房は必需品です。
実は大震災のときに蓄熱暖房機が倒れてしまい、
暖房のない生活を余儀なくされました。
おかげで、とても寒かった。
はじめてです。
室温が10℃を下回ったのは……

そのせいなんでしょう。
妻がこれまでにない体調不良に陥りました。
というのも、妻は【おばあちゃん】だからです。
もちろん、実際の年齢はもっと若いですよ。
ただ眼の曇りが激しいというので医者に行ったら、
飛蚊症(ひぶんしょう)と診断されました。
この飛蚊症というのは、
ガラス体の濁りによって目の前に虫が飛んでいるような映像が入る現象です。
加齢現象の一つで70歳を超えるとほとんどの方がなるそうで、
強いて[病気]とはとらえられておりません。
そこで、妻はお医者様にこう言われたそうです。
  まるで70歳の人の症状ですね――
それ以来、妻は「私は70歳なんだって!!!」といじけております。

そんな【おばあちゃん】の健康を維持するには、
冷暖房は絶対に欠かせません。
蓄熱暖房機は新しいものに買い換えました。
ただ2台とも倒れてしまったんですが、
買い換えたのはとりあえず1台だけです。
その代り冷房しかできないエアコンを2台交換したので、
エアコン暖房で補ってみようと考えています。
とても大きな出費となりましたが、
冷暖房が生命線なんだから仕方ございません。 トホホ

とはいっても。
蓄熱暖房機にしろエアコンにしろ、いずれも電気がないと動きません。
そこで電力不足はとても困る。
だから私は……、脱原発(denuclearization)を主張しません。
原子力は好きじゃない。
でも、その必要性は認めようと思うのです。

こんなことを書くと非難されるとは覚悟していますが、
ぜひ冷静に読んでいただきたい
私だって原発に頼らずに生きられるならそれに越したことはないと思う。
しかし現実問題として、
果たして日本で脱原発が可能なんでしょうか?
ある方はこういいます。
再生可能エネルギーをもっと利用すべきだ――
また、こうおっしゃる方もいます。
原発を全て停止しても電力不足にはならない――
そして、決まってこう切り出す。
ドイツを見習いなさい――
それなら、ドイツの原発事情をちょっと調べてみましょう。

図をクリックすると拡大します
nuclear power-1

このグラフは、2010年のドイツの電源別構成比です。
ドイツというと太陽光発電というイメージを持っている方もいるかと思いますが、
実際には風力発電に力を入れており、
しかも今後は北海での海上風力発電所の建設を推進していくようです。
ただそれはあくまでも計画段階で、
今現在、再生可能エネルギーの占める割合はわずか16.5%に過ぎません。
それに比べ原子力は22.6%を占めている。
そのドイツが、脱原発を本気でやろうとしている。
ちなみに、次のグラフもご覧ください。

図をクリックすると拡大します
nuclear power-2

こちらはちょっと古くなりますが、
2002年の主要各国の電源別構成比を比較したものです。
原子力の占める割合に注目すると、
日本とドイツはほぼ同じじゃありませんか?
ということは……、日本だって脱原発が可能!!!

では、本当に可能なんでしょうか?
答えを先に言いましょう。
可能だと思います。
再生可能エネルギーは原子力の代替エネルギーとなり得るでしょう。
しかし、問題がないわけではない。
原子力に依存しない場合、
温暖化対策が後退する――懸念があるんです。
そこで脱原発先進国のドイツの実情を、
もう少し詳しく調べてみましょう。
というわけで、本日の本題です。

フクシマの衝撃を受け、
6月6日、ドイツのメルケル政権は脱原発を閣議決定しました。
国内に17基ある原発を2022年までにすべて閉鎖し、
再生可能エネルギーを中心とした電力供給に転換するというものです。
続く6月10日には脱原発を高らかに宣言し、
2050年までに全エネルギー消費の60%、電気使用のナント80%を、
再生可能エネルギーで賄うと演説しました。
そこで……
  ドイツは脱原発に動き出した――
そう大きく報じられたのをみなさんもご存じでしょう。

nuclear power-3

しかし、それは正確ではない。
正しくいうならば、
  この機を逃さずドイツは脱原発にUターンした――
そういうべきでしょう。
というのも。
ドイツが脱原発の方針を掲げたのは、今回が初めてではございません。
2000年、社民党と緑の党の連立政権は、
電力会社大手と歴史的な合意に達しました。
当時稼動中だった19基の原発を2022年までに全て廃止し、
しかも新しい原発はもう建設しないというものです。
今回の決定と同じじゃありませんか?

