世界でたった一つしかないあなただけの家  FPだからできる夢の大空間

  「FPの家」槻岡建設のナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 住まいの医学 > 体温が低いと「うつ」になる・・・?  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

体温が低いと「うつ」になる・・・?

2011 - 08/16 [Tue] - 17:42

館林のデータでは、9日連続で猛暑日が続いております。
今日も猛烈な暑さで、
わが家のデッキの温度は午後1時現在、40℃を指しています。 (*_*)
ただし、「FPの家」の中は室温27℃、湿度60%と別世界。
設定温度27℃のドライ運転でこんな快適な状態になるんですから、
ホント、ありがたいことです。
健康な方ならいざ知らず、
妻にとって快適な室内環境は何物にも勝る【良薬】なんです。

というのも。
化学物質過敏症(MCS)の妻は体温がとても低い。
平熱が35.5℃程度しかありません。
低体温症(hypothermia)というほどではありませんが、
日本人の平均が36.5℃だそうですから、
低めの体温であることは間違いなさそうです。

そのせいか、体温調節が上手にできないようです。
暑いのは苦手なんですが、
そうかといって、冷房でガンガン冷やしても体調をこわします。
室温27℃、湿度60%というのは、
暑すぎず冷えすぎず――というちょうど良い環境なのです。

もちろん。
体温が低めということですから、
冬の寒さも身体によくない――
妻はとても寒さに弱いのですが、
これに関連してとても興味深いデータがある。
アメリカで4000人の自殺者を追跡調査した結果、
全員が低体温だったことがわかったというのです。
出典が確認できなかったので事実かどうかわかりませんが、
あり得ないことではないと推測しています。
というのも。
うつ病の患者さんには低体温の方が多いといわれているからです。

そこで今回のテーマ。
体温(body temperature)について考えることにしましょう。

一口に体温といっても、
大きく深部体温(core温)と皮膚体温(shell温)に分けられます。
皮膚体温は外気温に応じて変化しますが、
身体の中心部(core)の温度は約37℃で一定しています。
これは内臓機能を維持するためで、
特に温度変化に弱い脳の温度を一定に保つことが、
体温調節メカニズムの主要な目的と考えられています。

ただし。
深部体温も不変ではありません。
規則的な日周リズムを刻むことがわかっています。
大雑把にいえば、
早朝3~6時頃に最も低くなり、反対に日中の3~6時頃に最高となる。
その変動幅は0.7~1.2℃だそうです。

図をクリックすると拡大します
hibernation-6

ここで思い出していただきたいのが、
以前紹介した生物時計です。
あらゆる生物活動には内因性リズムがあり、
人間の場合には約25時間周期のリズムを持っていました。
この【時計】によって刻まれる規則的リズムが概日リズムというものですが、
体温にもまた概日リズムが存在するということがわかります。

それでは。
どうして体温が日内変動するのか?
そこで、次の図をご覧ください。
これは2009年に理化学研究所がプレス発表した研究成果で、
そのタイトルは……
  ■ 植物概日時計とミトコンドリア機能の蜜月な関係を発見
高等植物におけるミトコンドリアの活動が、
生物時計に支配されていることを明らかにしました。

図をクリックすると拡大します
hibernation-7
植物の時計遺伝子はいまだ明らかにされていません。
ただその有力候補と目されているのが PRR ファミリーというもので、
中でも、PRR9、7、5 の三重欠損体では概日リズムが消失することがわかっています。
そこで研究では、シロイヌナズナの三重欠損体の代謝物を広範に解析し、
時計遺伝子の出力系を明らかにしました。

図を見てお分かりいただけるように、
概日リズムを失った植物では、
光条件、時間条件にかかわりなくクエン酸回路の構成物質群が劇的に増加します。
この事実を裏返せば、
ミトコンドリアの活動が生物時計の支配下にあることがわかるでしょ?
さらに興味深いことに、
三重欠損体は低温ストレスに対して高い耐性を持つそうです。

もちろん、これは植物でのお話ですが、
動物においても同様の事実が明らかにされている。
例えば。
概日リズムに異常のあるマウスは、
ミトコンドリアの機能にも異常が生じて糖尿病や肥満になるらしい……
もしかしたら、
そういうマウスの体温は低いのではないか?
ミトコンドリア機能の低下が低体温の原因――私はそう推測しています。
というのも、熱はミトコンドリアで発生するからです。

