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マウス実験が物語る”木の家”の素晴らしさ?

2009 - 01/08 [Thu] - 12:20

木の家の人気が高いのは、別に”木が好き”だからじゃありません。

性能が良く、健康的だと期待している

特にシックハウスが大騒ぎされたことが影響しています。
木を使えば安全だと思うから木に期待しているのであって、
木を使うこと自体が”目的”ではないのです。
この点を勘違いしてはいけません。

それでは……
本当に木は安全なの?
本当に木を使えば健康的なの?
そして安全な家になるの?

もしこの前提が違ってたら困るよね~
無垢材を使っただけで健康で安全な家というのは誇大広告となりゃしませんか?

木の家は健康住宅ーーー

こう宣伝するサイトで、必ずといって良いほど引用される有名な実験があります。
無作為に選んだあるサイトの文章を引用しましょう。

木製ゲージとコンクリート製ゲージのマウス飼育実験で、木の家が健康によいことが明らかになりました。実験では、それぞれのゲージで23日目までの生存割合を計測、木製85.1%、コンクリート製6.9%という結果でした。漠然と知られていた「木の家が健康によい」ことが科学的に証明されたのです。

どのサイトも似たりよったり。
要は、木を使えば健康な家になると力説します。
中には次のような図にまとめてくれているサイトもありました。

マウス実験-1
ご丁寧にネズミさんのコメントまで付けてくれています。
こんな”解説”を見た方はどうお感じになるでしょうか?

木の家じゃないと死んじゃうーーー(>_<)

そう心配になる方がいてもおかしくない!

ただまにあっくはこんな話で納得できない。
ということで、”話の源”までさかのぼってみましょう。
このマウス実験を紹介した論文は、”古典的論文”といって良いほど有名なものです。
正式なタイトルは以下の通り……

「生物学的評価方法による各種材質の居住性に関する研究」
       ――マウスの飼育成績による評価――

   伊藤晴康・森誠・有馬孝礼・水野秀夫
   『静岡大学農学部研究報告』№36(1986年)

実験では3種類の材質の違うケージを使用しています。
①木製(ヒノキ)、②コンクリート製、③金属製(亜鉛鉄板)
この中でそれぞれ雌雄のマウスを飼育し、
成長から繁殖、さらには第2世代の仔マウスの成長を観察しています。

この中でも特に有名なのが分娩後の仔マウス生存率の比較です。
論文ではこう記されています。

分娩後の日数の経過とともにコンクリート製及び金属製ケージ群の乳仔の成長は著しく停滞し、幣死するものが続出した。

その結果が、「乳仔の生存率の推移」として【図4】にグラフ化されています。
マウス実験-2
乳仔は23日目まで飼育され、その後解剖されています。
23日目の生存率は【木製=85.1%】【コンクリート製=41.0%】【金属製=6.9%】です。

ここまでは良しとしましょう ただし、注意力の高い方はすでに「あれっ」と感じているかも……
どのサイトも実験の”結果”を正しく伝えています。

ただし、研究者らの”考察”は省略している。
実験の結果を、伊藤先生らは次のように分析しています。
ちょっと長いけど、原文のまま引用させていただきましょう。

母性行動や乳汁分泌機能への悪影響が乳仔の衰弱や体温低下をひきおこしたのか、逆に乳仔の体温低下が原因となって母性行動に異常が生じたのかは断定できないが、仔マウスの体温保持に対する、材質の直接的な影響は否定できないであろう。
一般に出生直後は体温調節機能が未熟であり、熱的中性域が非常に狭いことが家畜で詳しく調べられている。特に新生豚では33~34℃と僅か1℃と狭い。被毛を持たず、しかも体表面積が大きく、さらに、体表面と床面を絶えず接触しているマウスの新生仔の場合は床面からの伝達による熱損失が大きいものと考えられた。

ケージの材質によって生存率に差が出るのは、
熱損失の影響だと推測しています。
この推測を裏付けるのは、特に生後7日目までの死亡が顕著だという点です。
出生仔にはまだ体毛が生えていないため、
熱損失の影響が直接的に現れるのだと考えられます。
そこで、論文の結論はこうなる!!!

これらの結果を、巣内温度及び乳仔の体表温度測定結果と考え合わせると、動物の体と材質との接触面での熱損失の差が動物の熱代謝に大きな影響を及ぼしたものと思われる。

それでは、材質の違いによって差が出たのはどうしてなのでしょう?
ここで関係してくるのが熱伝導率という問題です。

物体にはそれぞれ固有の熱伝導率があります。
つまり、熱の伝えやすさが違うのです。

熱伝導率(λ値)
厚さ1mの板の両側に1℃の温度差があるとき、1㎡あたり1秒間に流れる熱量
単位はW/m・K


この数字が大きいほど熱を伝えやすいということになります。
つまり、
肌に直接接触して暮らした場合、体温を奪われやすいということになるわけです。
そこで実験で使用した材質の熱伝導率はどうなんでしょうか?

木(ヒノキ)→→→0.12W/m・K
コンクリート→→→→1.6W/m・K
亜鉛鉄板(トタン)→→→44W/m・K

木はコンクリートの13倍も熱を伝えにくい……
つまり”保温性”が良いということで、
これを住宅に即していえば断熱性が良い――ということになるのです。
亜鉛鉄板と比べれば360倍となります。
この差が生存率の違いとなって現れたわけです。

ところが、
この実験は都合の良いように利用されている嫌いがあります。
建材としての木の優秀性がことさら強調されるのです。
特にコンクリートとの違いが強調される……
そのせいなんでしょうか?
原典を見る限り、コンクリート製ケージの生存率が41.0%ですが、
多くのサイトではいつの間にか金属製ケージと入れ替わり、
コンクリート製ケージの生存率を【6.9%】とするものばかりです。
おそらく、原典を確認しないまま”また聞き”で広まっていった結果なのでしょう。

そしていつの間にか、無垢材神話が語られるようになった。
木の家は健康住宅――この”科学的根拠”としてさかんに引用されています(*^_^*)

でも、賢い方ならもう”その先”が見えてきませんか?
そこで、明日はこの論文の正しい解釈を考えてみましょうね。


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