ところが、その後ドイツに政権交代が起こった。
原発容認のキリスト教民主同盟が政権に返り咲いたんです。
それが現在のメルケル政権ですが、
反原発の社民党と大連立を組んでいる間は脱原発合意が維持されました。
ただ2009年に社民党が政権を離脱するや雲行きがにわかに怪しくなり、
翌2010年秋、ついに原発の稼働年数を延長する法案が可決されたんです。
理由はというと、
  再生可能エネルギーの普及が思ったように進んでいない――
そこで電力不足を防ぐため、
まだ稼働中の17基の原発の平均寿命を12年間延長しようとしたわけ。
去年の秋のことです。

しかし、この政策転換は国民の猛反発を食らった。
まじで国民が怒った。
メルケルが「まずい」と気付いた時にはすでに手遅れで、
彼女はどうやって政権にとどまろうかと考えあぐねていた。
そんなときにフクシマの惨劇が起こったわけ。
これを利用しない手はないわ――
どこぞの総理大臣も、彼女の「成功」にあやかろうとしてませんか?
ホント、みっともないです。 (*_*)

まぁ、そんなことはさておいて、
メルケルの“英断”を称賛する声がある一方で、
電力不足を憂える声があるのも事実です。
ドイツは冬が寒い。
電力使用のピークは冬です。
そこで今年の冬、ドイツは電力不足に見舞われるだろうという指摘もあります。
ドイツ連邦ネットワーク庁のケルト長官はこう警告しています。
  どう決定しようが自由だ。
  しかし、自分たちが何を決定したかを知るべきだ。
身内のキリスト教民主同盟内からさえ批判の声が上がり始めている。
  原子力に代わる新たな電力源で、
  将来をカバーできるという安易な印象を与えるのは良くない。
しかし、こういう冷静な意見をマスコミは紹介しない。
放射能の危険を訴えた方が好評となれば、
脱原発の方が”儲かる”んだから仕方ございません。

しかも再生可能エネルギーを推進するためには、
今後10年間で約25兆円が必要だという。
当然のことながら、それは電気代として国民に跳ね返ってくるでしょう。
ところが、電気代が大きく上がるであろうことはあまり取り上げられない。
多くのドイツ国民が、
大いなる理想の実現に陶酔しきっているかのようです。

そこで、現実を直視してみましょう。
参考にさせていただくのは次の論文です。
  ■ 脱原子力の経済的帰結―ドイツの事例― 
脱原発合意の後、ドイツの電力供給がどうなったかを分析しています。
そこで2000年と2006年の電力供給量を比較すると、
原子力は1.4%減少し、
代わりに再生可能エネルギーは79.3%という大きな伸びを示しています。
しかし、電力供給の全体量も11.4%増加しており、
原子力の減少を差し引いた再生可能エネルギーによる供給増は、
その半分程度を賄えたに過ぎないこととなります。
では、不足分は何で補ったのか?

答えは、石炭です。
しかもドイツの埋蔵する石炭は品質の悪い褐炭で、
その分、CO の排出量も多い。
つまり。
ドイツほど徹底的に再生可能エネルギーを推進しても、
脱原発をしてしまうと温暖化対策は後退する懸念がある――というわけ。
むしろ原発を生かしてこそ、
再生可能エネルギーの利用も相乗効果で真価を発揮できる。
これが皮肉な現実のようです。

ちなみに。
電気料金は上昇しています。
2000年、米ドル換算で12.1ドル/kWhだったドイツの家庭用電気料金は、
2006年には22.2ドル/kWhに跳ね上がっています。
産業用電気料金の上昇はより顕著で、
4.1ドル/kWhから9.4ドル/kWhに倍増してる。
これがドイツ産業の国際競争力を低下させたであろうことは間違いありません。
電気料金引き上げの主な理由は石炭価格の高騰ですが、
石炭への依存をむしろ強めたことが原因だとすれば、
間接的ではあっても脱原発のマイナス効果といって良いでしょう。

