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No.7 ピネンとリモネン

2009 - 02/03 [Tue] - 13:47

そもそもシックハウスが問題になった発端は合成化学物質でした。
だから、天然の化学物質は問題ないと考えられたようです。
今日ご紹介するピネン・リモネンもまた、
木から放散される天然の化学物質の一つです。

そのため、”評価”が真っ二つに分かれます

主に林業分野の研究者はピネン・リモネンの【効能】を強調し、
無垢材をふんだんに使った自然住宅の理論的根拠にもなっています。
しかしいくら天然のものとはいえ、化学物質である点では同じ……
多ければ良いというものではないのです。
保健・衛生分野の研究者は【弊害】にも注目し出していて、
ピネン・リモネンにも慎重な姿勢を見せ始めています。

一体どちらを信じたらいいの(?_?)

”答え”を出すためには、まずピネン・リモネンを知ることから始めましょう。
ピネン・リモネンは【テルペノイド】と呼ばれる化学物質の仲間で、
主に酢酸(アセチルCoA)から生合成されます。

図をクリックすると拡大します
テルペン合成
3分子のアセチルCoAが縮合してイソペンテニルピロリン酸が合成され、
さらにジメチルアリルピロリン酸に変わります。
これが全ての【テルペノイド】の出発原料です。
「ピロ」というのは「2」を意味するので、「ピロリン酸」を「二リン酸」といっても同じです。
ジメチルアリルピロリン酸にイソペンテニルピロリン酸が次々と結合し、
多種多様な【テルペノイド】が合成されます。
その様は、まるで化学物質をライン製造しているかのような壮観さです。

【テルペノイド】は”同じパーツ”を足していくため、
一つの決まったパターンが繰り返されていることに気づきませんか?
これをイソプレン則といいます。
このイソプレン則が2ヶあるのがゲラニルピロリン酸で、
これを原料に合成されるテルペンをモノテルペンといいます。

リモネン・ピネンはモノテルペンです。
興味のある方は、ゲラニルピロリン酸がどう変化しているのかお考え下さい。
特にピネンは立体的に考えていただく必要があります。
わかりやすいようにイソプレン則を「赤」と「青」で色分けしておきました。
α-ピネンとβ-ピネンは二重結合の位置が違います。

化学物質は”大きく”なるほど揮発性が低くなり、
空気中に放散されなくなります。
当然、匂いとして感じません 無臭です
反対に”小さな”化学物質は揮発性に富むため、
気化して室内空気中に漂います。 だから匂う
シックハウスを予防する上で対象となるのはこういった”小さな”化学物質ですから、
モノテルペンからセスキテルペン辺りまでが要注意物質です

それでは、ピネン・リモネンどのような作用を及ぼすのか?

ピネン・リモネンは昆虫に対して【忌避作用】を持っています。
具体的には、ドーパミンの放出を促進するようです
リモネン代謝
【テルペノイド】が体内でどのように変化するのか、
詳細なことはわかっていません。
ただしリモネンはグルクロン酸抱合で排出されることが知られています。
リモネンそのものよりも代謝産物である酸化物の方が、
より強力にドーパミンの放出を促すようです。

ドーパミンは摂食中枢に働きかけて”食べる意欲”を引き出します。

えっ! それなら植物はどんどん食べられちゃうよ(?_?)

不思議ですね~
「俺を食ってくれーーー」って昆虫の”食欲”をわざわざ刺激しちゃってるんでしょうか?
そんな筈はありませんよね。

昨年末、米科学誌『Scince』10月17日号に面白い論文が載りました。
一部の女性ではドーパミンに対する反応が鈍く、
食べても食べても”満足”しない!!!
そのために他の人と同じ快感を得るために過食にはしる――そうです。
ということは……
反対にドーパミンがどばっと出ると、
それだけで”満足”しちゃうってことじゃない?

【忌避作用】があるといっても、別に”殺虫剤”のようなものではないのでしょう。
実際に食べて満足する代わりに、
いわば化学物質で満足させちゃうわけです。
だから”食い気”も失せちゃうんでしょう。

まるで麻薬みたいじゃない(>_<)

「みたい」じゃなくて、昆虫の【麻薬】と考えて差し支えありません!
植物は昆虫の”脳みそ”を操っているんですね~ すごい

【麻薬】というと抵抗があるかもしれませんが、
適量なら脳の活動を活性化するというプラスの作用があります。
昆虫にとっては【麻薬】でも、
解毒能力の高い生き物には”元気の出るお薬”になります。

それなら、やっぱり健康にいいの(?_?)

そう考えて良いのではないでしょうか?
多くの研究で、ピネン・リモネンにはリラックス効果があると実証されています。
ただし、それも程度の問題だということを忘れちゃいけません!
解毒能力を上回るようなピネン・リモネンを吸入した場合には、
昆虫と同じように【麻薬】として作用してしまう懸念があります。

ピネンやリモネンにも注意した方が良い

このような声が出だしているのには、ちゃ~んと理由があったのです。
例えば、愛知県衛生研究所のHPでも次のように書かれている……

森林中に存在するα-ピネンの濃度はせいぜい数μg/㎥、リモネンではその10分の1というこれまでのデータと照らし合わせると、室内でそれらの百倍という濃度は高すぎるとも考えられます。

つまり高濃度が問題っていうわけで、
そうなると自然住宅も手放しで喜んでいられなくなります。

無垢材をふんだんに使えば健康住宅になるーーー\(^o^)/

果たして、そう単純に言いきってしまって良いのか?

今年に入って自然住宅の問題をずーーと考えてきました。 うんざりしちゃいました?
そろそろ最終章に入ることにしましょう。


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