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”癌”をつくった男、山極勝三郎と市川厚一

2009 - 02/08 [Sun] - 11:47

久しぶりに”人間”のことを書いてみたくなりました。
今日ご紹介するのは山極勝三郎市川厚一のお二人です。
恐らく”初耳”の方が多いでしょう。

山極勝三郎&市川厚一

ノーベル賞の授賞は1901年から始まりました。
昨年は4名もの日本人が一度に受賞! 凄いですね~
ところで、最初に受賞した日本人って誰でした?

湯川秀樹

1949年にノーベル物理学賞を受賞しています。

しかし、それ以前にも”候補”にのぼった方はたくさんいました。
例えば、北里柴三郎・野口英世・鈴木梅太郎……
みなさん歴史の教科書に出てくる有名な方々です。
でも一番惜しかったのが山極勝三郎と市川厚一だったんです(>_<)
他のお歴々に比べてあまり知られていませんが、
今日はしっかりと脳裏に焼き付けて下さい!!!

お二人が行っていたのはがんの研究です。
がんの存在は古くから知られていましたが、
何が原因となり、どのようにして発生するのかはわからなかった……
当然、治療法もわからなかったわけ。 だから不治の病と恐れられます(*_*)

そこで当時の研究者たちが競っていたのが、
人工的にがんを発生させることでした。
山極勝三郎もこうした研究者の一人だったわけです。

しかし、その”栄誉”はデンマークのフィビガーにさらわれます。
彼は線虫に寄生したゴキブリをネズミに与え続けることにより、
1913年、人工的な発がんに成功したのです。

同じ頃、山極勝三郎が注目していたのはコールタールでした。
ヨーロッパでは煙突掃除夫にがん患者が多い事実が知られていました。
早いものでは、
1775年にイギリスの医師が煙突掃除夫の皮膚病を観察しています。
当時は”すす病”といわれました。
そこでコールタールが”犯人”じゃないかと疑われたのですが、
多くの研究者が失敗を重ねていたのです。

がんの原因は【寄生虫】で決まりだな――

しかし、山極勝三郎はコールタールにこだわり続けます。
フィビガーの”発見”の後も実験を重ねていました。

山極勝三郎の行った実験は単純そのもの。
100羽ほどのウサギを用意し、
その耳に毎日コールタールを塗布する作業を続けるというものでした。
ただ、彼の身体は病魔に蝕まれていました。
このような重労働には耐えられません。
そこで実験を一任されたのが助手の市川厚一だったのです。

実は、山極勝三郎の助手の引き受け手はいなかった……
考えても見て下さい。
もうフィビガーの実験で”答え”は出ていました。
おまけに、コールタールを使った実験はことごとく失敗しています。

いまさら……

成功心にはやる若い研究者は、
”むだな研究”につきあって時間を潰したくなかったんです。
そこで、赴任したばかりで何も知らない市川厚一に押し付けたってわけ(=_=)

しかし、山極勝三郎には確信がありました。

外から刺激を与えて細胞の中の分子が反応し、その分子が核に刺激を与えて細胞が分裂する。がんは細胞分裂により起こる。

DNAの存在すら知られていなかった時代に、
すでに的確に発がんメカニズムを予見しています。 すごい! 
それでは何で実験が成功しなかったのか?

実験期間が短かすぎるからだ!

それまでは2ヶ月程度の実験しか行われていませんでした。
だから発がんまで至らなかっただけ……
山極勝三郎は延々と22ヶ月間にもわたる実験を敢行したのです。
一方の市川厚一も、誠実に山極の要求に応えました。

そして実験開始から150日経過して”変化”が起こった……

ウサギの耳にがんができた!!!

足かけ3年に及んだ途方もない実験により、
101羽のウサギの内、31羽にがんが発生しました。
その成果は、1915年、世界に向けて発信されたのです。

そして1926年のノーベル生理学・医学賞。
山極勝三郎も候補に挙がります。
しかし、”栄誉”はフィビガーの頭上に輝きました。

東洋人にはノーベル賞は早すぎる――

選考委員会では”偏見”に等しい発言もあったといわれています。
でも日本国内の学会だって彼の業績を黙殺した。

癌か贋か、はたまた頑か――

「ニセモノじゃないの? まぁ頑固親父のたわごとでしょう」って嘲笑されたんです(T_T)
彼の業績を評価したのは、むしろ海外の研究者たちでした。

1930年、イギリスのクックとケナウェーは
コールタールの中からベンゾ(a)ピレンを単離することに成功しました。
これが歴史上最初に確認された【発がん物質】です。
下って1977年、ベンゾ(a)ピレンの発がんメカニズムがようやく解明されたのです。
ベンツピレンの発がん性
ベンゾ(a)ピレンそのものが発がん性を持つわけではなく、
体内の解毒によって生じたジオールエポキシド体が
DNAやRNAを切断するためにがんを生じると考えられています。
このような考えを【ベイ領域説】といいます。

一方、フィビーガーの研究に対しては
当時から疑問の声がありました。
全く間違いだったとは言い切れないのですが、
線虫でがんを起こすのはネズミの中でもさらに一部の系統のみです。
この事実がわかったのも後年のことでした。

現在のがん研究の発展は、山極勝三郎の実験の賜物です。

世界で最初にがんを人工的に作った男

それは山極勝三郎である――と誰しもが答えます。
そして1926年のフィビガーのノーベル賞受賞は、
皮肉にもノーベル賞最大の汚点と語り継がれているのです。

ただし、実験の成功は山極勝三郎一人の功績ではありません。
そのことは彼自身がよ~く知っていました。
ウサギの耳にがんを発見して喚起の声を上げた日に、
山極勝三郎と市川厚一はこう交わしたといわれています……

癌出来つ 意気昂然と 二歩三歩 (山極)

世捨人 三五の糧に生くるとも 鏡下に見ゆる ものは錦繍 (市川)

病弱の山極に代わり実験を一手に任された市川厚一は生活費にも窮し、
3×5=15、つまり月に15円の借金をしながら実験を続けていました。

君がごと 若き力のなかりせば いかになるべき かかる仕事の (山極)

市川厚一の献身を知った山極は深く感謝し、
彼に生活費を与えたといいます。

山極勝三郎と市川厚一
このお二人こそが、今日のがん研究の礎を築いたのです。


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