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木は安全な自然素材・・・?

2009 - 01/23 [Fri] - 11:47

室内濃度に関する指針値に始まったアセトアルデヒドをめぐる迷走は、
知らない間にナンと”場外乱闘”に発展していました。

「大気汚染防止法」では、有害大気汚染物質を定めています。
これは長期的暴露により健康を損なうおそれがあると考えられる化学物質です。
環境省に設置された中央環境審議会が健康リスク評価を進めており、
作業の完了した物質から順次【指針値】を提案しています。
これが大気汚染を防止するための環境基準値となるわけです。

平成18年、新たに4物質の【指針値】が提案されました。
その中にアセトアルデヒドも含まれていたのですが、
ここで提案された【指針値】も48μg/㎥でした

するとパブリックコメントで反対意見が”殺到”した。

ばっかも~ん  48μg/㎥じゃ、指針値が低すぎる!!! 

それはそうでしょう。
家の中の指針値を【300】に見直せって主張している方々にしてみれば、
大気中の指針値が【48】に決まったら洒落にならない。
”外”よりも”室内”の方が高濃度を許すってことですから……
これじゃ~、まるでシックハウスを推奨するみたいになっちゃう(>_<)

ゼッタイに認められない――のです。

おかげで他の3物質の【指針値】はすんなり承認されたのに、
アセトアルデヒドだけは”継続審議”ーーー

国の環境行政にも遅れを生じさせています こりゃ大変だ

そろそろ決着をつけて欲しいものです。

それにしても、こんな迷走が何で始まったんでしょうか?
実は、”仕掛け人”は林野庁木材課でした。

林野庁木材課から世界保健機関(WHO)への問い合わせ

『空気質ガイドライン』に記載された許容濃度=50μg/㎥の算出基準に関して、
林野庁木材課は、平成15年11月5日付けでWHOに問い合わせています。

WHOから林野庁木材課への返信

11月17日、WHO本部から返答が届きます。
そこには「50は誤りで300が正しい」旨が記されていました。
謝罪すると同時に、「数ヶ月以内に数値を訂正する」と約束しています。
でも、その約束はまだ実行されてないみたい……

林野庁木材課からの発表

WHOからの回答を受け、
林野庁木材課は11月21日付で公に発表を行います。
それが「WHOのアセトアルデヒド指針値に間違い」と題された文書です。
その根拠もことの経過も説明されておらず、
50μg/㎥は間違い――とだけ書かれた”紙切れ”です。

ところが、これが大々的に報道されてしまった(=_=)
国土交通省も”敏感”に反応した!
アセトアルデヒドを住宅性能表示制度の測定対象物質から外す作業に入り、
翌年3月には正式に除外しました……

それでは、林野庁木材課がWHOに問い合わせた”真意”はどこにあったんでしょうか?
それを窺い知ることの出来るかっこうの論文があります。

「アセトアルデヒド室内濃度指針値と木材・木質材料(1)(2)」
  福田 淳
  『木材工業』Vol.59、No.5~6(平成16年)

福田氏は当時、林野庁木材課に在籍していた方のようです。
論文では指針値を巡る問題が詳細に紹介されていますが、
林野庁木材課が”動いた”本音を知ることができます。

林野庁木材課が警戒していたのは……

一部の樹種の木材が内装仕上げに使用できなくなる

この一点に尽きるようです。
さすがに”プロ”だけあって、
木材から放散するアセトアルデヒド量が多いことは熟知していたのです。

図をクリックすると拡大します
室内アセトアルデヒドの発生源
『詳細リスク評価書シリーズ11-アセトアルデヒド-』でも、
室内発生源として最も大きな割合を占めるのは木材(建材・家具)と考えられています。
喫煙(20%)や燃焼型暖房(16%)を上回る50%が木材からの放散で占められます。
その上、建材表面における二次生成や構造材も勘案すれば、
室内濃度への寄与度はさらに大きくなると見積もられています。
ここで紹介した図は、【要約版】に掲載されているものです。

ホルムアルデヒドと同じような規制が行われた場合、
今度は無垢材まで”規制”されてしまう懸念があります。
それだけは困る!!!
【無垢材神話】にキズがついちゃう(T_T)

アセトアルデヒドに対する規制が導入された場合には、木造住宅を求める一般の利益を大きく損なうことにもつながりかねない。木材・木質材料は、これまで長年にわたって問題なく使用されてきた天然素材であることから、今後、木材・木質材料から発散されるアセトアルデヒドの安全性について、さらに検討を進める必要がある。

論文は、こう締めくくられています。

私は――別に無垢材が憎いわけじゃ~ありません。
利用したい方はぜひ使用されれば良いでしょう。
比較的安全な建材であることには間違いありません。

ただし、まるで最初に無垢材の安全性ありきという発想はおかしいと思うのです。
今まで大丈夫だったから安全――っていう主張にも落とし穴がある。
覚えてる? 池田耕一先生のお話
現代住宅の気密性は昔の家とは比較になりません。
程度の差はあっても、ほとんどの家が”高気密住宅”なんです。
その点を忘れちゃいけない 昔の家とは違う!

指針値がどうなるか、それは業者が決めることではない。
決められた指針値を”守る”のが私たちの仕事です。
それよりも、一刻も早く迷走を終わらせて欲しい!

たとえば図を紹介した『詳細リスクシリーズ11』では、
厚生労働省の指針値とは異なる”数値”をはじき出している。
ハムスターを用いた13週間、6時間/日、5日/週の実験を参照し、
ここから割り出される【NOAEL=700μg/㎥】を用います。
これに不確実係数と連続曝露への補正を勘案して……

700mg/㎥×1/1000×6/24×5/7=0.125mg/㎥

これなら、【48】と【300】の中間でいいかも…… そういう問題じゃないか(>_<)

しかしゼッタイにおかしいと思うのは、
無垢材は安全といわんがためにかえって安全を歪めている”主張”です

Ⅰ.木は安全な自然素材である
Ⅱ.アセトアルデヒドは天然の木から出てきます
Ⅲ.よって、アセトアルデヒドは安全な化学物質です


この三段論法が正しいと思いますか?
リスクを正しく評価するには、順序が正反対でしょ?

Ⅰ.アセトアルデヒドは天然の木からも出ています
Ⅱ.アセトアルデヒドは安全な化学物質です
Ⅲ.よって、木の安全性に問題はありません


こうならなければおかしい。

まず最初に調べなくっちゃならないのはアセトアルデヒドの安全性じゃないの?
それこそがリスク評価であり、
全ての”対策”はそこから始まります。


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