ミトコンドリアは、ATP というエネルギーを合成する小器官です。
ただし食物中のエネルギーが全て ATP に変換されるわけではなく、
変換効率は最大でも40%程度といわれています。
その他は熱として放出されますが、
ATP も最終的には熱となります。
ところが熱を蓄える術を生物は持っていないので、
熱はいわば【廃棄物】というわけ。
でも、生物はこの【廃棄物】を上手に有効活用した。
それが体温というものなんです。

中でも、哺乳類は体温を一定に保つ高い能力を有しています。
その源はミトコンドリアの圧倒的な多さで、
肝臓や心臓などに爬虫類の実に5倍以上のミトコンドリアを“搭載”している!!!
ただ注意していただきたいのは、
恒温性の哺乳類と変温性の爬虫類とで、
活動時の体温に違いはない――という点です。

そればかりか、
あらゆる生物の活動時体温はほぼ同じだといわれています。
その温度が、実は37℃なんです。
どうして体温は37℃でなければいけないのか?
その理由の一つが、酵素活性の問題です。

図をクリックすると拡大します
hibernation-8

生命活動は無限の化学反応の連鎖によって営まれていますが、
この反応を触媒するのが酵素というものです。
この酵素の活性は温度が高いほど高い。
つまり、化学反応のスピードが増大します。
ただし40℃を超えるとスピードが鈍り、
多くの酵素が60~70℃で失活します。
というのも、酵素がタンパク質だからです。

ということは。
酵素活性を最大に引き出して、生化学反応のエラーを最小限に抑える。
そのために最適な温度は……
37℃程度が best だということがわかるでしょ?
しかし、理由はそれだけじゃ~なさそう。

生命にとって ATP は多ければ多いほど良い――はず。
ところが、奇妙なタンパク質が1979年に発見されました。
それが脱共役タンパク質(uncoupling protein)というものです。
略して【 UCP 】と呼ばれていますが、
その機能は ATP の合成を抑えることでした。

ATP は電子伝達系によって汲み出された H が、
ATP合成酵素を駆動することによって合成されます。
詳しい話を知りたい方は、
右上の検索フォームに【電子伝達系】とでも入力してみてください
ここでは先を急ぎましょう。
ATP の合成で重要なのは、
電子伝達系とATP合成酵素が連動するという点です。
これを共役(coupling)というわけ。
ところが。
UCP は H をマトリックス側に戻してしまう特異なチャネルで、
その際、H の持つ自由エネルギーが熱として放出されます。

図をクリックすると拡大します
hibernation-9

不思議じゃございませんか。
なんで、わざわざ ATP の合成を阻害するような仕組みがあるんでしょう?
近年になって、UCP にも様々なサブタイプがあることがわかってきました。
例えば、骨格筋のミトコンドリアには UCP3 があります。
そしてその機能は、過剰な活性酸素の発生を防ぐことらしい。

つまりこういうこと。
電子伝達系には活性酸素というリスクが伴います。
そこで過剰な ATP が産生されているときに、
UCP が余分な H を逃がします。
いわば、エンジンをアイドリング状態にすることによって、
活性酸素の発生を最小限に抑えるわけ。
その際に熱が放出されるわけですが、
結果として、それが37℃だった――
生物にとって37℃という体温は、
利益を最大化しリスクを最小化できる温度らしいのです。

さらに。
脱共役によって放出される大量の熱を、
哺乳類は無駄なく再利用しました。
それが UCP1 というもので、
この UCP1 こそが最初に確認された UCP なんです。

UCP1 は冬眠動物の褐色脂肪細胞(brown adipose tissue)から発見されました。
褐色脂肪細胞は通常の白色脂肪細胞とは異なり、
その名の通り褐色の細胞です。
ヒトの場合、首回り・肩甲骨下部、あるいは心臓や腎臓の周りに集中して存在し、
ミトコンドリアを豊富に含んでいる特殊な細胞です。

ただ【脂肪細胞】といっても、白色脂肪細胞とは起源が異なります。
2008年に『Nature』に発表された論文によれば、
褐色脂肪細胞は筋細胞と同じ幹細胞から分化するらしい。
脂肪を蓄え肥満の原因となる白色脂肪細胞に対し、
脂肪を燃焼して ATP を産生するのが筋細胞で、
ATP ではなく熱産生に特化したのが褐色脂肪細胞――ということなんでしょう。
そこで褐色脂肪細胞は、
寒冷順応に非常に重要な役割を果たします。

図をクリックすると拡大します
hibernation-10

急性寒冷曝露に対し、ふるえ熱産生という反応が起こります。
その名の通り、ぶるぶる震えるわけですね。
何が?
もちろん筋肉です。
すると筋肉が活動するわけですからミトコンドリアが活性化する。
結果的に熱産生が亢進するでしょ?