ただし。
ドイツは CO の排出量はちゃんと削減するといっている。
でもどうやって?
そこで次のグラフをご覧いただきたい。

図をクリックすると拡大します
nuclear power-4

これはドイツ連邦環境省の長期エネルギーシナリオです。
電力ではなく一次エネルギーの推移を示したものなので、
最初の電源別構成比とは異なる点に注意していただきたいのですが、
2050年までに CO 排出量を1990年比で80%削減すると謳っています。
どうしてそんなことが可能なのか?
答えは一目瞭然ですね。
エネルギー消費の全体量が減少するからです。

この難題を達成するために、
ドイツ連邦政府は徹底的に省エネを推進します。
電力需要は2020年までに11%削減するとしている。
つまり、皆さんが真っ先に連想する節電ですね。
しかしそれだけではございません。
最先端の火力発電所を新設して、エネルギーの生産効率を倍増させます。
同時に、エネルギー利用効率も大幅に改善する。
それって、どういうことでしょう?

例えば、こういうこと。
古いエアコンを最新型のエアコンに変えるわけ。
すると同じ仕事をしても消費電力が少ないでしょ?
自動車の燃費を向上させるのと同じことです。
すると、節電していないわが家の消費電力も減少する――
節電に協力する気はさらさらないんですが、
私の家の7月の消費電力は、昨年より13%減少しています

残念ながら15%には達しませんでしたが、
6月の異常な猛暑を考えれば 御の字 ではありませんか?
私の住んでいる街は、
全国的に有名になった熊谷市と館林市に挟まれています。
最高気温は39℃を突破し、
熊谷市では39.8℃を記録しました。
6月の最高気温記録が20年ぶりに塗り替えられるほどの猛暑だったんです。
にもかかわらず、電力使用量が減った。
pointはエアコンを交換したからです。
蓄熱暖房機を1台諦めてエアコンを交換したのは、
暖房だけでなく、実は冷房費の削減も考えたからです。

しかし。
エネルギー利用の効率化で、
ドイツが最も力を入れているのが住宅の高気密・高断熱化です。
覚えていますでしょうか?
それこそがパッシブハウス(Passive-House)という高性能住宅です。

これでわかったでしょ?
脱原発と温暖化防止を両立させる切り札が、
住宅の徹底的な高気密・高断熱化というわけ。
脱原発政策の推進と並行して、
ドイツは着実にこういうことをやってきたんですね。

そう考えると、日本の脱原発は非常に危ういように思えてきます。
日本の住宅性能はとても低い。
ドイツに比べて悲しいほど低い。
ところが、国はそれを改善する手を打たない。
国民もお金をかける気がない。
見てくれ重視で、家の性能なんて後回しでしょ?
それで脱原発ですか……?
理想を目指すのは結構でございますが、
それならそれなりの対策を講じるべきなんじゃないでしょうか。
しかも、日本の原発依存度はドイツよりも高い。

図をクリックすると拡大します

nuclear power-5

電源別構成比で比較すれば、日本とドイツの原発依存度はほぼ同じです。
しかし、発電量には格段の差があります。
資料によって若干の差はありますが、
ここでは「エネルギー白書(2010)」の数字を紹介しましょう。
すると、ドイツの原発発電能力は20.3GWです。
これに対して日本は46.2GWに達します。
ドイツの2倍以上でしょ?
これを全て再生可能エネルギーで代替するのは、
ドイツ以上に困難だということじゃありませんか?

しかも、ヨーロッパでは電力の自由化が進んでいます。
各国の送電線網が結合され、
自由に電力を融通しあうことができるんです。
つまり、電気の輸出入です。
そこで電力不足が生じたとしても、
余っている国から電気を輸入して不足分を補うことができる。

図をクリックすると拡大します
nuclear power-6

そして最大の電気輸出国はフランスなんですが、
その原発発電量を見直してみてください。
フランスはアメリカに次ぐ原発大国でしょ?
ドイツに続きイタリアでも脱原発が決定的になりましたが、
こうした脱原発の安全弁になっているのが、実は原子力発電――
これもまた現実なんです。
それに比べ日本では、
この狭い国土で電気を融通しあうことがままならない。
ご存知のように、
東日本は50Hz、西日本は60Hzだからです。

理想を追及するのは尊い。
しかし、現実を忘れた理想追求は時として破滅に導く。
それで電力不足?
しかも計画停電をする際には東京23区は対象外?
いい加減にして欲しい。
どこまで地方を犠牲にすれば気が済むのか……

陛下を見習い、東京こそ率先して停電すれば?
そうすれば、
もう少し現実を真剣に考えるようになるんじゃないんですか?



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