でも、寒いからっていつもぶるぶるしているのは困る。
行動が制約されてしまうからです。
そこで慢性寒冷曝露に対しては、非ふるえ熱産生という反応を起こします。
その主役となるのが褐色脂肪細胞で、
UCP1 を利用して大量の熱を産生するというわけ。
その熱は血液を温め、
温かい血液が全身を循環することによって深部体温を寒さから防御します。
いってみれば、温水ヒーターのようなものなのです。

つまり。
体温とミトコンドリアの機能は密接に関係している。
そこで基礎体温が低いということは、
ミトコンドリアの機能が低下している――と考えられないでしょうか?
そうなれば、ATP 産生も低下しているということですから元気も出ない。
それが、うつの一因となるのではないか?
高齢者にうつが多いことも、
加齢によるミトコンドリアの機能低下――が原因なのかもしれません。

最後に。
ミトコンドリア、ひいては UCP1 の機能が低下するとどうなるか?
紹介しておきましょう。
国立長寿医療センター研究所の山下均先生は、
UCP1 を持たない UCP1-KOマウスを低温環境に置いてみました。
野生型マウスは寒冷耐性を持ち、
低温環境下(4℃)でも生存可能でした。
ところが、UCP1-KOマウスは低温環境下では急速に体温低下をきたし生存不可――
死んでしまうのだそうです。
しかも、温和な室内環境(23℃)でも差が出た。
UCP1-KOマウスは末梢血管を強く収縮するというのです。
恐らく、熱産生機能の欠如を補うため、
体表からの熱放散を常に抑制しようとするメカニズムが働くのでしょう。

ただし、ヒトにもあてはまるのか?
新生児には褐色脂肪細胞が豊富ですが、
成人からはほとんど検出されませんでした。
そこで褐色脂肪細胞の生理的意義は疑問視されてきましたが、
近年になって、成人にも存在することが実証された。
しかも、男性より女性に多く
老年者より若年者に多いという傾向があるようです。
さらに寒冷曝露によって急速に褐色脂肪細胞が誘導されることから、
ヒトにおいても重要な役割を果たしていると考えられるようになってきたようです。

では、UCP1 の働きが悪い方はどうすれば良いのか?
体温調節には、自律性調節と行動性調節という2つの方法がございます。
自律性調節とは無意識に行われるもので、
ふるえ熱産生や非ふるえ熱産生がこれに該当します。
血管を拡張したり収縮したりするのもそうですし、
暑ければ汗をかくのも自律性調節です。

一方、行動性調節とは意識的に行われるもので、
寒ければ日向に移動し、暑ければ木陰に移動するというものです。
ヒトの場合にはさらに多彩な行動性調節を行っており、
着衣で体温を調節し、
部屋を冷暖房することで体温調節を行う――んじゃございませんか?
先ほどの山下先生の研究でも、こんなことがわかっている。
UCP1‐KOマウスも温和な室内環境なら生きていくことができるそうです。

さてさて。
冷暖房を贅沢としか考えられない方もまだまだ少なくないようです。
しかし、高齢者や体力の衰えた方々にとっては、
快適な室温を維持することは何物にも勝る【良薬】なんです。
病院が節電――なんてもってのほか。
私の妻も、暑さ寒さに弱い。
だから私の家ではエアコンをフル稼働して、
今日も室温27℃、湿度60%に維持しています。

人様に何と言われようと、これだけは絶対に譲れません。



猫マーク ブログランキングに参加しています。
 ポチッとしていただければ感謝です。

 人気ブログランキングバナーにほんブログ村 猫ブログ ノルウェージャンフォレストキャットへ


■ 過去の記事を検索する方法のお知らせ

『月別アーカイブ』、もしくは『カテゴリー』をクリックすると、
最初に一覧が表示されるように改造しました。
タイトルをクリックすると、該当する記事に移動します。
これまで書いた過去の一覧を見たい方は、
『全記事表示』をご利用下さい。

読みやすいブログになるよう、
これからも少しづつ手を加えていきます。

スポンサーサイト

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

コメントの投稿





管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://fptsukioka555.blog86.fc2.com/tb.php/341-75682ddb

薬を服用することなく、うつ病を克服できる!

今から30分後には心も体もかるくなり、重いうつでも2ヶ月以内に改善できます。

 | HOME | 

プロフィール

fp-tsukioka

Author:fp-tsukioka
群馬県の「FPの家」施工会社
店舗・工場・公共工事の施工もします

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

最新記事

全記事表示

月別アーカイブ

カテゴリ

最新コメント

最新トラックバック

いらっしゃいませ

検索フォーム

リンク

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。